泣きっ面

(かなしいことなどなかったことにできそうなあおぞらをみてた)

悲しいことなどなかったことにできそうな青空を見てた

(いきてゆくだけたったひとつそれだけのこと)

生きてゆくだけたったひとつそれだけのこと

(すべてのこえをきかなくてもいいむこうまでみなくたっていいんだ)

すべての声を聞かなくてもいい向こうまで見なくたっていいんだ

(たとえばいまはひこうきぐもおいかけるだけ)

例えば今は飛行機雲追いかけるだけ

(ちっぽけだとおもえたからたちあがれるつよさがある)

ちっぽけだと思えたから立ち上がれる強さがある

(ないてばかりのぼくらはいつでもむねをはれるほどにちゃんといきてる)

泣いてばかりの僕らはいつでも胸を張れるほどにちゃんと生きてる

(ないてばかりのぼくらよあしたはすこしわらってみよう)

泣いてばかりの僕らよ明日は少し笑ってみよう

(まちはむすうのなみだをかかえそのかべをはいいろにそめる)

街は無数の涙を抱えその壁を灰色に染める

(あれもこれもとよくばっていたらのまれてしまう)

あれもこれもと欲張っていたら呑まれてしまう

(くもがゆっくりかたちをかえてゆうぐれがばとんうけとった)

雲がゆっくり形を変えて夕暮れがバトン受けとった

(ことばなんてないただおおきくおしえてくれる)

言葉なんてないただ大きく教えてくれる

(ないてばかりのぼくらはしあわせひとつくらいおとしてしまっていい)

泣いてばかりの僕らは幸せひとつくらい落としてしまっていい

(ないてばかりのぼくらよゆめなどかなわなくてもそこにあるだけでいい)

泣いてばかりの僕らよ夢など叶わなくてもそこにあるだけでいい

(ないてばかりのあなたはいつでもむねをはれるほどにちゃんといきてる)

泣いてばかりのあなたはいつでも胸を張れるほどにちゃんと生きてる

(ないてばかりのあなたよあしたはすこしわらってまえむいてみよう)

泣いてばかりのあなたよ明日は少し笑って前向いてみよう

(てんきよほうだとよるにはまたあめでもへいきさあるきだせるよ)

天気予報だと夜にはまた雨でも平気さ歩きだせるよ