Re-sublimity

(はるかにそっとゆらめくうれいかっとうのきおくにうごかされ)

遥かにそっと揺らめく憂い葛藤の記憶に動かされ

(まぶたにずっとはりつくしろいぜっきょうにこごえた)

瞼にずっと張り付く白い絶叫に凍えた

(しずむつきのまよい)

沈む月の迷い

(そんざいはたしかにいまここに)

存在は確かに今ここに

(まっているのは)

待っているのは

(なみだなどもうながさない)

涙なども促さない

(ただだきあえるしゅんかん)

ただ抱き合える瞬間

(みえないきけないいえないまぼろしだけ)

見えない聞けない言えない幻だけ

(ときのむこうがわへとながされてまよいごになる)

時の向こう側へと流されて迷い子になる

(ゆるせぬねがい)

許せぬ願い

(こえだけゆびだけちかづくおんどだけ)

声だけ指だけ近づく温度だけ

(とどかぬおもいが)

届かぬ思いが

(ちぎられてよかぜをそめる)

千切られて夜風を染める

(そこはきっとまやかしとぐうぞうだってきがついてたそれなのに)

そこはきっとまやかしと偶像だって気が付いてたそれなのに

(ふかいざっそうのなかあまいみふっとみをゆだねた)

深い雑草のなか甘い実ふっと身をゆだねた

(のぼるたいようのまよい)

上る太陽の迷い

(ぐうぜんはひそかにしくまれた)

偶然はひそかに仕組まれた

(いっそひつぜん)

いっそ必然

(めのまえにいまさらされた)

目の前に今さらされた

(ふかくにゆがむかんじょう)

不覚に歪む感情

(なけないこせないわからないけつまつなど)

泣けない越せないわからない結末など

(どこへゆこうともただきみだけをまもりたくて)

どこへゆこうともただ君だけを守りたくて

(さからっている)

逆らっている

(いまだけかこだけつぐなうみらいだけ)

今だけ過去だけ償う未来だけ

(すくえるのならば)

救えるのならば

(かれはててきえてもいいと)

枯れ果てて消えてもいいと

(みえないきけないいえないまぼろしだけ)

見えない聞けない言えない幻だけ

(ときのむこうがわへとながされてまよいごになる)

時の向こう側へと流されて迷い子になる

(ゆるせぬねがい)

許せぬ願い

(こえだけゆびだけちかづくおんどだけ)

声だけ指だけ近づく温度だけ

(とどかぬおもいが)

届かぬ思いが

(ちぎられてよかぜをそめる)

千切られて夜風を染める

(かれはててきえてもいいと)

枯れ果てて消えてもいいと

(きみだけのひかりになると)

君だけの光になると