まほろば少年譚/ユリイ・カノン
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歌詞(問題文)
(いついつでやるかごのそと)
いついつ出やる 籠の外
(ぬきあしさしあしじゃおいてけぼりだ)
抜き足差し足じゃ おいてけぼりだ
(うまずたゆまずあるけども)
倦まず弛まず歩けども
(おぼつかないあしどり)
おぼつかない足取り
(ないものばかりほしがって)
ないものばかりほしがって
(さがしつかれてつづきはいつかとか)
探し疲れて続きはいつかとか
(でもてをこまね)
でも 手をこまね
(つったっているよりはまだいいな)
つっ立っているよりはまだいいな
(あめあめふれやもっと)
あめ あめ 降れやもっと
(じゃのめのかささしたいの)
蛇の目の傘さしたいの
(けんらんなもようのぼんぼりたちも)
絢爛な模様のぼんぼりたちも
(ただそれだけじゃものたりないな)
ただそれだけじゃ物足りないな
(ともしてよこころごと)
灯してよこころごと
(まどかなつきがのぼるこよいは)
まどかな月がのぼる今宵は
(あまねくよにひびくようにうたえ)
あまねく世に響くように謳え
(めぐるぐるりかりそめのいま)
巡るぐるり かりそめのいま
(いきしになんてわすれちゃって)
生き死になんて忘れちゃって
(ゆめのみちすがらさめないままで)
夢の道すがら 覚めないままで
(そのてをとってやみよだってかける)
その手を取って 闇夜だって駆ける
(ちとせながれてもおぼえていてしょうねんのひのゆめ)
ちとせ流れても憶えていて少年の日の夢
(これもだれかのてのひらのうえ)
これも誰かの掌の上
(しにそうなくらいたいくつなよに)
死にそうなくらい退屈な夜に
(あしおとはことばよりもゆうべんに)
足音は言葉よりも雄弁に
(おどるかんじょうをひびかせていた)
躍る感情を響かせていた
(いまこのしゅんかんでさえも)
今この瞬間でさえも
(いちびょうごにはもうかこになるけど)
一秒後にはもう過去になるけど
(さからえないときのなかできのうのあすをいきる)
逆らえない時の中で昨日の明日を生きる
(はなぐもりのそらだった)
花曇りの空だった
(ひにさくかさがみたいの)
日に咲く暈が見たいの
(いきをとめてもしんぞうはうつ)
息を止めても心臓は打つ
(たちどまってもちきゅうはまわる)
立ち止まっても地球は回る
(ときはまってくれない)
時間は待ってくれない
(まどかなつきがのぼるこよいは)
まどかな月がのぼる今宵は
(うたかたのものがたりをつむげ)
うたかたの物語を紡げ
(みちてかけるこころもように)
満ちて欠ける 心模様に
(じあまりなおもいをのせて)
字余りな思いを乗せて
(いのちはまたたきうたはとこしえ)
命はまたたき 歌はとこしえ
(みらいせまではしりだせしょうねんよ)
未来世まで走り出せ少年よ
(おわりのないとわにはない)
終わりのない永久にはない
(よあけをみていたい)
夜明けを見ていたい
(あーなんかいなんぜんなんまんかいといきてみても)
あー 何回 何千 何万回と生きてみても
(わかんないなこのなんもんかいとうなんてでないや)
わかんないなこの難問 解答なんて出ないや
(なあ「もしも」だとかくうろんはきのうにすててあしたをはじめようか)
なあ「もしも」だとか空論は昨日に捨てて明日を始めようか