タイピング~KING OF ZIPANGU
関連タイピング
-
プレイ回数2951106打
-
プレイ回数1242長文かな1056打
-
プレイ回数2138長文2291打
-
プレイ回数3.2万かな273打
-
プレイ回数287英語長文504打
-
プレイ回数312英語長文588打
-
プレイ回数228かな60秒
-
プレイ回数46短文6打
問題文
(ではみなさん、あてぶれーべ、おぶりがーど!)
デハ皆サン、アテブレーベ、オブリガード!
(しょうめんにたってはなりません!にげられよ!)
正面に立ってはなりません!逃げられよ!
(このおとこのくるしそうなあゆみのいっぽいっぽは、かみのあたえたもうたくえきなのかもしれません)
コノ男ノ苦シソウナ歩ミノ一歩一歩ハ、神ノ与エ給ウタ苦役ナノカモシレマセン
(こんやは、みやこへむかった、わたしのなかまたちのおはなしをさせていただきます。)
今夜ハ、都ヘ向カッタ、私ノ仲間タチノオ話ヲサセテイタダキマス。
(ちゃくなんのぶながさま、かとくおつぎになれば、かならずや、てん!みかたいたしまする・・・! )
嫡男信長様、家督お継ぎになれば、必ずや、天!味方いたしまする・・・!
(このずいてん、にじゅうねんまえのしゅうげんのばんよりおくがたさまをおしたいもうしあげておりました)
この隋天、二十年前の祝言の晩より奥方様をお慕い申し上げておりました
(のうまくさんまんだばざらだせんたまかろしやたそわたやたうんたらたかんまん)
ノウマクサンマンダバザラダセンタマカロシヤタソワタヤタウンタラタカンマン
(おやかたさま!ぜひぜひ、うつくしきながれのみなもとを、おおもいくださりませ)
お館様!是非是非、美しき流れの源を、お思い下さりませ
(では、おそれながらもうしあげまする。・・・こたびのじょうらく、ふきつにござりまする!)
では、恐れながら申し上げまする。・・・此度の上洛、不吉にござりまする!
(・・・めぐみのあめじゃ・・・。・・・かならずやてんどうにしたがわせまする)
・・・恵みの雨じゃ・・・。・・・必ずや天道に従わせまする
(けのはなしではござりませぬ。あのおなべとかもうすしにがみのはなしにござりまする)
卦の話ではござりませぬ。あのお鍋とか申す死神の話にござりまする
(ろれんそしゅうどうしはとうじ、きりしたんであることに、おおいなるぎもんをもったそうです)
ロレンソ修道士ハ当時、キリシタンデアル事ニ、大イナル疑問ヲ持ッタソウデス
(いえなどなんでもよいのでござりまするぅ!)
家ナドナンデモヨイノデゴザリマスルゥ!
(このよには、かみのきせきがあらわれますが、あくまのしかけるわなもあります。)
コノ世ニハ、神ノ奇跡ガ現レマスガ、悪魔ノシカケル罠モアリマス。
(なんどたてても、あのすいざんけんのけしかでなかったそうです。)
何度立テテモ、アノ水山蹇ノ卦シカ出ナカッタソウデス。
(わらいごとではありませんでした。)
笑イ事デハアリマセンデシタ。
(あのかたらしい・・・。かみのけいっぽんのこさぬとは・・・)
アノ方ラシイ・・・。髪ノ毛一本残サヌトハ・・・
(あうたびに、すこしずつわからなくなるようなところがありました。)
会ウタビニ、少シズツ分カラナクナルヨウナ所ガアリマシタ。
(とおくからきたなんばんじんをどのようにむかえたらよいのかわからなくなったのだそうです)
遠クカラ来タ南蛮人ヲドノ様ニ迎エタラヨイノカ分カラナクナッタノダソウデス
(もうしあげまする・・・!すいざんけんのけ、でましてござりまする!)
申し上げまする・・・!水山蹇の卦、出ましてござりまする!
(わしは、おだけまもらねばならぬ・・・!このよのうつくしきながれ、まもらねばならぬ!)
わしは、織田家守らねばならぬ・・・!この世の美しき流れ、守らねばならぬ!
(それにしても、はやしさまがおたずねくださるとは、ありがたいことにござりまする)
それにしても、林様がお訪ねくださるとは、有難い事にござりまする
(ぎゃああああああー!あーっ!あーっ!あーーーっ!ほっほっ、ほのおがーーっ!)
ギャアアアアアアー!アーッ!アーッ!アーーーッ!ほっほっ、炎がーーッ!
(・・・めがみえん・・・!!めが!・・・みえませぬぅぁぁぁ・・・!!)
・・・目が見えん・・・!!眼が!・・・見えませぬゥァァァ・・・!!
(あ、ではねらわれるときは、それがしがねらわれるということでござりますな・・・)
あ、では狙われる時は、それがしが狙われるということでござりますな・・・
(このさき・・・、いかれぬ!)
