ガガーリン

(あめまじりのあさとみなれたふうけい)

雨交じりの朝と見慣れた風景

(べらんだで)

ベランダで

(わすれてたきもちをまちなみにさがす)

忘れてた気持ちを街並みに探す

(へやのすみにみつけたあるばむなんてめくって)

部屋の隅に見つけたアルバムなんて捲って

(はろーきみはいまもあいかわらずですか)

ハロー君は今も相変わらずですか

(だけどほんとはきづいてたんだ)

だけど本当は気づいてたんだ

(このおもいは)

この想いは

(わけてもへらないろうそくのひなんだ)

分けても減らない蠟燭の火なんだ

(まるでおわらないたびじをまえに)

まるで終わらない旅路を前に

(それでもぼくらがめざすのは)

それでも僕らが目指すのは

(とおくゆれているゆずれないみらいなんだ)

遠く揺れている譲れない未来なんだ

(もどれないのにたちどまって)

戻れないのに立ち止まって

(ぼくらがとほうにくれるのは)

僕らが途方に暮れるのは

(はるかかなたにひかりがさすから)

遥か彼方に光が差すから

(かっこうわるいところはみせたくないとかまえて)

格好悪いところは見せたくないと構えて

(じぶんだけのものだとひっしにまもった)

自分だけのものだと必死に守った

(みんなほんとうのすがたなんてかくすけど)

みんな本当の姿なんて隠すけど

(かんたんなことさいまにわかるよ)

簡単なことさ今にわかるよ

(たとえばいまれいこんまなんびょうのさでぼくらにとどくひかりも)

例えば今０コンマ何秒の差で僕らに届く光も

(おなじようにみえてそれぞれちがうから)

同じように見えてそれぞれ違うから

(まよわないようにめをとじるんだ)

迷わないように目を閉じるんだ

(まぶたのうらうかぶことばが)

瞼の裏浮かぶ言葉が

(せなかをおすよつばさをさずけて)

背中を押すよ翼を授けて

(だけどほんとうはきづたのさこのおもいは)

だけど本当は気づいたのさこの想いは

(わけてもへらないろうそくのひなんだ)

分けても減らない蠟燭の火なんだ

(だれかがいらないとすてたのーと)

誰かがいらないと捨てたノート

(それにぼくはゆめをえがくよ)

それに僕は夢を描くよ

(さまがわるせかいでぼくにできること)

様変わる世界で僕にできること

(もどれないのにたちどまって)

戻れないのに立ち止まって

(ぼくらがとほうにくれるのは)

僕らが途方に暮れるのは

(はるかかなたにひかりがさすから)

遥か彼方に光が差すから