保育園 -18-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | osanao | 4114 | C | 4.4 | 93.5% | 673.9 | 2978 | 205 | 60 | 2026/03/26 |
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問題文
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(かだんのほうへうめようかともおもったが、だれかにほりかえされるかもしれない。)
花壇の方へ埋めようかとも思ったが、誰かに掘り返されるかも知れない。
(それにおとうさんは「えんていに」といいながら、)
それにお父さんは「園庭に」と言いながら、
(えんていのまんなかをゆびさしてたのんでいたのだ。)
園庭の真ん中を指差して頼んでいたのだ。
(ふぇんすのねもとのあたりなどではなく、えんじたちがあそぶ)
フェンスの根元のあたりなどではなく、園児たちが遊ぶ
(そのえんていのまっただなかにうめてほしい。そういうきぼうなのだった。)
その園庭の真っ只中に埋めて欲しい。そういう希望なのだった。
(よしえせんせいはそのよる、くろうしてすこっぷであなをほり、)
由衣先生はその夜、苦労してスコップで穴を掘り、
(えんていのまんなかにぬいぐるみをうめた。)
園庭の真ん中にぬいぐるみを埋めた。
(そしてうえからつちをかぶせ、なんどもふんでそのつちをかためた。)
そして上から土を被せ、何度も踏んでその土を固めた。
(さいごにものおきからだしてきたとんぼでじならしをして、)
最後に物置から出してきたトンボで地ならしをして、
(ようやくそのさぎょうがおわった。)
ようやくその作業が終わった。
(どっとつかれがでて、のこっていたしょるいをしあげないまま、いえじについた。)
どっと疲れが出て、残っていた書類を仕上げないまま、家路についた。
(そんなことがあったすうじつごだ。)
そんなことがあった数日後だ。
(じゅういちじごろにあめがふりはじめ、わあわあさわぎながらこどもたちが)
十一時ごろに雨が降り始め、わあわあ騒ぎながら子どもたちが
(えんしゃにかけこんでいくのをにかいのいちさいじしつのまどからみていた。)
園舎に駆け込んでいくのを二階の一歳児室の窓から見ていた。
(あまあしはつよくなり、やがてどしゃふりになった。)
雨脚は強くなり、やがて土砂降りになった。
(うけもちのこどもたちにしょくじをさせ、そしてねかしつけているあいだは)
受け持ちの子どもたちに食事をさせ、そして寝かしつけている間は
(きはそぞろだった。)
気はそぞろだった。
(「あめでぬいぐるみがつちからでてきたらどうしよう」)
「雨でぬいぐるみが土から出てきたらどうしよう」
(しっかりふみかためたつもりでも、やっぱりまわりのじめんより)
しっかり踏み固めたつもりでも、やっぱり周りの地面より
(やわらかくてつちがながされてしまうのではないだろうか。)
柔らかくて土が流されてしまうのではないだろうか。
など
(そうおもうといてもたってもいられなかった。)
そう思うといてもたってもいられなかった。
(もしえんていにうめたぬいぐるみがえんちょうせんせいにでもみつかったら、おおめだまだ。)
もし園庭に埋めたぬいぐるみが園長先生にでも見つかったら、大目玉だ。
(ちかちゃんのおとうさんにどうしてもとたのまれた、といっても、)
ちかちゃんのお父さんにどうしてもと頼まれた、と言っても、
(そんないいわけがつうじないことはこれまでのつきあいでよくわかっている。)
そんな言い訳が通じないことはこれまでの付き合いでよく分かっている。
(こどもがみんなねてしまったあともしばらくまよっていたが、)
子どもがみんな寝てしまった後もしばらく迷っていたが、
(とうとうゆいせんせいはけついしてへやをでる。)
とうとう由衣先生は決意して部屋を出る。
(にかいからかいだんでおりると、)
二階から階段で降りると、
(すぐにげんかんのほうへむかうとじむしつからはみつからない。)
すぐに玄関の方へ向かうと事務室からは見つからない。
(かさたてからじぶんのあおいかさをてにとり、)
傘立てから自分の青い傘を手に取り、
