小説長文8! 第九話
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」第九話
小説なので、全然見るだけでもだいじょぶですっ!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | デコポン | 6313 | 光(SS++) | 6.5 | 97.0% | 364.6 | 2375 | 73 | 83 | 2026/09/05 |
| 2 | ああ | 6204 | 光(SS+) | 6.5 | 95.4% | 373.6 | 2435 | 117 | 83 | 2026/08/30 |
| 3 | まろ | 5725 | 光(S+) | 5.9 | 96.1% | 410.3 | 2446 | 97 | 83 | 2026/09/12 |
| 4 | なお氏 | 5280 | 光 | 5.4 | 96.9% | 436.7 | 2382 | 76 | 83 | 2026/08/27 |
| 5 | えび | 5172 | 王(SS++) | 5.2 | 97.8% | 459.9 | 2433 | 54 | 83 | 2026/08/27 |
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問題文
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(しゅうがくりょこうからかえってきたよくしゅう、わたしはずっとおちつかなかった。)
修学旅行から帰ってきた翌週、私はずっと落ち着かなかった。
(るいにきもちをつたえるときめたのに、いざほんにんをまえにするときんちょうしてしまう。)
ルイに気持ちを伝えると決めたのに、いざ本人を前にすると緊張してしまう。
(「もも、おはよう。」)
「モモ、おはよう。」
(「お、おはよう、るいくん。」)
「お、おはよう、ルイくん。」
(いつものあいさつ。)
いつもの挨拶。
(いつものえがお。)
いつもの笑顔。
(でも、きょうのわたしはいつもとはちがう。)
でも、今日の私はいつもとは違う。
(ほうかごになったら、ぜったいにつたえる。)
放課後になったら、絶対に伝える。
(そうこころにきめて、いちにちをすごした。)
そう心に決めて、一日を過ごした。
(じゅぎょうがおわり、きょうしつからすこしずつひとがいなくなる。)
授業が終わり、教室から少しずつ人がいなくなる。
(わたしはせきをたち、るいのところへむかった。)
私は席を立ち、ルイのところへ向かった。
(「るいくん。」)
「ルイくん。」
(「ん?」)
「ん?」
(「すこし、はなしたいことがあるの。」)
「少し、話したいことがあるの。」
(「わかった。」)
「分かった。」
(ふたりでだれもいないろうかへむかう。)
二人で誰もいない廊下へ向かう。
(ゆうがたのこうしゃはしずかで、まどからおれんじいろのひかりがさしこんでいた。)
夕方の校舎は静かで、窓からオレンジ色の光が差し込んでいた。
(わたしはなんどもしんこきゅうする。)
私は何度も深呼吸する。
(「どうしたの?」)
「どうしたの?」
(るいがやさしくきく。)
ルイが優しく聞く。
など
(「わたし......。」)
「私......。」
(こえがふるえる。)
声が震える。
(「るいくんのことがすき。」)
「ルイくんのことが好き。」
(いった。)
言った。
(ずっとこころのなかにしまっていたきもちを、ようやくことばにした。)
ずっと心の中にしまっていた気持ちを、ようやく言葉にした。
(「ともだちとしてじゃなくて、おとこのことしてすき。」)
「友達としてじゃなくて、男の子として好き。」
(るいはおどろいたようにめをみひらいた。)
ルイは驚いたように目を見開いた。
(なんびょうかのちんもくがつづく。)
何秒かの沈黙が続く。
(わたしはこわくなった。)
私は怖くなった。
(やっぱり、だめなのかな。)
やっぱり、駄目なのかな。
(ともだちにもどれなくなったらどうしよう。)
友達に戻れなくなったらどうしよう。
(そんなふあんがむねいっぱいにひろがる。)
そんな不安が胸いっぱいに広がる。
(そのとき、るいがちいさくいきをはいた。)
