伽藍如何前零番地
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歌詞(問題文)
(なんしゅうめのじんせいだそれはなんかいめのしっぱいだ)
何週目の人生だ? それは何回目の失敗だ?
(きみなんかにわかってたまりますかあたしのしんぞう)
君なんかにわかってたまりますか、 あたしの心臓
(みえてるものばかりあつめてえつにいるやつらはおいてこうぜ)
見えてるものばかり集めて 悦に入るやつらは置いてこうぜ
(かたちなきものにおぼえたいたみをかかえころがろうぜね)
形なきモノに覚えた傷みを抱え転がろうぜ、ね
(なんしゅうめのじんせいだそれはどちらさまのうんめいだ)
何週目の人生だ? それは何方様の運命だ?
(かいらくのかちをわすれてたゆたうしょうじょはどこへいった)
快楽の価値を忘れて揺蕩う少女は何処へ行った
(あいするべきはだれでしょうか)
愛するべきは誰でしょうか
(ほこるべきものなどあるでしょうか)
誇るべきものなどあるでしょうか
(あたしなんかにわかってたまるかくだらないな)
「あたしなんかにわかってたまるか! くだらないな。」
(おざなりなぼうれいがほりだしたこころのはこ)
おざなりな亡霊が掘り出した心の箱
(それじまんげにみせたんだ)
それ、自慢気に見せたんだ
(かたちあるものをこわしてこのからだにながしこんで)
形あるものを壊して この身体に流し込んで
(まひるのゆめをみさせてどうにでもなればいい)
真昼の夢を見させて 如何にでもなればいい。
(いつわりすらのみほしてがらんどうのことばはきだして)
偽りすら呑み乾して 伽藍堂の言葉吐き出して
(ねえそのいっしゅんでいい)
ねえ、その一瞬で良い
(ことばなんていらないっておもえ)
言葉なんて、要らないって、思え。
(ぜつぼうそれげんじつ)
絶望? それ、現実?
(それともじょうだんまじりのきょうそう)
それとも冗談交じりの狂騒?
(かいらくにおぼれたさきにまつはてんごくかじごくか)
快楽に溺れた先に待つは天国か?地獄か?
(あいするべきはだれでしょうか)
愛するべきは誰でしょうか
(ほこるべきはこころなのでしょうか)
誇るべきは心なのでしょうか
(こはくいろにぬれたひとみはあたしをだませますか)
「琥珀色に濡れた瞳はあたしを騙せますか?」
(おしなべてりょうこうだくしくもきさまはきれいだ)
押し並べて良好だ 奇しくも貴様は奇麗だ
(くもりなきめをみせてよ)
曇りなき眼を見せてよ
(これがこれでどれくらいのかちをつくりだすのか)
これがこれでどれくらいの価値を作り出すのか
(がらんどうのこころになにをつれてくるのか)
伽藍堂の心に何を連れてくるのか
(いまはみえぬなにもみえぬだれもしらぬ)
今は見えぬ 何も見えぬ 誰も知らぬ
(それでもなおびょうのたんいごとにきざむあたまとこころと)
それでも尚、秒の単位毎に刻む頭と心と
(だれもかれもみんなそうがわにいつもだまされ)
誰も彼も皆そう ガワにいつも騙され
(きっとぼくもれいにもれずそんななかのひとりだ)
きっと僕も例に漏れずそんな中の一人だ
(だけどねだけどねすてなくっていいだろう)
だけどね だけどね 捨てなくっていいだろう
(ひとのなかでくらしていることばぬきのこころたちを)
人の中で暮らしている言葉抜きの心たちを
(ぜつぼうもげんじつもぼうれいもにんげんも)
絶望も現実も 亡霊も人間も
(あたしのものでいいでしょう)
あたしのもので良いでしょう?
(いまこのたかなるむねとりだして)
今この高鳴る胸取り出して
(かたちあるものをこわしてこのからだにながしこんで)
形あるものを壊して この身体に流し込んで
(まひるのゆめをみさせてどうにでもなればいい)
真昼の夢を見させて 如何にでもなればいい。
(いつわりすらのみほしてがらんどうのことばはきだして)
偽りすら呑み乾して 伽藍堂の言葉吐き出して
(ねえそのいっしゅんだけわれをわすれて)
ねえ、その一瞬だけ我を忘れて
(あたまをからっぽにして)
頭を空っぽにして
(ゆめでおどらせて)
「夢で躍らせて。」
(いつでもあたしをきみにみちづれて)
「いつでもあたしを君に道連れて。」
(どこまででもくるわせて)
「何処まででも狂わせて。」
(どこにだっていけばいいよ)
「何処にだって行けばいいよ。」
(うそもほんとうものみほして)
嘘も本当も呑み乾して
(がらんどうのこころはきだして)
伽藍堂の心吐き出して
(ねえこのしんぞうまでふるわせてよ)
ねえ、この心臓まで震わせてよ
(おどらせてよきみと)
躍らせてよ 君と
(なんしゅうめのじんせいだ)
何週目の人生だ?
(それはなんかいめのしっぱいだ)
それは何回目の失敗だ?
(かたちなきものにやどるあこがれのもとへころがろうぜね)
形なきモノに宿る憧れの元へ転がろうぜ。 ね。