長い髪／FOMARE

(ゆうえんちまえのこのみちをとおるときはまどをあけて)

遊園地前のこの道を通るときは窓を開けて

(あのころとおなじかなにがかわったか)

あの頃と同じか何が変わったか

(いきをすいめをとじきおくのいとをめぐる)

息を吸い目を閉じ記憶の糸を巡る

(えがおはちってたさくらのはなのよう)

笑顔は散ってた桜の花の様

(うつくしいままどこかとおくへ)

美しいままどこか遠くへ

(はなはまためばえてだれかをさがすんだ)

花はまた芽生えて誰かを探すんだ

(かれはになってしまったわたしはそらへ)

枯葉になってしまった私は空へ

(みらいはあいまいでいたずらずきでうそつきだ)

未来はあいまいで悪戯好きで嘘つきだ

(めをとじてえがくよ)

目を閉じて描くよ

(ゆめでえいがをかんとくはわたし)

夢で映画を監督は私

(わたしのながいかみがかわくころあなたはゆめのなか)

私の長い髪が乾く頃あなたは夢の中

(きのうもあけがたまでかたったせいかな)

昨日も明け方まで語ったせいかな

(ゆっくりとねむってね)

ゆっくりと眠ってね

(すなおになれないくせはきょうも)

素直になれない癖は今日も

(わたしをきずつける)

私を傷つける

(このままどこかとおくのほうへ)

このまま何処か遠くの方へ

(なっとくがいくひまで)

納得がいく日まで

(このきおくのいとをたどろう)

この記憶の糸を辿ろう

(なまえをよびあってあるいたあすふぁると)

名前を呼びあって歩いたアスファルト

(よるはひえねそべりほしをみてた)

夜は冷え寝そべり　星を見てた

(あなたのじんせいにわたしをかざりつけ)

あなたの人生に私を飾り付け

(じぶんのことのようにたいせつにしてた)

自分のことの様に大切にしてた

(そうぞうはえいえんではてがなくてこわいんだ)

想像は永遠で果てがなくて怖いんだ

(きづけばおわってる)

気付けば終わってる

(つまらないひゅーまんどらまみたいな)

つまらないヒューマンドラマみたいな

(ひびでもあなたがいればまぶしくなるよ)

日々でもあなたがいれば眩しくなるよ

(わたしのながいかみがかわくころあなたはゆめのなか)

私の長い髪が乾く頃あなたは夢の中

(きのうもあけがたまでかたったせいかな)

昨日も明け方まで語ったせいかな

(ゆっくりとねむってね)

ゆっくりと眠ってね

(すなおになれないくせがきょうも)

素直になれない癖が今日も

(あなたにしがみつく)

あなたにしがみつく

(なつかしいとかおもえるよゆうが)

懐かしいとか思える余裕が

(いまはないみたい)

今はないみたい

(ゆっくりとねむってね)

ゆっくりと眠ってね

(このながいはなしがおわるころ)

この長い話が終わる頃

(あなたがいないのも)

あなたがいないのも

(わかっているのにあきらめがつかなくて)

分かっているのに諦めがつかなくて

(あなたのぬくもりにつられねむるよるは)

あなたの温もりにつられ眠る夜は

(もうどこにもないのでしょう)

もう何処にもないのでしょう

(このからだのいちぶから)

この体の一部から

(ゆっくりとあなたをてばなすの)

ゆっくりとあなたを手離すの

(なきながらひきとめてよ)

泣きながら引き止めてよ

(うそみたいだねすべてが)

嘘みたいだね全てが

(なかったことのようだよ)

なかったことの様だよ

(ゆっくりとさようなら)

ゆっくりとさようなら