その時、ルイが小さく息を吐いた。
(「......そっか。」)
「......そっか。」
(わたしはうつむいたまま、つぎのことばをまつ。)
私は俯いたまま、次の言葉を待つ。
(「ありがとう、もも。」)
「ありがとう、モモ。」
(そのこえは、いつもよりすこしだけふるえていた。)
その声は、いつもより少しだけ震えていた。
(「おれも、もものことがすき。」)
「俺も、モモのことが好き。」
(「......え?」)
「......え?」
(わたしはおもわずかおをあげた。)
私は思わず顔を上げた。
(「ほんとうに?」)
「本当に?」
(「ほんとう。」)
「本当。」
(るいがすこしてれながらわらう。)
ルイが少し照れながら笑う。
(「ずっといいたかった。」)
「ずっと言いたかった。」
(「でも、るいくんにはすきなひとがいるって......。」)
「でも、ルイくんには好きな人がいるって......。」
(「あれ、うそじゃないよ。」)
「あれ、嘘じゃないよ。」
(「え?」)
「え?」
(「すきなひとがいるから、こくはくをことわってた。」)
「好きな人がいるから、告白を断ってた。」
(わたしはいきをのむ。)
私は息をのむ。
(「そのすきなひとって......。」)
「その好きな人って......。」
(「もも。」)
「モモ。」
(そのひとことで、あたまのなかがまっしろになった。)
その一言で、頭の中が真っ白になった。
(「......わたし?」)
「......私?」
(「うん。」)
「うん。」
(るいはうなずいた。)
ルイは頷いた。
(「さいしょはなかのいいともだちだとおもってた。でも、いっしょにいるじかんがふえるたび、)
「最初は仲のいい友達だと思ってた。でも、一緒にいる時間が増えるたび、
(もっともものことをしりたいっておもうようになった。」)
もっとモモのことを知りたいって思うようになった。」
(「だから、ほかのひとにこくはくされてもことわってたの?」)
「だから、他の人に告白されても断ってたの?」
(「うん。」)
「うん。」
(わたしはむねがいっぱいになって、めになみだがうかんだ。)
私は胸がいっぱいになって、目に涙が浮かんだ。
(「わたし、ずっとるいくんにとってただのともだちだとおもってた。」)
「私、ずっとルイくんにとってただの友だちだと思ってた。」
(「おれも、そうおもわせちゃってたんだね。」)
「俺も、そう思わせちゃってたんだね。」
(「うん。」)
「うん。」
(ふたりですこしわらう。)
二人で少し笑う。
(「じゃあ......。」)
「じゃあ......。」
(わたしはゆうきをふりしぼる。)
私は勇気を振り絞る。
(「わたしとつきあってくれる?」)
「私と付き合ってくれる?」
(るいはいっしゅんだけおどろいたあと、やさしくわらった。)
ルイは一瞬だけ驚いたあと、優しく笑った。
(「もちろん。」)
「もちろん。」
(そのしゅんかん、むねのおくにたまっていたふあんがぜんぶきえていった。)
その瞬間、胸の奥に溜まっていた不安が全部消えていった。
(うれしくて、あんしんして、なみだがこぼれる。)
嬉しくて、安心して、涙がこぼれる。
(「ないてる?」)
「泣いてる?」
(「だって......うれしいんだもん。」)
「だって......嬉しいんだもん。」
(「おれもうれしい。」)
「俺も嬉しい。」
(まどのそとでは、ゆうひがゆっくりしずんでいく。)
窓の外では、夕日がゆっくり沈んでいく。
(きょうまでともだちだったふたりのかんけいは、このひをさかいにかわった。)
今日まで友達だった二人の関係は、この日を境に変わった。
(これからは、もっとちかくでわらえる。)
これからは、もっと近くで笑える。
(もっとちかくでおなじじかんをすごせる。)
もっと近くで同じ時間を過ごせる。
(わたしはとなりにいるるいをみつめた。)
私は隣にいるルイを見つめた。
(「これから、よろしくね。」)
「これから、よろしくね。」
(「うん。こちらこそ。」)
「うん。こちらこそ。」
(そのえがおをみながら、わたしはおもった。)
その笑顔を見ながら、私は思った。
(ひとめぼれからはじまったこのこいが、きょうようやく、ほんとうのいみではじまったのだ。)
一目惚れから始まったこの恋が、今日ようやく、本当の意味で始まったのだ。