この先・・・、行かれぬ!
(ではまず、いえにもどりて・・・、なきおやかたさまおよびもうします・・・)
ではまず、家に戻りて・・・、亡きお館様お呼び申します・・・
(みやこでのふきょうは、それほどまでにつらかったようです。)
都デノ布教ハ、ソレホドマデニ辛カッタヨウデス。
(どこ?)
ドコ?
(わたしに、きみわるいおそろしさしかかんじさせませんでした。)
私ニ、気味悪イ恐ロシサシカ感ジサセマセンデシタ。
(まもなく・・・にしよりゆうひあびて、おなごあらわれまする)
間もなく・・・西より夕日浴びて、女子現われまする
(・・・そのもの、しにがみにて、しゅつじんすればかならずしおとずれ、・・・おだけほろびまする!)
・・・その者、死神にて、出陣すれば必ず死訪れ、・・・織田家滅びまする!
(わたしはぽるとがるじん、るいす・ふろいすといいます。)
私ハポルトガル人、ルイス・フロイストイイマス。
(そのひとのなは、おだだんじょうのちゅうのぶながといいました。)
ソノ人ノ名ハ、織田弾正忠信長トイイマシタ。
(てんのひかりあまねくだいちにふりそそぐごとく、ひりゅうまたうんりゅうとなりて、わがおわりにくだりたまえ!)
天の光遍く大地に降り注ぐ如く、飛龍また雲龍となりて、わが尾張に降り給え!
(りん!ぴょう!とう!しゃ!かい!ちん!れつ!ざい!ぜん!ええーーーーい!!!)
臨!兵!闘!者!皆!陳!烈!在!前!ええーーーーい!!!
(きくところによると、そのために、もとやすのちのでるようなくろうがあったようです。)
聞ク所ニヨルト、ソノ為ニ、元康ノ血ノデルヨウナ苦労ガアッタヨウデス。
(そして、わたしはこのとしの6がつ、ついににっぽんにたどりつきました。きゅうしゅうのよこせうらでした。)
ソシテ、私ハコノ年ノ6月、遂ニ日本ニ辿リ着キマシタ。九州ノ横瀬浦デシタ。
(きくところによると、このしょうにんたちは、ぽるとがるせんをおってぶんごからきたひとたちでした)
聞ク所ニヨルト、コノ商人達ハ、ポルトガル船ヲ追ッテ豊後カラ来タ人達デシタ
(このじけんは、けっかとしてのぶながどののじょうらくにふかくかかわることになりました。)
コノ事件ハ、結果トシテ信長殿ノ上洛ニ深ク関ワルコトニナリマシタ。
(わたしのなは、るいす・ふろいす。るいす・ふろいす。みんな、かみのこ。みんな、たすけまする)
私ノ名ハ、ルイス・フロイス。ルイス・フロイス。皆、神ノ子。皆、助ケマスル
(うれません。でも、みてくだされ。うつくしいとおもいますか?)
売レマセン。デモ、見テクダサレ。美シイト思イマスカ?
(それがしのことばは、それがしのことばであってそれがしのものではございません!)
それがしの言葉は、それがしの言葉であってそれがしの物ではございません!
(おねがいにござりまする、そのようなおなご、いますぐにもとおざけてくださりませ!)
お願いにござりまする、そのような女子、今すぐにも遠ざけてくださりませ!
(では・・・はらきりまする)
では・・・腹切りまする
(る、・・・ごぼどうさま・・・)
る、・・・ご母堂様・・・
(ひとには、ふたつのいのちありまする。ひとつは、このからだのいのち、もうひとつは、こころのいのち)
人ニハ、二ツノ命アリマスル。一ツハ、コノ体ノ命、モウ一ツハ、心ノ命
(しにがみとは、・・・おなべどののことにござりまする)
死神とは、・・・お鍋殿のことにござりまする
(かゆのなかにでもいれみっかもたべさせれば、・・・そのちから、おとろえまする)
粥の中にでも入れ三日も食べさせれば、・・・その力、衰えまする
(おおやみのかなたきけよほしのあゆみつきのうたみしらぬうみにたどりつかん)
おお 闇の彼方 聴けよ 星の歩み 月の歌 見知らぬ海に辿り着かん
(このくすりをまいにち、ひとつまみずつのませ、そのちからよわめる。・・・そなたのやくめじゃ)
この薬を毎日、一つまみずつ飲ませ、その力弱める。・・・そなたの役目じゃ
(よーろっぱのいくさにくらべたら、にっぽんのいくさは、とてもやさしい)
ヨーロッパノ戦ニ比ベタラ、ニッポンノ戦ハ、トテモ優シイ
(よーろっぱのいくさ、なんじゅうまんとなんじゅうまん、たたかいまする)
ヨーロッパの戦、何十万ト何十万、戦イマスル
(さかなはうまやいぬよりおろかかもしれませぬ。されど、いのちはおなじものにござりまする)
