アリとキリギリス

【2019/03/05】 次の問題を表示するようにしました。
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問題文
(なつのあるひ、きりぎりすがのはらでうたをうたっていると、)
夏のある日、キリギリスが野原で歌を歌っていると、
(ありたちがぞろぞろあるいてきました。)
アリたちがぞろぞろ歩いてきました。
(「おい、ありくんたち。そんなにあせをびっしょりかいて、なにをしてるんだい?」)
「おい、アリくんたち。そんなに汗をびっしょりかいて、何をしてるんだい?」
(「これはきりぎりすさん、わたしたちはたべものをはこんでいるんですよ」)
「これはキリギリスさん、わたしたちは食べ物を運んでいるんですよ」
(「ふーん。だけど、ここにはたべものがいっぱいあるじゃないか。)
「ふーん。だけど、ここには食べ物がいっぱいあるじゃないか。
(どうして、いちいちいえにたべものをはこぶんだい。)
どうして、いちいち家に食べ物を運ぶんだい。
(おれみたいに、おなかがすいたらそのへんにあるたべものをたべて、)
おれみたいに、お腹が空いたらその辺にある食べ物を食べて、
(あとはたのしくうたをうたったり、あそんだりしていればいいじゃないか」)
あとは楽しく歌を歌ったり、遊んだりしていればいいじゃないか」
(「でもね。きりぎりすさん。)
「でもね。キリギリスさん。
(いまはなつだからたべものがたくさんあるけど、)
今は夏だから食べ物がたくさんあるけど、
(ふゆがきたら、ここもたべものはなくなってしまいますよ。)
冬が来たら、ここも食べ物はなくなってしまいますよ。
(いまのうちにたくさんのたべものをあつめておかないと、あとでこまりますよ」)
今のうちにたくさんの食べ物を集めておかないと、あとで困りますよ」
(ありたちがそういうと、きりぎりすはばかにしたように、)
アリたちがそう言うと、キリギリスはバカにした様に、
(「ははははははっ」)
「ハハハハハハッ」
(と、わらって。)
と、笑って。
(「まだなつがはじまったばかり。ふゆのことはふゆがきてからかんがえればいいのさ」)
「まだ夏が始まったばかり。冬の事は冬が来てから考えればいいのさ」
(そうこたえると、またうたをうたいはじめました。)
そう答えると、また歌を歌い始めました。
(さて、それからもまいにちきりぎりすはようきにうたってくらし、)
さて、それからも毎日キリギリスは陽気に歌って暮らし、
(ありたちはせっせといえにたべものをはこびました。)
アリたちはせっせと家に食べ物を運びました。
(やがてなつがおわり、あきがきました。)
やがて夏が終わり、秋が来ました。
(きりぎりすは、ますますようきにうたをうたっています。)
キリギリスは、ますます陽気に歌を歌っています。
(そしてとうとう、さむいさむいふゆがやってきました。)
そしてとうとう、寒い寒い冬がやって来ました。
(のはらのくさはすっかりかれはて、)
野原の草はすっかり枯れ果て、
(きりぎりすのたべものはひとつもなくなってしまいました。)
キリギリスの食べ物は一つもなくなってしまいました。
(「ああ、おなかがすいたな。こまったな。)
「ああ、お腹が空いたな。困ったな。
(どこかにたべものはないかなあ。)
どこかに食べ物はないかなあ。
(・・・あっ、そうだ。)
・・・あっ、そうだ。
(ありくんたちが、たべものをたくさんあつめていたっけ。)
アリくんたちが、食べ物をたくさん集めていたっけ。
(よし、ありくんたちになにかたべさせてもらおう」)
よし、アリくんたちに何か食べさせてもらおう」
(きりぎりすはいそいでありのいえにやってきましたが、ありはいえのなかから、)
キリギリスは急いでアリの家にやって来ましたが、アリは家の中から、
(「だから、たべものがたくさんあるなつのあいだに)
「だから、食べ物がたくさんある夏の間に
(たべものをあつめておきなさいといったでしょう。)
食べ物を集めておきなさいと言ったでしょう。
(いえにはかぞくぶんのたべものしかないから、)
家には家族分の食べ物しかないから、
(わるいけど、きりぎりすさんにはあげることができません」)
悪いけど、キリギリスさんにはあげる事が出来ません」
(と、いって、げんかんをあけてくれませんでした。)
と、言って、玄関を開けてくれませんでした。
(きりぎりすはゆきのふるのはらのまんなかで、)
キリギリスは雪の降る野原の真ん中で、
(さむさにふるえながらしょんぼりしていました。)
寒さに震えながらしょんぼりしていました。
(いま、らくをしているなまけものは、そのうちいたいめにあうというおはなしです。)
今、楽をしているなまけ者は、そのうち痛い目にあうというお話しです。