【分割】バイオ:アイバーン ~豊緑の神秘~ 6
チャンピオンのバイオ:アイバーン ドリル6です。
非常に長い為分割して作成しております。
文章タイピングのためカッコや点、句読点は省略しておりませんが、「-」などは記入できないため削除させていただいております。ご了承ください。
ルビや問題文に不備がございましたらコメントおよび報告をよろしくお願い致します。
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問題文
(あいばーんは、このせかいのじゅうにんすべてとともだちになることが)
アイバーンは、この世界の住人全てと友達になることが
(すばらしいはじまりになるとこころをきめ、)
素晴らしい始まりになると心を決め、
(それをこうどうにうつした。これにはすうせいきがかかった。)
それを行動に移した。これには数世紀がかかった。
(あいばーんほんにんにさえ、はっきりとしたながさはわからなかった)
アイバーン本人にさえ、はっきりとした長さはわからなかった
(たのしいじかんというものは、とぶようにすぎていくものだ。)
楽しい時間というものは、飛ぶように過ぎていくものだ。
(かれはせかいをさすらい、おおきないきものからちいさないきものまで、)
彼は世界をさすらい、大きな生き物から小さな生き物まで、
(ありとあらゆるものとしたしいゆうじょうをむすんでいった。)
ありとあらゆるものと親しい友情を結んでいった。
(あいてのおちゃめなけってんをかんさつし、)
相手のお茶目な欠点を観察し、
(ちょっとしたくせによろこび、)
ちょっとしたクセに喜び、
(こまっていればてをかした。)
困っていれば手を貸した。
(しゃくとりむしにちかみちをよういしたり、)
シャクトリムシに近道を用意したり、
(いたずらなぶらんぶるばっくとふざけたり、)
いたずらなブランブルバックとふざけたり、
(とげとげのえるまーくのかたをだいてげんきづけたり、)
トゲトゲのエルマークの肩を抱いて元気づけたり、
(としをかさねたしわしわのきのことともにわらった。)
歳を重ねたシワシワのキノコと共に笑った。
(あいばーんのいくところ、もりはとこはるのようにはなびらき、)
アイバーンの行くところ、森は常春のように花開き、
(けものたちはちょうわのなかでくらした。)
獣たちは調和の中で暮らした。
(ときにはむふんべつなにくしょくじゅうによって)
時には無分別な肉食獣によって
(いみもなくいためつけられたいきものをすくった。)
意味もなく痛めつけられた生き物を救った。
(いちどなど、きずついたすとーんごーれむをみつけたこともあった。)
一度など、傷ついたストーンゴーレムを見つけたこともあった。
(そのあわれないきものがしにかけていることにきづくと、)
その哀れな生き物が死にかけていることに気づくと、
(かれはかわのこいしからあたらしいしんぞうをこさえてかのじょにあたえた。)
彼は川の小石から新しい心臓をこさえて彼女に与えた。
(あらゆるむきぶつせいめいたいのれいにもれず、)
あらゆる無機物生命体の例に漏れず、
(そのごーれむはあいばーんのしょうがいのともとなった。)
そのゴーレムはアイバーンの生涯の友となった。
(あいばーんはかのじょを「でいじー」となづけた。)
アイバーンは彼女を「デイジー」と名づけた。
(かのじょのいしのからだからふしぎにもめばえたはなのなまえだ。)
彼女の石の体から不思議にも芽生えた花の名前だ。
(いまでは、あいばーんがききにおちいったときにかのじょはぜんそくりょくでかけつけてくれる。)
今では、アイバーンが危機に陥った時に彼女は全速力で駆けつけてくれる。