星図鑑~バビロニアの羊飼い~
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問題文
(5000ねんぐらいむかし、にしあじあのめそぽたみあ(げんざいのいらくのあたり)に、)
5000年ぐらい昔、西アジアのメソポタミア(現在のイラクのあたり)に、
(しゅめーるじんがすみついてのうぎょうやぼくちくをいとなんでいました。このちほうから、)
シュメール人が住みついて農業や牧畜をいとなんでいました。この地方から、
(いまつかわれているせいざのもとがはじまったといわれています。)
いま使われている星座のもとが始まったといわれています。
(ひとびとは、ほしたちが、ゆっくりうごいているけれども、おたがいのならびかたはすこしも)
人々は、星たちが、ゆっくり動いているけれども、お互いの並び方は少しも
(かわらないことにきづいていました。ほしのならびかたはいろいろで、)
変わらないことに気づいていました。星の並び方はいろいろで、
(あかるい7つのほしがおおきなひしゃくのようにならんでいるものもあり、また、)
明るい7つの星が大きなひしゃくのように並んでいるものもあり、また、
(あまりあかるくないほしたちが、うねうねとへびのようなかたちに)
あまり明るくない星たちが、うねうねと蛇のような形に
(ならんでいるものもありあます。)
並んでいるものもあります。
(よどおし、ひつじのばんをしているひつじかいたちは、「このごろはあの7つのほしが、)
夜通し、羊の番をしている羊飼いたちは、「このごろはあの7つの星が、
(むこうのやまのうえにみえるころには、そろそろよあけがちかい」というように、)
向こうの山の上に見えるころには、そろそろ夜明けが近い」というように、
(ほしのうごきでじこくをしるようになりました。のうみんは「へびのようにならんでいる)
星の動きで時刻を知るようになりました。農民は「蛇のように並んでいる
(ほしが、ひのしずんだあとみなみのそらにみえはじめると、はるがきて、そろそろたねまきの)
星が、日の沈んだあと南の空に見え始めると、春が来て、そろそろ種まきの
(したくをしなければ」というように、きせつのうつりかわりをほしによって)
したくをしなければ」というように、季節の移り変わりを星によって
(しることをおぼえました。)
知ることを覚えました。
(それから、つきやわくせいのように、ふつうのほし(こうせい)のあいだをうごいてゆくように)
それから、月や惑星のように、ふつうの星(恒星)の間を動いてゆくように
(みえるてんたいのいちをしめすのにも、ほしのならびかたをきちんとおぼえたり、)
見える天体の位置を示すのにも、星の並び方をきちんと覚えたり、
(いいあらわしたりするほうほうがひつようでした。)
言い表したりする方法が必要でした。
(そこでひとびとは、じぶんたちのみぢかにあるどうぐやどうぶつ、またみんぞくのあいだで)
そこで人々は、自分たちの身近にある道具や動物、また民族の間で
(かたりつたえられているものがたりにでてくるじんぶつなどを、こうせいのならびかたのかたちに)
語り伝えられている物語に出てくる人物などを、恒星の並び方の形に
(あてはめてよぶようになりました。これが「せいざ」のはじまりで、)
当てはめて呼ぶようになりました。これが「星座」の始まりで、
(めそぽたみあちほうにあったばびろにあじんのつかっていたせいざのいくつかは、)
メソポタミア地方にあったバビロニア人の使っていた星座のいくつかは、
(げんざいでもつかわれています。)
現在でも使われています。
(ばびろにあのほかの、いろいろなふるいみんぞくも、それぞれじぶんたちのせいざを)
バビロニアのほかの、いろいろな古い民族も、それぞれ自分たちの星座を
(もっていました。そのなかでも、えじぷとのせいざはばびろにあのとかなり)
もっていました。その中でも、エジプトの星座はバビロニアのとかなり
(にていますが、ちゅうごくのせいざはまったくちがったものです。)
似ていますが、中国の星座は全く違ったものです。