ガリバー旅行記 32 飛ぶ島の旅

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原作 スウィフト

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(こっけいなけんきゅうをけんがくしたあとは、もうわたしはこのくににいたいとはおもいませんでした。) 滑稽な研究を見学した後は、もう私はこの国にいたいとは思いませんでした。 (いろいろしらべてみると、ばるにばーびこくがあるおおきなりくのひがしは) 色々調べてみると、バルニバービ国がある大きな陸の東は (あめりかたいりくにつづいているようです。) アメリカ大陸に続いているようです。 (そして、わたしがいるみやこから、きたへやく250きろさきが、) そして、私がいる都から、北へ約250キロ先が、 (たいへいようになっているようです。) 太平洋になっているようです。 (たいへいようにでれば、そのほくせい、ほくいおよそ29ど、とうけい140どに) 太平洋に出れば、その北西、北緯およそ29度、東経140度に (らぐなぐというしまがあり、さらに、このしまのほくせい480きろのところには) ラグナグという島があり、さらに、この島の北西480キロのところには (にっぽんこくがあり、りょうこくはふねのいききがさかんです。) 日本国があり、両国は船の行き来が盛んです。 ((そうだ。まず、らぐなぐへでて、そこからにっぽんをまわり、いぎりすへかえろう)) (そうだ。まず、ラグナグへ出て、そこから日本をまわり、イギリスへ帰ろう) (こころがきまると、わたしはもうじっとしていられず、むのーでぃにわかれをつげ) 心が決まると、私はもうじっとしていられず、ムノーディに別れを告げ
(あんないにんとにもつはこびのろばをにとうつれて、しゅっぱつしました。) 案内人と荷物運びのロバを二頭連れて、出発しました。 (きたへ250きろ。ながいみちのりでしたが、しらべたとおり) 北へ250キロ。長い道のりでしたが、調べた通り (わたしはたいへいようがんのまるどなだというみなとへつくことができました。) 私は太平洋岸のマルドナダという港へ着くことができました。 (が、よろこびもつかのま、あいにくとらぐなぐいきのふねは) が、喜びもつかの間、あいにくとラグナグ行きの船は (ここしばらく、みなとをでないということです。) ここしばらく、港を出ないということです。 (わたしはがっかりしましたが、そんなわたしをみて) 私はがっかりしましたが、そんな私を見て (「もしよろしかったら、わたしたちとこのさきのぐらぶだぶどりっぶとうへ) 「もしよろしかったら、私たちとこの先のグラブダブドリッブ島へ (いきませんか」) 行きませんか」 (「ぐらぶだぶどりっぶとうは、まほうつかいのしまといういみで) 「グラブダブドリッブ島は、魔法使いの島という意味で (しゅうちょういか、みんなまほうつかいというめずらしいしまです」) 酋長以下、みんな魔法使いという珍しい島です」
など
(とこえをかけてきた、ふたりづれのおとこがいました。) と声をかけてきた、二人連れの男がいました。 (「それは、おもしろいところだ。ぜひ、おともします」) 「それは、面白いところだ。ぜひ、お供します」 (ぼんやりと、いつでるかわからないふねをまつのは) ぼんやりと、いつ出るかわからない船を待つのは (かんがえただけでもうんざりしましたので、) 考えただけでもうんざりしましたので、 (これはいいたいくつしのぎだと、わたしはおもいました。) これはいい退屈しのぎだと、私は思いました。 (それにしても、わたしはどうしてこうふしぎなところへばかり) それにしても、私はどうしてこう不思議なところへばかり (いくはめになるのでしょう。) 行くはめになるのでしょう。 (「まほうつかいのしまといっても、しんぱいはいりません。) 「魔法使いの島といっても、心配はいりません。 (わたしたちは、しゅうちょうとはしたしいあいだがらですし、ことばもらぴゅたごがつうじます」) 私たちは、酋長とは親しい間柄ですし、言葉もラピュタ語が通じます」 (「あなたをさっそく、しゅうちょうにあわせてあげましょう」) 「あなたをさっそく、酋長に会わせてあげましょう」 (わたしたちは、こぶねでぐらぶだぶどりっぶとうへつき) 私たちは、小舟でグラブダブドリッブ島へ着き (すぐしゅうちょうのごてんへいきました。) すぐ酋長の御殿へ行きました。 (しんぱいいらないといわれても、ごてんへつうじるみちにたちならぶえいへいをみたとき) 心配いらないと言われても、御殿へ通じる道に立ち並ぶ衛兵を見た時 (わたしはぞっとしました。) 私はぞっとしました。 (かれらはみんな、いきているにんげんとはおもえない) 彼らはみんな、生きている人間とは思えない (まっさおでちのけのないかおをしていたのです。) 真っ青で血の気のない顔をしていたのです。 (それもそのはず、あんないのおとこがこごえでいいました。) それもそのはず、案内の男が小声で言いました。 (「しゅうちょうはまほうのちからで、しにんをよびだして、ようをいいつけることができます。) 「酋長は魔法の力で、死人を呼び出して、用を言いつけることができます。 (このえいへいたちも、おくにいるめしつかいたちも、みんなぼうれいなのです」) この衛兵たちも、奥にいる召使いたちも、みんな亡霊なのです」 (なるほど、しゅうちょうのへやにはいると、しゅうちょうをとりまくめしつかいたちも) なるほど、酋長の部屋に入ると、酋長をとりまく召使いたちも (あおじろく、きみのわるいかおをしています。) 青白く、気味の悪い顔をしています。 (そして、しゅうちょうが「おまえたちはさがっておれ」といういみらしく) そして、酋長が「お前たちはさがっておれ」という意味らしく (りょうてのゆびを1ぽんずつ、ひょいとたてると、) 両手の指を1本ずつ、ひょいと立てると、 (かれらは、ぱっとけむりのようにきえたのでした。) 彼らは、ぱっと煙のように消えたのでした。 (しゅうちょうは、しろいひげをはやした、もうひゃくさいぐらいかとおもえるとしよりで) 酋長は、白いひげを生やした、もう百歳ぐらいかと思える年寄りで (こわいかおをしていましたが、わたしに「えんりょしないで、くつろぐがよい」と) 怖い顔をしていましたが、私に「遠慮しないで、くつろぐがよい」と (かおににあわずやさしくいい、わたしのみのうえやわたしのたびのことを) 顔に似合わず優しく言い、私の身の上や私の旅のことを (いろいろとたずねていいました。) いろいろと尋ねていいました。 (「せっかくこのしまへきたのだから、わしのまほうをたっぷりけんがくしていけば) 「せっかくこの島へ来たのだから、わしの魔法をたっぷり見学していけば (よいたびのおもいでになるだろう。どうじゃ、もうこのよにいないじんぶつで) よい旅の思い出になるだろう。どうじゃ、もうこの世にいない人物で (ぜひ、あいたいとおもうものはおらぬか?) ぜひ、会いたいと思うものはおらぬか? (どんなおおむかしのじんぶつでもよい。あのよからよびだしてやるぞ」) どんな大昔の人物でもよい。あの世から呼び出してやるぞ」 (すこし、きみのわるいかんじもしましたが、こんなことはにどとないちゃんすです。) 少し、気味の悪い感じもしましたが、こんなことは二度とないチャンスです。 (わたしはたのんでみました。) 私は頼んでみました。 (「あれきさんだーだいおうにあわせてください」) 「アレキサンダー大王に会わせてください」 (しゅうちょうは、じゅもんをとなえました。すると、わたしたちのいるへやのまえのにわに) 酋長は、呪文を唱えました。すると、私たちのいる部屋の前の庭に (うまにのったいさましいわかものが、てんからふってきたかのように) 馬に乗った勇ましい若者が、天から降ってきたかのように (あらわれたではありませんか。) あらわれたではありませんか。 (にせんねんいじょうもむかし、にじゅうだいのわかさで、すうまんのへいたいをひきいて) 二千年以上も昔、二十代の若さで、数万の兵隊を率いて (ぺるしゃのたいぐんとたたかい、ぺるしゃおうだりうすをたおした) ペルシャの大軍と戦い、ペルシャ王ダリウスを倒した (まけどにあのあれきさんだーだいおう。) マケドニアのアレキサンダー大王。 (こどものころから、あれきさんだーだいおうのちえとゆうきにあこがれていたわたしは) 子供の頃から、アレキサンダー大王の知恵と勇気に憧れていた私は (そのすがたをまのあたりにして、かんげきしました。) その姿を目の当たりにして、感激しました。 (しゅうちょうのまほうのちからにおどろきました。) 酋長の魔法の力に驚きました。 (わたしは、さらにろーまのだいせいじかでありだいしょうぐんでもあった) わたしは、さらにローマの大政治家であり大将軍でもあった (しーざーや、しーざーをあんさつしたぶるーたすにもあって) シーザーや、シーザーを暗殺したブルータスにも会って (とうじのはなしをききました。が、それはみなさんにはむずかしいはなしですし) 当時の話を聞きました。が、それは皆さんには難しい話ですし (みなさんがたいくつしてはいけないので、ここでははぶきましょう。) 皆さんが退屈してはいけないので、ここでは省きましょう。 (こうしたれきしでゆうめいなじんぶつにあったことで) こうした歴史で有名な人物に会ったことで (わたしのぼうれいをおそれるきもちもうすれました。) 私の亡霊を恐れる気持ちも薄れました。 (わたしは、しゅうちょうにすすめられるまま、つれのふたりのおとこたちと) 私は、酋長にすすめられるまま、連れの二人の男たちと (このしまにとおかかんたいざいしましたが、しょくじのたび、あおじろいかおのしにんたちに) この島に十日間滞在しましたが、食事のたび、青白い顔の死人たちに (さけをついでもらったり、にくをきってもらったりしたので) 酒を注いでもらったり、肉を切ってもらったりしたので (かれらにもすっかりなれました。) 彼らにもすっかり慣れました。 (ふたりのおとこたちも、ゆきずりにしりあったひととはおもえないほどしんせつでしたし) 二人の男たちも、行きずりに知り合った人とは思えないほど親切でしたし (おかげで、わたしはたいくつしらずのまいにちをすごしてまるどなだへもどり) おかげで、私は退屈知らずの毎日を過ごしてマルドナダへ戻り (うんよくみっかごには、らぐなぐいきのふねにのることができました。) 運よく三日後には、ラグナグ行きの船に乗ることができました。
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