トオトロジイダウトフル

(あいかわらずぼくはつきがにげるまで)

相変わらず僕は月が迯る迄

(かんじょうばいばいげーむ)

感情倍倍ゲーム

(いっさいがっさいのけつろんなんてないさ)

一切合切の結論なんて無いさ

(もうこのままどうなったっていい)

もうこの儘如何成ったって良い

(からかいはやめてくれないか！)

揶揄いは止めてくれないか！

(ひよこをくちにくわえてきょうも)

雛を口に啣えて今日も

(ぼうよみのにゅーすきゃすたーはいう)

棒読のニュースキャスターは云う

(ひとがしにました)

「ひとがしにました」

(ぎぜんはかってとうた)

偽善圖って淘汰

(あくやくのあくやくはあくやくじゃないか)

悪役の悪役は悪役じゃないか

(きばいにきえるぼくたちはいつか)

木灰に消るぼく達は何時か

(きみょうなあかいけつえきをのこして)

奇妙な赤い血液を残して

(きれいなしろいくうはくのせいで)

奇麗な白い空白のせいで

(きのうのよるからずつうがいたいんだ！)

昨日の夜から頭痛が痛いんだ！

(とおとろじいぼくはいつからぼくだっけ)

トオトロジイぼくは何時からぼくだっけ

(ほんとうのぼくはぼくじゃないんだっけ)

本当のぼくはぼくじゃないんだっけ

(とおとろじいぼくにおしえてくれないか)

トオトロジイぼくに教えてくれないか

(ほんとうのこと)

本当のこと

(しわすまつじつのしんや)

師走末日の深夜

(えんとつのかいぶつはしんでしまう)

煙突の怪物は死んで仕舞う

(はだしのままねむったぼくはぞうか)

裸足の儘眠ったぼくは造花

(にせもののにせものはにせものじゃないか)

偽物の偽物は偽物じゃないか

(こめかみをねらうきげきのような)

顳顬を狙う喜劇の様な

(くだらないてつがくにいさんをおぼえて)

下らない哲學に胃酸を憶えて

(かれんなあおいすいちゅうのなかで)

可憐な青い水中の中で

(きみはおおきなはんざいをおかした！)

君は大きな犯罪を犯した！

(とおとろじいぼくはいつからぼくだっけ)

トオトロジイぼくは何時からぼくだっけ

(ほんとうのはんたいはほんとうじゃないんだっけ)

本当の反対は本当じゃないんだっけ

(とおとろじいぼくにおしえてくれないか)

トオトロジイぼくに教えてくれないか

(たんじゅんなこと)

單純なこと

(とおとろじいぼくはいつからぼくだっけ)

トオトロジイぼくは何時からぼくだっけ

(ほんとうのぼくはぼくじゃないんだっけ)

本当のぼくはぼくじゃないんだっけ

(とおとろじいぼくにおしえてくれないか)

トオトロジイぼくに教えてくれないか

(ほんとうのこと)

本当のこと

(とおとろじいぼくはいつからぼくだっけ)

トオトロジイぼくは何時からぼくだっけ

(ほんとうのぼくはどこにもいないんだっけ)

本当のぼくは何處にも居ないんだっけ

(とおとろじいぼくにおしえてくれないか)

トオトロジイぼくに教えてくれないか

(ほんとうのぼくを)

本当の僕を