ローズ家の双子達

(きらきらとあるくのよ)

きらきらと歩くのよ

(ふりるのぱにえ)

フリルのパニエ

(はなちらすようにひるがえしながら)

花散らすように翻しながら

(ああかれんどこまでも)

ああ可憐　どこまでも

(くるくるとおどるかげ)

くるくると踊る影

(れえすのぱらそる)

レエスのパラソル

(しろいくつのしたでまわる)

白い靴の下で回る

(かいてんもくばのちきゅう)

回転木馬の地球

(せかいはろーずがーでん)

世界はローズガーデン

(つぼみつけたあーちつづく)

蕾付けたアーチつづく

(くぐるたびからみつく)

くぐるたび絡みつく

(ひすいのつるととげが)

翡翠のツルとトゲが

(なんどもはるはくる)

何度も春は来る

(わたしたちはせいちょうする)

わたしたちは成長する

(あまいちをすいながら)

甘い血を吸いながら

(さくべにばらとおなじように)

咲く紅ばらと同じように

(きよくうつくしく)

清く美しく

(ちょっぴりいじわるく)

ちょっぴり意地悪く

(おんなのこにうまれたのなら)

女の子に生まれたのなら

(りんりんとうたうのよ)

りんりんと歌うのよ

(しゃむねこだいて)

シャム猫抱いて

(りぼんのくびわにくさりはいらない)

リボンの首輪に鎖はいらない

(ああこうきじゆうなの)

ああ高貴　自由なの

(らんらんとかがやけるひとみがえらぶ)

らんらんと輝ける瞳が選ぶ

(きれいなものだけをはんで)

綺麗なものだけを喰んで

(このこころはいきている)

このココロは生きている

(となえるはなことば)

唱える花言葉

(わたしたちはしっているの)

わたしたちは知っているの

(どれほどひかりみちる)

どれほど光満ちる

(あすよりいまがしあわせか)

未来(あす)より今が幸せか

(めくるつつみがみ)

めくる包み紙

(かじるさとうがし)

かじる砂糖菓子

(あじみをするよりたべきって)

味見をするより食べきって

(くらくらとこいをする)

くらくらと恋をする

(しるくはっとのうさぎ)

シルクハットのウサギ

(とびだしてゆくえふめいなの)

飛び出して行方不明なの

(ああむじょうもどらない)

ああ無常　戻らない

(はらはらとないてみる)

はらはらと泣いてみる

(こぼれるはにー)

こぼれるハニー

(ぬれたくちびるはべえぜと)

濡れたくちびるはベエゼと

(うそつくためにあるけど)

嘘つくためにあるけど

(むねにあるもんしょうは)

胸にある紋章は

(えいえんのばら)

永遠のばら

(きらきらとあるくのよ)

きらきらと歩くのよ

(ふりるのぱにえ)

フリルのパニエ

(はなちらすようにひるがえしながら)

花散らすように翻しながら

(ああかれんどこまでも)

ああ可憐　どこまでも

(くるくるとおどるかげ)

くるくると踊る影

(れえすのぱらそる)

レエスのパラソル

(しろいくつのしたでまわる)

白い靴の下で回る

(かいてんもくばのちきゅう)

回転木馬の地球

(りんりんとうたうのよ)

りんりんと歌うのよ

(かなりあのように)

カナリアのように

(ぎんのかごはつきのひかりゆくふね)

銀の篭は月の光ゆく舟

(ああゆうがわたりましょう)

ああ優雅　渡りましょう

(らんらんとかがやけるひとみはやどす)

らんらんと輝ける瞳は宿す

(どうかいまはまだきれいなものだけ)

どうか今はまだ綺麗なものだけ

(かみさまみせて)

神さま見せて