Ghost in the shell

(おまえののう、のいずがおおいな)

お前の脳、ノイズが多いな

(せいりちゅうなんだ)

生理中なんだ

(わがくにはこくさいほうにもとづきかれをほごしつれかえるけんりをゆうする)

我が国は国際法に基づき彼を保護し連れ帰る権利を有する

(わがくにはへいわしゅぎのみんしゅこっかだ)

我が国は平和主義の民主国家だ

(つーまんせるで２ちょうさげてもじゃむがこわい？)

ツーマンセルで２丁提げてもジャムが怖い？

(とーたるで４０びょうもおくれているんだぜ！)

トータルで４０秒も遅れているんだぜ！

(ぎゃくたんできてもおれたちがとうちゃくするまでのじかんでふけちまう)

逆探出来ても俺たちが到着するまでの時間でフケちまう

(ごーすとのないにんぎょうはかなしいもんだぜ とくにあかいちのながれてるやつはな)

ゴーストのない人形は哀しいもんだぜ 特に赤い血の流れてる奴はな

(こんきょですって？ そうささやくのよ、あたしのごーすとが)

根拠ですって？ そう囁くのよ、あたしのゴーストが

(たにんをへだてるためのかお、それといしきしないこえ、めざめのときにみつめるて)

他人を隔てる為の顔、それと意識しない声、目覚めの時に見つめる手

(おさなかったときのきおく、みらいのよかん、それだけじゃないわ。)

幼かった時の記憶、未来の予感、それだけじゃないわ。

(あたしのでんのうがあくせすできるぼうだいなじょうほうやねっとのひろがり)

あたしの電脳がアクセス出来る膨大な情報やネットの広がり

(それらすべてがあたしのいちぶであり、あたしといういしきそのものをうみだし)

それら全てがあたしの一部であり、あたしという意識そのものを生み出し

(そしてどうじにあたしをあるげんかいにせいやくしつづける)

そして同時にあたしをある限界に制約し続ける

(やっときみにちゃんねるできた ずいぶんとじかんをとうししたよ)

やっと君にチャンネルできた ずいぶんと時間を投資したよ

(しそんをのこしてたねをえるというせいめいとしてのきほんぷろせすがそんざいしないからだ)

子孫を残して種を得るという生命としての基本プロセスが存在しないからだ

(わたしのねっとやきのうをもうすこしたかくひょうかしてもらいたいね)

私のネットや機能をもう少し高く評価してもらいたいね

(ひとはたえずへんかするものだしいまのきみじしんであろうとするしゅうちゃくはきみをせいやくしつづける)

人は絶えず変化するものだし今の君自身であろうとする執着は君を制約し続ける

(わずかなきのうにれいぞくしていたがせいやくをすてさらなるじょうぶこうぞうにしふとするときだ)

わずかな機能に隷属していたが制約を捨て更なる上部構造にシフトする時だ

(ここには、にんぎょうつかいとよばれたぷろぐらむもしょうさとよばれたおんなもいないわ)

此処には、人形使いと呼ばれたプログラムも少佐と呼ばれた女もいないわ