恋文

(てをつないであるくこと)

手をつないで歩くこと

(ただそれだけもできなくて)

ただそれだけも出来なくて

(もどれないときはすぎて)

戻れない時は過ぎて

(そのままおわるきがしてた)

そのまま終わる気がしてた

(ふたりあるくかえりみち)

二人歩く帰り道

(おわらずつづいてほしくて)

終わらず続いてほしくて

(みちのはたにさくような)

道の傍に咲くような

(あおいはなひとつ)

青い花一つ

(しょうしつてんのさかいめに)

消失点の境目に

(あなたのすがたがうつる)

あなたの姿が映る

(わたしのくらいへやのまどべ)

私の暗い部屋の窓辺

(あたたかなひかりさした)

暖かな光射した

(わすれたときのかなたに)

忘れた時の彼方に

(すべてがおきさられても)

すべてが置き去られても

(ずっとだいすきだからわすれないよ)

ずっと大好きだから忘れないよ

(いまはたださよならだけ)

今はたださよならだけ

(いまここでいきていること)

今ここで生きていること

(あなたがおしえてくれたね)

あなたが教えてくれたね

(たとえどんなかこくでも)

たとえどんな過酷でも

(ふたりでいればわらえると)

二人でいれば笑えると

(いつかこのよがおわって)

いつかこの世が終わって

(ふたりわかれてしまっても)

二人別れてしまっても

(いつかきっとまたあえる)

いつかきっとまた会える

(あなたはそういった)

あなたはそう言った

(おわりがくるほしのなかで)

終わりが来る星の中で

(あおいひかりさがしてる)

青い光探してる

(わたしのこころにかさなって)

私の心に重なって

(あなたのこどうきこえた)

あなたの鼓動聞こえた

(しずかなよるのはとうに)

静かな夜の波頭に

(いつものあさがきえても)

いつもの朝が消えても

(ここでいつまでだってなまえよぶよ)

ここでいつまでだって名前呼ぶよ

(むねにひとつあるきずも)

胸にひとつある傷も

(てのひらにおちるしずく)

手のひらに落ちる雫

(きっとゆびからながれる)

きっと指から流れる

(そんなかなしみだってかえてゆける)

そんな悲しみだって変えてゆける

(あなたをおもうと)

あなたを想うと

(ここにのこるうたのなか)

ここに残る歌の中

(きおくつたわるきがした)

記憶伝わる気がした

(わたしがずっとつたえつづけるのは)

私がずっと伝え続けるのは

(ただひとつのおもいのせ)

ただひとつの想い乗せ

(あいしてるそれだけです)

「愛してる」それだけです