小説長文8! 第一話
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恋愛小説系です!「君の隣で見る世界」第一話
小説なので、全然見るだけでもだいじょぶですっ!
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | おーすぁま | 8126 | 神(SS++) | 8.2 | 98.0% | 314.9 | 2612 | 53 | 100 | 2026/08/06 |
| 2 | berry | 7339 | 神(SS+) | 7.4 | 98.2% | 345.0 | 2579 | 47 | 100 | 2026/07/28 |
| 3 | omochi | 6550 | 神 | 6.8 | 96.0% | 381.8 | 2608 | 107 | 100 | 2026/07/28 |
| 4 | モエ | 6395 | 光(SS++) | 6.5 | 97.8% | 399.5 | 2613 | 58 | 100 | 2026/07/28 |
| 5 | りく | 6273 | 光(SS++) | 6.4 | 97.9% | 415.4 | 2663 | 57 | 100 | 2026/08/23 |
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問題文
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(はるのかぜが、こうもんのさくらをゆらしていた。)
春の風が、校門の桜を揺らしていた。
(こうこうにねんせいになったわたしは、あたらしいくらすひょうをながめながらちいさくいきをはいた。)
高校二年生になった私は、新しいクラス表を眺めながら小さく息を吐いた。
(あたらしいきょうしつ。)
新しい教室。
(あたらしいともだち。)
新しい友達。
(あたらしいいちねん。)
新しい一年。
(きっと、きょねんとおなじようにへいぼんなまいにちがはじまる。)
きっと、去年と同じように平凡な毎日が始まる。
(そうおもっていた。)
そう思っていた。
(このひ、あのひとにであうまでは。)
この日、あの人に出会うまでは。
(きょうしつへむかうとちゅう、ろうかのむこうからひとりのだんしせいとがあるいてきた。)
教室へ向かう途中、廊下の向こうから一人の男子生徒が歩いてきた。
(まわりのひとがしぜんとかれをみる。)
周りの人が自然と彼を見る。
(きんいろのかみ。)
金色の髪。
(あおみがかったひとみ。)
青みがかった瞳。
(にほんじんとはすこしちがうふんいき。)
日本人とは少し違う雰囲気。
(だけど、めだとうとしているかんじはなかった。)
だけど、目立とうとしている感じはなかった。
(ともだちとたのしそうにわらいながらあるいている。)
友達と楽しそうに笑いながら歩いている。
(そのときだった。)
その時だった。
(かれのまえをあるいていたいちねんせいが、ぷりんとをおとした。)
彼の前を歩いていた一年生が、プリントを落とした。
(「あ。」)
「あ。」
(きづいたかれは、すぐにしゃがんでぷりんとをひろった。)
気付いた彼は、すぐにしゃがんでプリントを拾った。
(「これ、おとしたよ。」)
「これ、落としたよ。」
など
(「ありがとうございます!」)
「ありがとうございます!」
(「きをつけてね。」)
「気をつけてね。」
(たったそれだけ。)
たったそれだけ。
(ほんのすうびょうのできごと。)
ほんの数秒の出来事。
(でも、なぜかわたしはそのすがたからめをはなせなかった。)
でも、なぜか私はその姿から目を離せなかった。
(みためがきれいだから。)
見た目が綺麗だから。
(めずらしいかみいろだから。)
珍しい髪色だから。
(さいしょはそうおもった。)
最初はそう思った。
(でも、ちがった。)
でも、違った。
(かれのやさしさが、わたしのこころにのこった。)
彼の優しさが、私の心に残った。
(「もも、なにぼーっとしてるの?」)
「モモ、何ぼーっとしてるの?」
(ともだちのこえでわれにかえる。)
友達の声で我に返る。
(「え?」)
「え?」
(「さっきからあのだんしみてたでしょ。」)
「さっきからあの男子見てたでしょ。」
(「みてないよ!」)
「見てないよ!」
(おもわずひていした。)
思わず否定した。
(でも、かおがあつくなるのがわかった。)
でも、顔が熱くなるのが分かった。
(「ぜったいみてたじゃん。」)
