小説長文8! 第五話
恋愛小説系です!「君と隣で見る世界」第五話
小説なので、全然見るだけでもだいじょぶですっ!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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問題文
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(まちにまったぶんかさいとうじつがやってきた。)
待ちに待った文化祭当日がやってきた。
(あさからこうないはたくさんのひとでにぎわい、ろうかにはわらいごえがひびいている。)
朝から校内はたくさんの人でにぎわい、廊下には笑い声が響いている。
(わたしはせいふくのうえからえぷろんをつけ、じぶんたちのくらすのきっさてんへむかった。)
私は制服の上からエプロンをつけ、自分たちのクラスの喫茶店へ向かった。
(「おはよう、もも。」)
「おはよう、モモ。」
(きょうしつにはいると、すでにるいがじゅんびをしていた。)
教室に入ると、すでにルイが準備をしていた。
(「おはよう、るいくん。」)
「おはよう、ルイくん。」
(「きょう、なんかいつもよりたのしそう。」)
「今日、なんかいつもより楽しそう。」
(「だってぶんかさいだもん。」)
「だって文化祭だもん。」
(わたしはわらった。)
私は笑った。
(ほんとうは、るいといっしょにすごせることがいちばんうれしかった。)
本当は、ルイと一緒に過ごせることが一番嬉しかった。
(かいてんすると、すぐにたくさんのおきゃくさんがやってきた。)
開店すると、すぐにたくさんのお客さんがやってきた。
(わたしはちゅうもんをとり、るいはりょうりをはこぶ。)
私は注文を取り、ルイは料理を運ぶ。
(「もも、さんばんてーぶるおねがい!」)
「モモ、三番テーブルお願い!」
(「わかった!」)
「分かった!」
(「るい、こっちも!」)
「ルイ、こっちも!」
(「いまいく!」)
「今行く!」
(いそがしいじかんがつづいたけれど、ふしぎとつかれはかんじなかった。)
忙しい時間が続いたけれど、不思議と疲れは感じなかった。
(しばらくして、ようやくきゅうけいじかんになる。)
しばらくして、ようやく休憩時間になる。
(わたしはなかにわのべんちにすわり、おおきくいきをはいた。)
私は中庭のベンチに座り、大きく息を吐いた。
(「おつかれ。」)
「お疲れ。」
など
(となりにるいがすわる。)
隣にルイが座る。
(「るいくんもおつかれさま。」)
「ルイくんもお疲れ様。」
(「きょう、すごいいそがしいね。」)
「今日、すごい忙しいね。」
(「うん。でもたのしい。」)
「うん。でも楽しい。」
(「おれも。」)
「俺も。」
(ふたりでこうていをながめる。)
二人で校庭を眺める。
(あちこちからおんがくやわらいごえがきこえてくる。)
あちこちから音楽や笑い声が聞こえてくる。
(「こういうの、いいよね。」)
「こういうの、いいよね。」
(るいがつぶやいた。)
ルイが呟いた。
(「うん。」)
「うん。」
(「らいねんもまたやりたいな。」)
「来年もまたやりたいな。」
(そのことばに、わたしはすこしだけさびしくなった。)
その言葉に、私は少しだけ寂しくなった。
(らいねんもおなじようにすごせるとはかぎらない。)
来年も同じように過ごせるとは限らない。
(でも、それをいうのはやめた。)
でも、それを言うのはやめた。
(「らいねんもいっしょにできたらいいね。」)
「来年も一緒にできたらいいね。」
(「うん、ぜったい。」)
「うん、絶対。」
(るいがわらう。)
ルイが笑う。
(そのえがおをみて、わたしはむねがいっぱいになった。)
その笑顔を見て、私は胸がいっぱいになった。
(ごごになり、わたしたちのくらすはさらにいそがしくなった。)
午後になり、私たちのクラスはさらに忙しくなった。
(わたしはいそいでのみものをはこんでいた。)
私は急いで飲み物を運んでいた。
(すると、ゆかにおかれていたはこにあしをひっかけた。)
すると、床に置かれていた箱に足を引っかけた。
(「あぶない!」)
「危ない!」
(つぎのしゅんかん、るいがわたしのうでをつかんだ。)
次の瞬間、ルイが私の腕をつかんだ。
(「だいじょうぶ?」)
「大丈夫?」
(「う、うん......。」)
「う、うん......。」
(「よかった。」)
「よかった。」
(ちかい。)
近い。
(うでをつかまれているだけなのに、しんぞうがおおきくなっている。)
腕をつかまれているだけなのに、心臓が大きく鳴っている。
(「ありがとう。」)
「ありがとう。」
(「きをつけてね。」)
「気をつけてね。」
(るいはそういってわらった。)
ルイはそう言って笑った。
(そのひのぶんかさいは、あっというまにおわった。)
その日の文化祭は、あっという間に終わった。
(かたづけがおわり、きょうしつにのこっていたのはわたしたちふたりだけだった。)
片付けが終わり、教室に残っていたのは私たち二人だけだった。
(「おわっちゃったね。」)
「終わっちゃったね。」
(「うん。」)
「うん。」
(すこしさびしい。)
少し寂しい。
(もっとるいといっしょにいたかった。)
もっとルイと一緒にいたかった。
(まどのそとでは、ゆうやけがこうていをあかくそめていた。)
窓の外では、夕焼けが校庭を赤く染めていた。
(「もも。」)
「モモ。」
(「なに?」)
「なに?」
(「きょう、ずっとたのしそうだったね。」)
「今日、ずっと楽しそうだったね。」
(「うん。すごくたのしかった。」)
「うん。すごく楽しかった。」
(「おれもたのしかった。」)
「俺も楽しかった。」
(るいはすこしだけだまってから、やさしくわらった。)
ルイは少しだけ黙ってから、優しく笑った。
(「ももといっしょにできてよかった。」)
「モモと一緒にできてよかった。」
(そのことばをきいたしゅんかん、むねがあつくなった。)
その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなった。
(ともだちとしていっているだけなのかもしれない。)
友達として言っているだけなのかもしれない。
(それでも、わたしはうれしかった。)
それでも、私は嬉しかった。
(「わたしも、るいくんといっしょでよかった。」)
「私も、ルイくんと一緒でよかった。」
(ふたりでわらう。)
二人で笑う。
(ぶんかさいはおわった。)
文化祭は終わった。
(でも、わたしのなかではなにかがかわりはじめていた。)
でも、私の中では何かが変わり始めていた。
(るいをもっとちかくでみていたい。)
ルイをもっと近くで見ていたい。
(もっといっしょにいたい。)
もっと一緒にいたい。
(そんなきもちが、いままでよりずっとつよくなっていた。)
そんな気持ちが、今までよりずっと強くなっていた。
(そして、このひをきっかけに、わたしはきめた。)
そして、この日をきっかけに、私は決めた。
(いつかかならず、じぶんのきもちをるいにつたえよう、と。)
いつか必ず、自分の気持ちをルイに伝えよう、と。