心霊写真 -6-

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プレイ回数39順位1243位  難易度(4.3) 3014打 長文 長文モードのみ
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 8002 8.1 98.3% 365.4 2973 49 62 2026/07/05
2 Jyo 6341 S 6.5 97.3% 457.3 2981 81 62 2026/07/05
3 Par2 4560 C++ 4.6 97.4% 634.8 2973 78 62 2026/07/05

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問題文

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(いまいましそうにしながらもしぶしぶもときたかいだんをのぼりはじめるししょうをみて、) 忌々しそうにしながらもしぶしぶ元きた階段を上り始める師匠を見て、 (なにもかんがえずにつきしたがう。) なにも考えずに付き従う。 (もどってきたぼくらと、そのうしろからぞろぞろとあらわれたおとこたちをみて、) 戻ってきた僕らと、その後ろからゾロゾロと現れた男たちを見て、 (おがわさんはかおをおおった。) 小川さんは顔を覆った。 (「ごめん」) 「ごめん」 (あやまるししょうに、「いや、ごめんはこっちだ」とおがわさんはちからなくかえした。) 謝る師匠に、「いや、ごめんはこっちだ」と小川さんは力なく返した。 (どあからつぎつぎとはいってくるおとこたちのさいごに、) ドアから次々と入ってくる男たちの最後に、 (いっしゅんじみなかっこうをしたおとこがはいってきた。) 一瞬地味な格好をした男が入ってきた。 (くろいだぶるのすーつだったが、ほかのおとこたちほどむなもとをひろげておらず、) 黒いダブルのスーツだったが、他の男たちほど胸元を広げておらず、 (しろのしゃつもしろのむじで、ねっくれすのたぐいもみにつけていなかった。) 白のシャツも白の無地で、ネックレスの類も身につけていなかった。 (さすがにねくたいこそしていなかったが、) さすがにネクタイこそしていなかったが、 (かみがたもぱんちなどではなく、ひかえめなながさのおーるばっくだった。) 髪型もパンチなどではなく、控えめな長さのオールバックだった。 (そしてくろぶちのめがねをしている。) そして黒縁の眼鏡をしている。 (このおがわちょうさじむしょがらみで、なんどかみたことがあるおとこだ。) この小川調査事務所がらみで、何度か見たことがある男だ。 (たしか「いしだぐみ」というなまえのぼうりょくだんのおとこ。) 確か「石田組」という名前の暴力団の男。 (そのなかでも、ふつうにまちであそんでいるだけではそうそうおめにかかれない、) その中でも、普通に街で遊んでいるだけではそうそうお目にかかれない、 (しんにくらいばしょにせいそくしているにんげんだった。) 真に暗い場所に生息している人間だった。 (「まつうらさん、これはなんだ」) 「松浦さん、これはなんだ」 (しょちょうがそのおとこにするどいくちょうでいう。) 所長がその男に鋭い口調で言う。 (「でんわでいったとおりだ。たむらをさがしている」) 「電話で言ったとおりだ。田村を探している」
など
(「こちらもでんわでいったとおりだ。ここしばらくみていない」) 「こちらも電話で言ったとおりだ。ここしばらく見ていない」 (いいかえしたしょちょうに、ちゃぱつのおとこがわめきこえをあげる。) 言い返した所長に、茶髪の男が喚き声を上げる。 (あにきになんてくちききやがる。) アニキになんて口ききやがる。 (そういったのだろうが、あまりにあたまのわるそうなどすのきかせかたをして、) そう言ったのだろうが、あまりに頭の悪そうなドスの利かせ方をして、 (ほとんどなにをいっているのかわからない。) ほとんど何を言っているのか分からない。 (「おがわさん。あなたがしらなくてもこちらはいっこうにかまわない。) 「小川さん。あなたが知らなくてもこちらは一向に構わない。 (このじむしょは、たむらとなにのかんけいもない。それがわかればいいんです」) この事務所は、田村と何の関係もない。それが分かればいいんです」 (まつうらというやくざはあごをしゃくってみせた。) 松浦というヤクザは顎をしゃくって見せた。 (たしかいしだぐみのわかがしらほさというやくしょくだったはずだ。) 