「絶対見てたじゃん。」
(ともだちはわらう。)
友達は笑う。
(「ちなみにあのひと、にかいどうるいくんだよ。」)
「ちなみにあの人、二階堂ルイくんだよ。」
(「にかいどう......るいくん?」)
「二階堂......ルイくん?」
(そのなまえを、わたしはこころのなかでなんどもくりかえした。)
その名前を、私は心の中で何度も繰り返した。
(そして。)
そして。
(まさかおなじくらすになるなんて、そのときのわたしはしらなかった。)
まさか同じクラスになるなんて、その時の私は知らなかった。
(きょうしつにはいると、こくばんにせきじゅんがかかれていた。)
教室に入ると、黒板に席順が書かれていた。
(じぶんのなまえをさがす。)
自分の名前を探す。
(そして、そのとなり。)
そして、その隣。
(そこにあったなまえをみて、わたしはいっしゅんかたまった。)
そこにあった名前を見て、私は一瞬固まった。
(さくらもも。)
桜モモ。
(そのとなりには。)
その隣には。
(にかいどうるい。)
二階堂ルイ。
(「......うそ。」)
「......嘘。」
(ちいさくつぶやいた。)
小さく呟いた。
(「どうしたの?」)
「どうしたの?」
(ともだちがふしぎそうにきく。)
友達が不思議そうに聞く。
(「なんでもない。」)
「なんでもない。」
(わたしはあわててせきにすわった。)
私は慌てて席に座った。
(しばらくすると、となりのせきからこえがした。)
しばらくすると、隣の席から声がした。
(「よろしく。」)
「よろしく。」
(ふりむく。)
振り向く。
(そこには、さっきのだんしがいた。)
そこには、さっきの男子がいた。
(「おれ、にかいどうるい。」)
「俺、二階堂ルイ。」
(「しってる...」)
「知ってる...」
(おもわずくちにだしてしまった。)
思わず口に出してしまった。
(「え?」)
「え?」
(「あ、いや!おなじくらすだから!」)
「あ、いや!同じクラスだから!」
(あわてていいなおす。)
慌てて言い直す。
(るいはすこしわらった。)
ルイは少し笑った。
(「そっか。」)
「そっか。」
(そのえがおをみたしゅんかん。)
その笑顔を見た瞬間。
(またむねがどきっとした。)
また胸がドキッとした。
(それから、わたしたちはすこしずつはなすようになった。)
それから、私たちは少しずつ話すようになった。
(「ももってどくしょすき?」)
「モモって読書好き?」
(「うん。けっこうよむよ。」)
「うん。結構読むよ。」
(「おれもすき。」)
「俺も好き。」
(「いがい。」)
「意外。」
(「よくいわれる。」)
「よく言われる。」
(やすみじかんのみじかいかいわ。)
休み時間の短い会話。
(じゅぎょうちゅうのちいさなやりとり。)
授業中の小さなやり取り。
(かえりみちでぐうぜんいっしょになるじかん。)
帰り道で偶然一緒になる時間。
(ぜんぶ、とくべつだった。)
全部、特別だった。
(でも、わたしはわかっていた。)
でも、私は分かっていた。
(るいにとってわたしは、ただのくらすめいと。)
ルイにとって私は、ただのクラスメイト。
(なかのいいじょしともだち。)
仲の良い女子友達。
(きっと、それいじょうではない。)
きっと、それ以上ではない。
(それでも、わたしはかれとはなせるだけでうれしかった。)
それでも、私は彼と話せるだけで嬉しかった。
(ほうかご、ゆうやけにそまるきょうしつで、るいがまどのそとをみながらいった。)
放課後、夕焼けに染まる教室で、ルイが窓の外を見ながら言った。
(「このがっこう、おもったよりたのしいかも。」)
「この学校、思ったより楽しいかも。」
(「そう?」)
「そう?」
(「うん。」)
「うん。」
(「ももがはなしかけてくれたからかな。」)
「モモが話しかけてくれたからかな。」
(そのひとことだけで、むねがいっぱいになった。)
その一言だけで、胸がいっぱいになった。
(わたしはしらなかった。)
私は知らなかった。
(このなにげないいちにちが。)
この何気ない一日が。
(これからはじまるながいこいの、さいしょのいちぺーじになることを。)
これから始まる長い恋の、最初の一ページになることを。
(はるのさくらがまうこうてい。)
春の桜が舞う校庭。
(きんいろのかみのしょうねん。)
金色の髪の少年。
(そして、いっしゅんでこころをうばわれたわたし。)
そして、一瞬で心を奪われた私。
(あのひから。)
あの日から。
(わたしのせかいは、すこしずつかわりはじめた。)
私の世界は、少しずつ変わり始めた。