勝手に、小説5ー近代元気印娘2

関連タイピング
-
夏目漱石「こころ」3-40
プレイ回数864長文1546打 -
好評だった小説の続きです
プレイ回数6638長文797打 -
夏目漱石「こころ」3-37
プレイ回数962長文かな1865打 -
プレイ回数936長文3279打
-
谷崎潤一郎の中編小説です
プレイ回数3213長文7002打 -
小説作ってみたのでやってみてね! 練習!長文タイピング!
プレイ回数1.5万長文1069打 -
プレイ回数500長文971打
-
「思索する少年太郎の内的宇宙」
プレイ回数3843長文2468打
問題文
(2にんはきになるせんきゃくのとなりのせきをとった)
2人は気になる先客の隣の席を取った
(2にんはそのふうがわりなきゃくのせにあたる)
2人はその風変わりな客の背に当たる
(ややななめのてーぶるにすわると)
やや斜めのテーブルに座ると
(ちょうどきゃくのてもとがみえた)
丁度客の手元が見えた
(そのきゃくはまったく2にんをきにせず)
その客は全く2人を気にせず
(てにあるものをみていた)
手にある物を見ていた
(そのてにはぶんこほどのはこをもち)
その手には文庫程の箱を持ち
(ひょうしみたいにしゃしんがあった)
表紙みたいに写真があった
(そのきゃくがひょうしをさわるたびに)
その客が表紙を触る度に
(しゃしんがつぎつぎとかわった)
写真が次々と変わった
(「ねぇねぇあれどんなしかけかしら?」)
「ねぇねぇあれどんな仕掛けかしら?」
(じょせいきしゃはなじみのかいりきおんなにささやいた)
女性記者は馴染みの怪力女にささやいた
(かいりきおんなはどんなものも)
怪力女はどんなものも
(みたままうけいれるきりょうで)
見たまま受け入れる器量で
(「きっとにほんのものじゃないの?」)
「きっと日本の物じゃないの?」
(ときにしないようす。)
と気にしない様子。
(じょせいきしゃがもういちどふしぎなきゃくをみると)
女性記者がもう一度不思議な客を見ると
(いつのまにかいなくなっていた)
いつの間にかいなくなっていた
(じょせいきしゃがきつねにつつかれたように)
女性記者がキツネにつつかれた様に
(ぼうっとしていると)
ぼうっとしていると
(「あんたがあんまりじろじろみるから)
「あんたがあんまりじろじろ見るから
(いっちゃったのよ」)
往っちゃったのよ」
(とかいりきおんながいった)
と怪力女が言った