確か石田組の若頭補佐という役職だったはずだ。 (おとこたちがしつないにちる。だいどころやといれ、ろっかー。) 男たちが室内に散る。台所やトイレ、ロッカー。 (にんげんひとりかくせるばしょなどかぎられている。) 人間一人隠せる場所など限られている。 (あっというまにおとこたちはてもちぶさたになった。) あっという間に男たちは手持ち無沙汰になった。 (「いないのはまちがいないようですね。) 「いないのは間違いないようですね。 (ではかれについてしっていることをおききしましょうか」) では彼について知っていることをお訊きしましょうか」 (そうして、まつうらはぼくとししょうとにこうごにめをやった。) そうして、松浦は僕と師匠とに交互に目をやった。 (「まつうらさん、それはだめだ」) 「松浦さん、それはだめだ」 (しょちょうはきょういちばんのひくいこえをだした。そしてじっとあいてのめをみつめる。) 所長は今日一番の低い声を出した。そしてじっと相手の目を見つめる。 (「だからてめえはだれにくちきいてんだっつってんだ」) 「だからてめえはだれにくちきいてんだっつってんだ」 (ちゃぱつがあたまをじょうげにふりながらいっぽまえにでた。) 茶髪が頭を上下に振りながら一歩前に出た。 (そのそばにいたごりらのようなかおのせのたかいくろふくがそれをおしとどめる。) そのそばにいたゴリラのような顔の背の高い黒服がそれを押しとどめる。 (そのとき、ぼくにもうすこしよゆうがあったなら、) その時、僕にもう少し余裕があったなら、 (よくきく「よいけいかんとわるいけいかん」のはなしのように。) よく聞く「良い警官と悪い警官」の話のように、 (らんぼうはわかものと、それをなだめておだやかにはなしをききだすべてらんの、) 乱暴は若者と、それをなだめて穏やかに話を訊き出すベテランの、 (それぞれのやくわりをこのばでもえんじているとかんじたかもしれない。) それぞれの役割をこの場でも演じていると感じたかも知れない。 (それにしても、ちゃぱつのわかものはいちばんちゃらいかっこうをしていて、) それにしても、茶髪の若者は一番チャラい格好をしていて、 (ほんしょくというよりはまちのちんぴらのようで、) 本職というよりは街のチンピラのようで、 (どちらかというと、あのごりらかおのおとこのほうに「わるいけいかん」やくをやられると、) どちらかというと、あのゴリラ顔の男の方に「悪い警官」役をやられると、 (ぼくのしんぞうはもっとちぢみあがったにちがいない。) 僕の心臓はもっと縮み上がったに違いない。 (「はなしをややこしくするな」) 「話をややこしくするな」 (ごりらかおのおとこはちゃぱつのおとこをこづいた。こづかれたほうはうらめしそうにしている。) ゴリラ顔の男は茶髪の男を小突いた。小突かれた方は恨めしそうにしている。 (「そう。はなしはしんぷるにいきましょう。たむらはきたのか、こなかったのか」) 「そう。話はシンプルに行きましょう。田村は来たのか、来なかったのか」 (まつうらはそういって、とけいをみた。ごついとけいだ。) 松浦はそう言って、時計を見た。ゴツイ時計だ。 (どうせおめがだかろれっくすだというかなまえで、) どうせオメガだかロレックスだというか名前で、 (むだにだいあもんどをちりばめて、せいみつとけいなみにねをつりあげた) 無駄にダイアモンドを散りばめて、精密時計並みに値を釣り上げた (ふせいみつとけいなのだろう。) 不精密時計なのだろう。 (「あまりながいもしてられないのでね。あとさんぷんはんくらいでおねがいします」) 「あまり長居もしてられないのでね。あと三分半くらいでお願いします」 (それは、ぼくらがくちをわるまでのじかんなのか、) それは、僕らが口を割るまでの時間なのか、 (それともわらせるまでのじかんのかきになった。) それとも割らせるまでの時間のか気になった。 (あのたむらというおとこにはなんのぎりだてもないので、) あの田村という男にはなんの義理立てもないので、 (げろするのにまったくやぶさかではなかったのだが、) ゲロするのに全くやぶさかではなかったのだが、 (いちど「しらない」とこたえているおがわさんのたちばがどうなるのか、) 一度「知らない」と答えている小川さんの立場がどうなるのか、 (それだけがきになってぼくはなにもいいだせないでいた。) それだけが気になって僕はなにも言い出せないでいた。
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