王子とこじき 30

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投稿者投稿者ローズマリーいいね0お気に入り登録
プレイ回数33順位1106位  難易度(4.4) 3171打 長文
作者 マーク・トウェイン
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 HAKU 7611 7.8 97.4% 405.2 3167 83 65 2026/02/09
2 berry 7389 7.4 98.6% 418.7 3136 42 65 2026/02/09
3 なお氏 5789 A+ 6.0 96.1% 522.8 3153 126 65 2026/02/09

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問題文

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(もとのへやにもどってからも、ろうじんのかおからはいまいましげな) 元の部屋に戻ってからも、老人の顔からは忌々しげな (おそろしいひょうじょうがきえなかった。) 恐ろしい表情が消えなかった。 (やにわにたちあがると、がらくたのつまっているとだなをあけて) やにわに立ち上ると、ガラクタの詰まっている戸棚をあけて (なかからだしてきたのは、ふるくてさびたほうちょうとといしだった。) 中から出してきたのは、古くてさびた包丁と砥石だった。 (そして、えどわーどがすやすやねいっているのをたしかめると) そして、エドワードがすやすや寝入っているのを確かめると (といしでほうちょうをとぎにかかった。) 砥石で包丁を研ぎにかかった。 (ときどき、ゆびできれぐあいをためした。) 時々、指で切れ具合を試した。 (「そろそろきれるようになったな。あいつのちちおやへのしかえしだ。) 「そろそろ切れるようになったな。あいつの父親への仕返しだ。 (あいつは、かみからばつをうけるのだ。ほうおうになれたはずの) あいつは、神から罰を受けるのだ。法王になれたはずの (このわしを、あいつのちちおやは・・・」) このわしを、あいつの父親は・・・」
(ぎらりとひかったほうちょうをてに、ろうじんはふたたびえどわーどがねているへやへともどった) ぎらりと光った包丁を手に、老人は再びエドワードが寝ている部屋へともどった (「そうだ。こえをたてられてはならん」) 「そうだ。声をたてられてはならん」 (まず、ぐっすりねこんでいるえどわーどのりょうあしを、) まず、ぐっすり寝込んでいるエドワードの両足を、 (そっと、だがぎっちりとなわでしばった。りょうてもしばった。) そっと、だがぎっちりと縄で縛った。両手も縛った。 (さいごに、さるぐつわもはめてしまったのだ。) 最後に、さるぐつわもはめてしまったのだ。 (そして、またほうちょうをとぎはじめた。) そして、また包丁を研ぎはじめた。 (やがて、えどわーどがねがえりをうとうとして、) やがて、エドワードが寝返りをうとうとして、 (じぶんのからだがまるでうごかないのにきがついて、めをさました。) 自分の体がまるで動かないのに気がついて、目を覚ました。 (「へんりーのむすこよ。さいごのいのりをすませろ」) 「ヘンリーの息子よ。最後の祈りを済ませろ」 (おそろしいこえでのしかかるようにして、てにもったほうちょうをみせびらかした) 恐ろしい声でのしかかるようにして、手に持った包丁を見せびらかした
など
(ろうじんをみて、えどわーどはうまれてはじめてのきけんをしった。) 老人を見て、エドワードは生まれて初めての危険を知った。 ((ころされる。わたしはいますぐにころされる・・・)) (殺される。私は今すぐに殺される・・・) (みもだえしようとしても、こえをだそうとしても、どちらもまったくできなかった。) 身もだえしようとしても、声を出そうとしても、どちらも全くできなかった。 (くちをおおったきれのあいだから、ひくいこえをだすのが、やっとだった。) 口を覆ったきれの間から、低い声を出すのが、やっとだった。 (「お、もうよあけだな。あかるくなってしまっては、ことがめんどうじゃ。) 「お、もう夜明けだな。明るくなってしまっては、ことが面倒じゃ。 (・・・いぎりすこくおうよ、いよいよおまえのしぬときがきたのじゃ」) ・・・イギリス国王よ、いよいよお前の死ぬ時がきたのじゃ」 (ろうじんは、えどわーどのしろいほそいのどをいっぺんにきりさこうとかがみこんできた。) 老人は、エドワードの白い細い喉をいっぺんに切り裂こうとかがみこんできた。 ((もうだめだ。ああ、わたしはきゅうでんにもはいれず、) (もうだめだ。ああ、私は宮殿にも入れず、 (こくおうになるしきもあげないうちに、しぬ)) 国王になる式もあげないうちに、死ぬ) (ぐさりとほうちょうがおろされようとしたときだった。) ぐさりと包丁が下ろされようとしたときだった。 (おもいがけないことがおきて、ろうじんはあわてふためき、ほうちょうをゆかにおとしてしまった) 思いがけないことが起きて、老人は慌てふためき、包丁を床に落としてしまった (そとからひとのこえがきこえたのだ。) 外から人の声が聞こえたのだ。 (ろうじんはえどわーどのうえに、ばさりともうふをかぶせて、) 老人はエドワードの上に、ばさりと毛布をかぶせて、 (いきをころしてそとをうかがった。) 息を殺して外をうかがった。 (ひとごえはどうやら、けんかしているふたりのおとこらしかったが、) 人声はどうやら、喧嘩している二人の男らしかったが、 (そのうち、ばたばたとかけさるあしおとがした。) そのうち、ばたばたと駆け去る足音がした。 (「ふん。たちさったな」ろうじんはゆかのうえのほうちょうをとろうとしたとき) 「ふん。立ち去ったな」老人は床の上の包丁をとろうとした時 (こんどはいきなり、こやのとをたたくおとがしたのだ。) 今度はいきなり、小屋の戸を叩く音がしたのだ。 (「ええい、じゃまものばかりはいりおって」) 「ええい、邪魔者ばかり入りおって」 (はらをたてたろうじんは、えどわーどのしばられているへやからでていって) 腹をたてた老人は、エドワードの縛られている部屋から出て行って (とをあけたらしい。そして、えどわーどのみみには) 戸を開けたらしい。そして、エドワードの耳には (とぐちでしているふたりのはなしごえがきこえてきた。) 戸口でしている二人の話し声が聞こえてきた。 (「これは、しんぷさま。・・・おたずねします。) 「これは、神父様。・・・お尋ねします。 (わたしのこどもはどこにおりますでしょうか」) 私の子供はどこにおりますでしょうか」 (「はて・・・こどもだと?なんのことかね」) 「はて・・・子供だと?なんのことかね」 (「このちかくで、わるものをふたりとっつかまえてききだしました。) 「この近くで、悪者を二人とっつかまえて聞きだしました。 (そいつらがおいかけていたこどもは、このへんできえたのだそうです」) そいつらが追いかけていた子供は、この辺で消えたのだそうです」 (これこそ、あのまいるすへんどんのこえにちがいなかった。) これこそ、あのマイルス・ヘンドンの声に違いなかった。 (えどわーどは、むねをたかならせ、なんとかもがいておとをたてて) エドワードは、胸を高鳴らせ、なんとかもがいて音を立てて (ここにじぶんのいることをしらせようとした。しかし、それもむだだった。) ここに自分のいることを知らせようとした。しかし、それも無駄だった。 (「なに、このわしがうそをつくとでもいうのか。) 「なに、このわしが嘘をつくとでも言うのか。 (そなたに、わしのひみつをつげれば、わしがうそつきでないことがわかる。) そなたに、わしの秘密を告げれば、わしが嘘つきでないことがわかる。 (わしこそは・・・、じつはてんごくからおりただいてんしじゃ」) わしこそは・・・、実は天国からおりた大天使じゃ」 (このひとことで、へんどんはこのろうじんはあたまがへんだとさっした。) このひと言で、ヘンドンはこの老人は頭が変だと察した。 (だが、そんなことでへこたれなかった。) だが、そんなことでへこたれなかった。 (「さいわい、わたしはこきょうへかえるために、うまをにとうつれている。) 「幸い、私は故郷へ帰るために、馬を二頭連れている。 (だいてんしさまはいっとうにのってください。このもりのなかのことをよくごぞんじらしいから」) 大天使様は一頭に乗ってください。この森の中のことをよくご存じらしいから」 (そういって、むりやりにろうじんをつれだして、うまへのせるおとがしたかとおもうと、) そう言って、無理矢理に老人を連れ出して、馬へ乗せる音がしたかと思うと、 (にとうのうまのひづめのおとは、さっていってしまったのである。) 二頭の馬の蹄の音は、去っていってしまったのである。 ((へんどん!へんどん・・・。ここにいるんだわたしは。たすけてくれ)) (ヘンドン!ヘンドン・・・。ここにいるんだ私は。助けてくれ) (こころでいくらさけぼうとも、えどわーどはたったひとりでとりのこされ) 心でいくら叫ぼうとも、エドワードはたった一人で取り残され (しばられたままのこどもだったのである。) 縛られたままの子供だったのである。 (いや、たったひとりでいたのはほんのわずかのあいだだった。) いや、たった一人でいたのはほんのわずかの間だった。 (ふたりのおとこ、それも、じょんきゃんてぃとゆーごーがはいってきたのだ。) 二人の男、それも、ジョン・キャンティとユーゴーが入ってきたのだ。 (「それ。なわをほどいてやらあ。もうにげるなよ」) 「それ。縄をほどいてやらあ。もう逃げるなよ」
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