ガリバー旅行記 26 飛ぶ島の旅

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原作 スウィフト

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(とぶしまのひとたちは、かおかたち、かっこう、きているもの、) 飛ぶ島の人たちは、顔かたち、かっこう、着ているもの、 (すべて、いままでみたことのないきみょうなにんげんたちでした。) すべて、今まで見たことのない奇妙な人間たちでした。 (かれらのあたまは、みんなみぎかひだりにかたむきっぱなしで) 彼らの頭は、みんな右か左に傾きっぱなしで (めはかたほうがうえを、もうかたほうがしたをみていました。) 目は片方が上を、もう片方が下を見ていました。 (きているものは、へんなかたちであるばかりか) 着ているものは、変な形であるばかりか (ひやつきやほし、ぎたーやばいおりんやふるーとなどのもようばかりです。) 日や月や星、ギターやバイオリンやフルートなどの模様ばかりです。 (それに、めしつかいとおもえるひとたちが、しゅじんのあたまをしきりにぼうでたたいているのも) それに、召使いと思える人たちが、主人の頭をしきりに棒でたたいているのも (なんともきみょうなこうけいでした。) 何とも奇妙な光景でした。 (きみょうなことは、それからもいろいろめにつきましたが) 奇妙なことは、それからもいろいろ目につきましたが (あとでしったところによると、このとぶしまはらぴゅたとうというなでした。) 後で知ったところによると、この飛ぶ島はラピュタ島という名でした。
(らぴゅたとうのひとたちは、いつもなにかいっしんに) ラピュタ島の人たちは、いつもなにか一心に (かんがえごとにふけっているのがとくちょうなのです。) 考え事にふけっているのが特徴なのです。 (そのため、だれかにめやみみやくちをたたいてもらわなければ) そのため、誰かに目や耳や口をたたいてもらわなければ (ほかのものをみたり、ひとのはなしにみみをかたむけたり、くちをきいたりすることができません。) 他の物を見たり、人の話に耳を傾けたり、口をきいたりすることができません。 (それで、えらいひとやかねもちは、たたきやくをやとってそばにおき) それで、偉い人や金持ちは、たたき役を雇ってそばにおき (めやみみやくちをたたいてもらうのです。) 目や耳や口をたたいてもらうのです。 (このたたきやくのぼうは、ただのぼうではなく、) このたたき役の棒は、ただの棒ではなく、 (ぼうのさきにこいしやまめのはいったふくろがついています。) 棒の先に小石や豆の入った袋がついています。 (そのほうが、ただのぼうでたたくより、ききめがあるというわけです。) そのほうが、ただの棒でたたくより、効き目があるというわけです。 (さて、わたしをとりかこんだらぴゅたじんたちは) さて、私を取り囲んだラピュタ人たちは
など
(「このめずらしいにんげんを、さっそくおうさまのところへつれていこう」) 「この珍しい人間を、さっそく王様の所へ連れて行こう」 (といい、むろん、らぴゅたごなどしらないわたしは) と言い、むろん、ラピュタ語など知らない私は (なにがなんだかわからないまま、だんだんばたけのようなたてもののなかを) 何が何だかわからないまま、段々畑のような建物の中を (おうさまのへやにつれていかれたのでした。) 王様の部屋に連れていかれたのでした。 (おうさまのへやは、ちきゅうぎだのてんしょうぎだのかがくきかいがいろいろおかれていて) 王様の部屋は、地球儀だの天象儀だの科学機械がいろいろ置かれていて (おうさまは、おおぜいのけらいとふたりのたたきやくをそばにおいて) 王様は、大勢のけらいと二人のたたき役をそばにおいて (なにかしきりにかんがえているさいちゅうでした。) 何かしきりに考えている最中でした。 (ふたりのたたきやくが、れいのぼうでおうさまのめとくちをたたくと) 二人のたたき役が、例の棒で王様の目と口をたたくと (おうさまは、はっときがついたようにわたしのほうをみてなにかいいました。) 王様は、はっと気がついたように私の方を見て何か言いました。 (たたきやくは、すぐにわたしのそばへとんできて、) たたき役は、すぐに私のそばへとんできて、 (こんどはわたしのみみをたたきました。) 今度は私の耳をたたきました。 ((わたしはことばがつうじないのでだまっているだけだ。) (私は言葉が通じないので黙っているだけだ。 (みみはきこえているから、そのぼうはひつようない)) 耳は聞こえているから、その棒は必要ない) (とわたしはてまねでつたえましたが、あとできいたところによると) と私は手まねで伝えましたが、あとで聞いたところによると (このとき、おうさまやけらいたちは、) この時、王様やけらいたちは、 ((たたきぼうがいらないというこのおとこは、なにもかんがえることのできない) (たたき棒がいらないというこの男は、何も考えることのできない (よほどのばかものにちがいない)とわたしをひどくけいべつしたそうです。) よほどの馬鹿者に違いない)と私をひどく軽蔑したそうです。 (しかし、こころのなかではどうおもったにしても) しかし、心の中ではどう思ったにしても (らぴゅたとうのおうさまは、わたしにたいしてしんせつでした。) ラピュタ島の王様は、私に対して親切でした。 (おうさまは、わたしにりっぱなへやと、ふたりのめしつかいをつけてくれ) 王様は、私に立派な部屋と、二人の召使いをつけてくれ (ごうかなしょくじもはこばせてくれました。) 豪華な食事も運ばせてくれました。 (しょくじはごうかなばかりでなく、これもまた、かわったものでした。) 食事は豪華なばかりでなく、これもまた、変わったものでした。 (なにがどうかわっていたかというと、) なにがどう変わっていたかというと、 (ろーすとやけーきは、ひしがたやえんけい、) ローストやケーキは、ひし形や円形、 (とりにくやそーせーじは、ばいおりんとかふるーとなどのかたち。) 鳥肉やソーセージは、バイオリンとかフルートなどの形。 (ぱんはえんすいけい、えんとうけいというように) パンは円すい形、円筒形というように (どれもがっきやすうがくにかんけいあるかたちをしていて、) どれも楽器や数学に関係ある形をしていて、 (しょくじのたび、それはかわりませんでした。) 食事のたび、それは変わりませんでした。 ((そういえば、このしまのひとたちのきているもののもようにもがっきがある。) (そういえば、この島の人たちの着ている物の模様にも楽器がある。 (これは、どういうわけなのだろう)) これは、どういう訳なのだろう) (しかし、それはまもなくわかりますので、) しかし、それは間もなくわかりますので、 (どくしゃのみなさんも、もうすこしくびをひねったままでまっていてください。) 読者の皆さんも、もう少し首をひねったままで待っていてください。 (しょくじがおわると、わたしのへやには、ことばのせんせいがたたきやくをしたがえてはいってきて) 食事が終わると、私の部屋には、言葉の先生がたたき役を従えて入ってきて (わたしは、さっそくことばのべんきょうをはじめました。) 私は、さっそく言葉の勉強を始めました。 (それも、おうさまのしんせつなこころくばりでしたが、) それも、王様の親切な心配りでしたが、 (わたしとしても、はやくらぴゅたごをおぼえて) 私としても、早くラピュタ語を覚えて (このふしぎなとぶしまのことをしりたかったので) この不思議な飛ぶ島のことを知りたかったので (べんきょうにせいをだしました。) 勉強に精を出しました。 (おうさまは、わたしのみのまわりにもきをつかってくれ) 王様は、私の身の回りにも気を使ってくれ (わたしのきがえをつくるようにと、ようふくやまでさしむけてくれました。) 私の着替えを作るようにと、洋服屋まで差し向けてくれました。 (でしをひきつれてやってきたようふくやは) 弟子を引き連れてやってきた洋服屋は (ものさしやこんぱすやじょうぎやらをつかって、) ものさしやコンパスや定規やらを使って、 (わたしのぜんしんのすんぽうをとっていきました。) 私の全身の寸法をとっていきました。 (が、すうじつごにできてきたようふくは、だぶだぶなばかりか) が、数日後にできてきた洋服は、だぶだぶなばかりか (てんでかっこうがなっていません。) てんでかっこうがなっていません。 (すんぽうをめもするとき、すうじをまちがえたからだそうです。) 寸法をメモするとき、数字を間違えたからだそうです。 (そして、そんなまちがいは、このしまではふつうのことだそうで) そして、そんな間違いは、この島では普通のことだそうで (みんながへんてこなかたちのふくをきているわけなのです。) みんながへんてこな形の服を着ているわけなのです。
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