むすびこぶ

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グリム童話「むすびこぶ」のタイピングです
ストーリーを楽しみながら練習しよう!
(リクエストユーザー:邪王真眼)

【2019/03/05】 次の問題を表示するようにしました。

出典元:福娘童話集むすびこぶ
※こちらのタイピングは福娘童話集の許可をいただいて掲載しております。

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問題文

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(むかしむかし、ひとりのむすめがいました。)

むかしむかし、一人の娘がいました。

(このむすめはとてもびじんですが、たいへんななまけもので、だらしのないおんなでした。)

この娘はとても美人ですが、大変ななまけ者で、だらしのない女でした。

(いとをつむぐときにあさのなかにちいさいむすびこぶでもあると、)

糸をつむぐ時にアサの中に小さいむすびこぶでもあると、

(もういやになってしまって、)

もういやになってしまって、

(そのもつれたたまぜんたいをひきちぎって、わきにほうりだしてしまうのです。)

そのもつれた玉ぜんたいを引きちぎって、わきに放り出してしまうのです。

(ところが、そこのいえにひとりのはたらきもののじょちゅうがいて、)

ところが、そこの家に一人の働き者の女中がいて、

(むすめがすてたあさくずをひろいあつめると、)

娘が捨てたアサくずを拾い集めると、

(それをあらってじょうずにつむいで、)

それを洗って上手につむいで、

(きれいなきものにおってもらいました。)

きれいな着物におってもらいました。

(さて、あるわかいおとこのひとがそのなまけもののむすめをおよめさんにほしいといって、)

さて、ある若い男の人がそのなまけ者の娘をお嫁さんにほしいといって、

(いよいよけっこんしきをあげることになりました。)

いよいよ結婚式をあげることになりました。

(そのまえいわいのばんに、はたらきもののじょちゅうさんがきれいなきものをきて)

その前祝いの晩に、働き者の女中さんがきれいな着物を着て

(たのしそうにおどっていますと、はなよめがいいました。)

楽しそうにおどっていますと、花嫁が言いました。

(「あのじょちゅう、あたしのいとくずのきものをきているのよ」)

「あの女中、あたしの糸くずの着物を着ているのよ」

(それをきいたおむこさんが、)

それを聞いたおむこさんが、

(「それは、どういういみだね?」)

「それは、どういう意味だね?」

(と、はなよめさんにたずねました。)

と、花嫁さんに尋ねました。

(そこでおよめさんは、)

そこでお嫁さんは、

(「あのじょちゅうは、わたしがすてたあさくずでおったきものをきているのです」)

「あの女中は、わたしが捨てたアサくずでおった着物を着ているのです」

(と、せつめいしたのです。)

と、説明したのです。

など

(「それは、なんとすばらしい!」)

「それは、なんとすばらしい!」

(おむこさんはこれをきくと、むすめさんがなまけもので、)

おむこさんはこれを聞くと、娘さんがなまけ者で、

(あのまずしいしょうじょがはたらきものであることをしりました。)

あの貧しい少女が働き者である事を知りました。

(そこでむすめさんとのけっこんをことわると、あのじょちゅうさんのところへいって)

そこで娘さんとの結婚を断ると、あの女中さんのところへいって

(かのじょをおよめさんにえらんだのでした。)

彼女をお嫁さんに選んだのでした。

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