極楽荊姫
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歌詞(問題文)
(たがいのちにくをむさぼって)
互いの血肉を貪って
(いけどられるように)
生け捕られるように
(あいしあうことはかぎりなく)
愛し合うことは限りなく
(よろこびにちかづけど)
悦びに近づけど
(たいようのめぐみのままに)
天日の恵みのままに
(めぶきちるはなのさだめなど)
芽吹き散る花の定めなど
(わたしのまぶたはみず)
わたしの目蓋は見ず
(つきやみのじゅばくのいとに)
月闇の呪縛の糸に
(しばられたさかりのときを)
縛られた盛りの時を
(ひきのばそうとあがく)
引き延ばそうと足掻く
(いきなくちゃならない)
生きなくちゃならない
(ねむりのもりのそと)
眠りの森の外
(あなたをみかけても)
貴方を見掛けても
(すれちがう)
擦れ違う
(かめんのびしょうさえ)
仮面の微笑さえ
(かわしあうことなく)
交し合うことなく
(ふたつのちぶさのあわいさき)
ふたつの乳房の間裂き
(このこころわたせるなら)
この心渡せるなら
(すべてのあかしとひきかえに)
すべての証と引き換えに
(いっそとどめをねがえど)
いっそ止めを願えど
(くぐりゆくじごくのひとや)
潜りゆく地獄の獄
(そこにこそあるあんそくと)
其処にこそ在る安息と
(こうふくのぎゃっこうに)
幸福の逆光に
(おちたままあおぐそらには)
落ちたまま仰ぐ空には
(いまわしきはるかきょうしゅう)
忌まわしき遥か郷愁
(にどともどれなくとも)
二度と戻れなくとも
(ゆめすべてまぼろし)
夢すべてまぼろし
(いばらのもりのそと)
いばらの森の外
(だれもがのぞむものだけ)
誰もが望むものだけ
(まっていたなら)
待っていたなら
(このあいに)
この愛に
(であえなかったでしょう)
出逢えなかったでしょう
(いたみならふかくあるほど)
痛みなら深くあるほど
(ほむらにはひのはしらたち)
焔には緋の柱たち
(そのさきはてんじょうと)
その先は天上と
(しればこそあおぐそらには)
知ればこそ仰ぐ空には
(いとおしきいんえいのかげ)
愛惜しき陰翳の影
(このみにうけうつして)
この身に受け写して
(いきなくちゃならない)
生きなくちゃならない
(ねむりのもりのそと)
眠りの森の外
(あなたをみかけても)
貴方を見掛けても
(いきちがう)
行き違う
(かめんのしたつたう)
仮面の下伝う
(しずくはあまくとも)
滴は甘くとも