(それをひろげながらさんだるをつっかけてそとへでる。)
それを広げながらサンダルをつっかけて外へ出る。
(そとはまだくろいくもにおおわれてうすぐらいが、あまあしはすこしよわまってきているようだ。)
外はまだ黒い雲に覆われて薄暗いが、雨脚は少し弱まって来ているようだ。
(ぬかるんだつちにあしをとられながらもようやくえんていのなかほどまでやってくる。)
ぬかるんだ土に足を取られながらもようやく園庭の中ほどまでやってくる。
(ぬいぐるみをうめたあたりだ。)
ぬいぐるみを埋めたあたりだ。
(しばらくかさをさしたまま、そのばでむすうのあめがたたくじめんをみまわしていたが、)
しばらく傘をさしたまま、その場で無数の雨が叩く地面を見回していたが、
(どうやらぬいぐるみはつちからでてきてはいないようだとはんだんする。)
どうやらぬいぐるみは土から出てきてはいないようだと判断する。
(だいじょうぶかな。)
大丈夫かな。
(すこしほっとしてげんかんのほうへもどっていく。あめにたしょうぬれてもはやあしでだ。)
少しホッとして玄関の方へ戻っていく。雨に多少濡れても早足でだ。
(もしこのおおあめのなか、そとにでていることをほかのせんせいにみつかると、)
もしこの大雨の中、外に出ていることを他の先生に見つかると、
(いいわけがめんどうだ。)
言い訳が面倒だ。
(もしみつかったら、かぎかなにかをおとしてしまってさがしにいったことにしよう。)
もし見つかったら、鍵かなにかを落としてしまって探しにいったことにしよう。
(そうかんがえながらあるいていると、ふいにしかいにしろいひかりがはしり、)
そう考えながら歩いていると、ふいに視界に白い光が走り、
(かんはついれずにかみなりがなった。)
間髪入れずに雷がなった。
(それほどおとはおおきくなかったが、かなりちかかったきがしておもわずふりむいた。)
それほど音は大きくなかったが、かなり近かった気がして思わず振り向いた。
(しかしとくにいへんはなかった。)
しかし特に異変はなかった。
(えんしゃにはやくもどろうと、げんかんにあしをむけかけたとき、いっしゅん、)
園舎に早く戻ろうと、玄関に足を向けかけたとき、一瞬、
(しかいのはしにあったきのえだにみどりいろのたおるがかかっているのがみえた・・・・・)
視界の端にあった木の枝に緑色のタオルがかかっているのが見えた・・・・・
(「わたしじゃないんです」)
「私じゃないんです」
(もういちどそういってゆいせんせいはすすりあげた。)
もう一度そう言って由衣先生は啜り上げた。
(へやにもどって、しばらくたってからえつこせんせいのひめいにおどろいてそとをみてみると、)
部屋に戻って、しばらく経ってから悦子先生の悲鳴に驚いて外を見てみると、
(あめがあがったえんていにまほうじんがえがかれていたのだという。)
雨があがった園庭に魔法陣が描かれていたのだという。
(さっきがいにみにいったときには、そんなものかげもかたちもなかったのに!)
さっき外に見に行った時には、そんなもの影も形もなかったのに!
(そうおもうとこわくなってしまった。)
そう思うと怖くなってしまった。
(じぶんがそとへでていたことをはなしてしまうと、)
自分が外へ出ていたことを話してしまうと、
(ぬいぐるみのことがばれてしまうかもしれない。)
ぬいぐるみのことがバレてしまうかも知れない。
(ましてまほうじんをえがいたはんにんにうたがわれてしまうかもしれないのだ。)
まして魔法陣を描いた犯人に疑われてしまうかも知れないのだ。
(ゆいせんせいは、そとへでたことをだまっていようとこころにきめた。)
由衣先生は、外へ出たことを黙っていようと心に決めた。
(えつこせんせいたちがかいきげんしょうせんもんのたんていにこのじけんのことをいらいするといって)
悦子先生たちが怪奇現象専門の探偵にこの事件のことを依頼するといって
(もりあがっていても、そっとしておいてほしいというきもちだったが、)
盛り上がっていても、そっとしておいて欲しいという気持ちだったが、
(なかまはずれにされることがこわくて、ながされるままにおかねもだし、)
仲間外れにされることが怖くて、流されるままにお金も出し、
(こうしてやすみのひにえんへでてきているのだった。)
こうして休みの日に園へ出て来ているのだった。