太陽航路　タイピング

(いいにおいにさそわれてめざめたあさは)

いい匂いに誘われて　目覚めた朝は

(のりのきいたしゃつのえりをしっかりただす)

のりのきいたシャツの　襟をしっかり正す

(ねくたいもまっすぐむすぶ)

ネクタイもまっすぐ結ぶ

(ゆめなんてわすれてしまうもの)

夢なんて忘れてしまうもの

(なのにまだどこかそわそわ)

なのにまだどこかそわそわ

(してるんだ)

してるんだ

(はだしではしったどこまでもつづく)

裸足で走った　どこまでも続く

(あおにすいこまれそうになんのさ)

青に吸い込まれそうになんのさ

(きみだけをみてたひとみにうつした)

きみだけを見てた　瞳に映した

(なつごととじこめようとしたんだ)

夏ごと閉じ込めようとしたんだ

(それはないしょ)

それは　内緒

(かんじょうがゆれるほうがしあわせだろうか)

感情が揺れる　方が幸せだろうか

(ろぼっとみたいになんにもかんじないほうが)

ロボットみたいに　何にも感じない方が

(ぜったいらくなのにどうして)

絶対楽なのに　どうして

(ひきこもごもできょうもいきてる)

悲喜こもごも　で今日も生きてる

(ぼろぼろでもりんぐにたつんだ)

ボロボロでも　リングに立つんだ

(なみだのしゅるいたくさんあるけど)

涙の種類　たくさんあるけど

(いちばんながしたのはうれしささ)

一番流したのは　嬉しささ

(ひゃくねんたってもきみがすきなままさ)

百年経っても　きみが好きなままさ

(ことばにしたとたんきえそうだから)

言葉にした途端　消えそうだから

(いえないまま)

言えない　まま

(とつぜんとおりあめおたがいぬれねずみ)

突然通り雨　お互い濡れねずみ

(それがどうしたっていうのさ)

それがどうしたって言うのさ

(このままおどろうよたいようのおとずれを)

このまま踊ろうよ　太陽の訪れを

(まちながら)

待ちながら

(ひととぶつかりそのひとをきらう)

ひととぶつかり　そのひとを嫌う

(けどやっぱりそのひとがいいんだよ)

けどやっぱりそのひとがいいんだよ

(いやなところもけっきょくだいすきさ)

いやなところも　結局大好きさ

(だからひとのなかにいさせてほしい)

だからひとの中に　いさせてほしい

(どうかおねがい)

どうか　お願い

(なみだのしゅるいたくさんあるけど)

涙の種類　たくさんあるけど

(もうなんもかもまぜこぜだよ)

もうなんもかも　まぜこぜだよ

(このかんじょうがひとだってしょうこさ)

この感情がひとだって証拠さ

(はなみずだってまじってんだよ)

鼻水だって混じってんだよ

(だからつぎもひとがいい)

だから　次もひとが良い

(はだしではしったどこまでもつづく)

裸足で走った　どこまでも続く

(あおにすいこまれそうになんのさ)

青に吸い込まれそうになんのさ

(きみだけをみてたひとみにうつした)

きみだけを見てた　瞳に映した

(このなつごととじこめようとした)

この夏ごと閉じ込めようとした

(ずっとしまっておく)

ずっとしまっておく