魚ハ馬ヤ犬ヨリ愚カカモシレマセヌ。サレド、命ハ同ジ物にゴザリマスル
(ひとはうまれながらにして、つみをせおいいきまする)
人ハ生マレナガラニシテ、罪ヲ背負イ生キマスル
(このたたかいで、のぶながどのは、ひがしがわのきょういからかいほうされたそうです。)
コノ戦イデ、信長殿ハ、東側ノ脅威カラ解放サレタソウデス。
(てんかびとになったのぶながどのが、わたしたちせんきょうしをだいじにしてくれたせいでしょうか。)
天下人ニナッタ信長殿ガ、私達宣教師ヲ大事ニシテクレタセイデショウカ。
(いまのわたしには、ほかにさしあげるものがござりませぬ)
今ノ私ニハ、他ニ差シ上ゲル物ガゴザリマセヌ
(ゆめのしろ、たのしみにしておりまする)
夢ノ城、楽シミニシテオリマスル
(ちんきなものをこのむにっぽんじんのあいだで、きりしたんがりゅうこうになったのでした。)
珍奇ナモノヲ好ム日本人ノ間デ、キリシタンガ流行ニナッタノデシタ。
(のぶながどのにとって、せっついっこくがてきにまわることは、ちめいてきでした。)
信長殿ニトッテ、摂津一国ガ敵ニ回ルコトハ、致命的デシタ。
(きくところによると)
聞ク所ニヨルト
(るいどのは、いちじつせんしゅうのおもいで、このずいてんをまちわびておるであろう)
るい殿は、一日千秋の思いで、この随天を待ちわびておるであろう
(あれにおるは、しにがみにござる!!!)
あれに居るは、死神にござる!!!
(しにがみは・・・とりのぞかねばならん・・・)
死神は・・・取り除かねばならん・・・
(おだけのためにいのちけずったこのずいてんが・・・、なぜくさるのでございますかあああ!)
織田家の為に命削ったこの随天が・・・、なぜ腐るのでございますかあああ!
(うえさま・・・、・・・このようなすがたになりましてござります・・・)
上様・・・、・・・このような姿になりましてござります・・・
(おやかたさま!そのおなごのせに、あんじょうながいえがぼうれいみえまする!)
お館様!その女子の背に、安祥長家が亡霊見えまする!
(わかとの、このかのうずいてんが、まよけ、さしあげまする)
若殿、この加納随天が、魔除け、差し上げまする
(たいかいにはたどりつかさん・・・。まけよ!・・・やぶれてこのよをされ!)
大海には辿り着かさん・・・。負けよ!・・・敗れてこの世を去れ!
(まさに、かたちのくに、にっぽんでした。)
マサニ、形ノ国、ニッポンデシタ。
(これが、のぶながどのをみた、さいしょでした。)
コレガ、信長殿ヲ見タ、最初デシタ。
(いくさのたびにてきがふえていくことに、きがついていたでしょうか。)
戦ノ度ニ敵ガ増エテイクコトニ、気ガツイテイタデショウカ。
(わたしは、こころのうちで、のぶながどのをすくいたいとおもっていました。)
私ハ、心ノウチデ、信長殿ヲ救イタイト思ッテイマシタ。
(わたしは、とてもおそろしかったことをおぼえておりまする)
私ハ、トテモ恐ロシカッタコトヲ覚エテオリマスル
(でうすのおしえについて、おはなしもうしあげてもよろしゅうござりますか。いちどだけ)
デウスノ教エニツイテ、オ話シ申シアゲテモヨロシュウゴザリマスカ。一度ダケ
(のぶながどのとはさいかいをやくしましたが、いまにしておもえば、このときがさいごでした。)
信長殿トハ再会ヲ約シマシタガ、今にして思えば、この時が最後デシタ。
(なかでも、はらきり、せっぷくは、かたちのてんけいです。)
中デモ、ハラキリ、切腹ハ、形ノ典型デス。
(にっぽんじんは、かたちのみごとさにあこがれているようです。)
ニッポン人ハ、形ノ見事サニ憧レテイルヨウデス。
(それにしても、このころは、じゅうもんじにきることがはやっていたそうです。)
ソレニシテモ、コノ頃ハ、十文字ニ斬ル事ガハヤッテイタソウデス。
(それにしても、にっぽんじんは、わらいよりなくことをあいするこくみんのようです。)
ソレニシテモ、ニッポン人ハ、笑イヨリ泣クコトヲ愛スル国民ノヨウデス。
(そこに、よーろっぱふうのだいがくがあるとおもっていました。まちがったじょうほうでした。)
ソコニ、ヨーロッパ風ノ大学ガアルト思ッテイマシタ。間違ッタ情報デシタ。
(のぶながどののもとから、きちょうさんはたびだっていきました。)
信長殿ノ元カラ、帰蝶サンハ旅立ッテイキマシタ。