王子とこじき 27
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ミッチャンズ | 8204 | 神 | 8.6 | 95.1% | 230.6 | 1994 | 102 | 41 | 2026/02/07 |
| 2 | berry | 7145 | 王 | 7.2 | 98.3% | 273.6 | 1989 | 34 | 41 | 2026/02/06 |
| 3 | HAKU | 6926 | S++ | 7.1 | 97.4% | 282.1 | 2006 | 52 | 41 | 2026/02/07 |
| 4 | ヤス | 6774 | S++ | 7.0 | 96.5% | 285.2 | 2003 | 71 | 41 | 2026/03/05 |
| 5 | だだんどん | 6411 | S | 6.9 | 92.7% | 286.5 | 1992 | 155 | 41 | 2026/02/07 |
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問題文
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(えどわーどがいたむあしをひきずってもりへはいると、あたりはくらくなっていった。)
エドワードが痛む足を引きずって森へ入ると、辺りは暗くなっていった。
(ひるまでもきがしげってうすぐらいというのに、よるがやってきたのである。)
昼間でも木が茂って薄暗いというのに、夜がやってきたのである。
(しかし、じいっとみみをすますと、もりのなかにもひとがすんでいるらしく)
しかし、じいっと耳を澄ますと、森の中にも人が住んでいるらしく
(ときおりはなしごえがした。ちらちらとひかるあかりもとおくにみえた。)
ときおり話し声がした。ちらちらと光る明かりも遠くに見えた。
(いぬのとおぼえもきこえた。(おなかがすいた。あしもいたい。あのへんのあかりを)
犬の遠吠えも聞こえた。(お腹がすいた。足も痛い。あの辺の明かりを
(たよりにいってとめてもらおうか。いや、だめだ。こじきたちもあかりをみつけて)
頼りに行って泊めてもらおうか。いや、ダメだ。乞食たちも明かりを見つけて
(つかまえにくるにちがいない・・・))
捕まえにくるに違いない・・・)
(えどわーどは、やみのなかをがまんして、わざとあかりからそれてあるいた。)
エドワードは、闇の中を我慢して、わざと明かりからそれて歩いた。
(なにしろ、こじきのむれのなかにはじょんきゃんてぃというやつがいる。)
なにしろ、乞食の群れの中にはジョン・キャンティというやつがいる。
(しゅうねんぶかくえどわーどをおいかけるにちがいないからだ。)
執念深くエドワードを追いかけるに違いないからだ。
(しかし、よるもふけてとうとうえどわーどはきこりごやらしいいえのそばで)
しかし、夜も更けてとうとうエドワードは木こり小屋らしい家のそばで
(あるけなくなってしまった。きのかげからそっとうかがうとまどにひとかげがうつる。)
歩けなくなってしまった。木の陰からそっとうかがうと窓に人影がうつる。
(だが、そのおもやのうしろには、おおきななやがあってそこにはあかりもなかったし)
だが、その母屋の後ろには、大きな納屋があってそこには明かりもなかったし
(いいことにとがすこしあいていた。(よし、あそこでこんやはねよう))
いいことに戸が少し開いていた。(よし、あそこで今夜は寝よう)
(えどわーどはなやにすべりこむと、じぶんでとをぴったりとしめた。)
エドワードは納屋に滑り込むと、自分で戸をぴったりと閉めた。
(すると、まどのないなやはほんとうのくらやみになってしまった。)
すると、窓のない納屋は本当の暗闇になってしまった。
((ここにはたべものもあるまいな。それはがまんするにしても、)
(ここには食べ物もあるまいな。それは我慢するにしても、
(どこかに、ねいいばしょはないものか))
どこかに、寝いい場所はないものか)
(てさぐりですみのほうへいくと、うんよくもうふがてにさわった。)
手探りですみの方へ行くと、運よく毛布が手に触った。
(わらのようなものもみつかった。)
わらのようなものも見つかった。
など
(えどわーどは、もうそれだけでもかみにかんしゃした。)
エドワードは、もうそれだけでも神に感謝した。
((ありがたい。これでゆっくりねられる))
(ありがたい。これでゆっくり寝られる)
(よくねむってあしたになれば、たとえなにもたべなくてもきっとげんきになれると)
よく眠って明日になれば、たとえ何も食べなくてもきっと元気になれると
(えどわーどはしずかにめをつむった。)
エドワードは静かに目をつむった。
(とろとろと、まどろみかけたときだった。)
とろとろと、まどろみかけた時だった。
(とつぜん、からだにおもくてやわらかいものがぶつかったようなきがして、)
突然、体に重くて柔らかいものがぶつかったような気がして、
(はっとめをさました。「だれだ!」)
はっと目を覚ました。「だれだ!」
(おしころしたようなこえできいてみた。だがへんじはない。)
押し殺したような声で聞いてみた。だが返事はない。
(えどわーどのしんぞうはどきどきおとをたてた。)
エドワードの心臓はどきどき音を立てた。
((おばけか・・・))
(お化けか・・・)
(そうおもうと、すぐにもさけびごえをあげてこのなやからとびだしたくなった。)
そう思うと、すぐにも叫び声をあげてこの納屋から飛び出したくなった。
((まて。いぎりすこくおうのわたしが、おばけにおいだされるわけにはいかないぞ))
(待て。イギリス国王の私が、お化けに追い出されるわけにはいかないぞ)
(えどわーどはじぶんにいいきかせてがまんした。)
エドワードは自分に言い聞かせて我慢した。
(そして、あらんかぎりのゆうきをふるっててをのばして)
そして、あらん限りの勇気をふるって手を伸ばして
(さっき、からだにぶつかってきたものをさぐった。)
さっき、体にぶつかってきたものを探った。
(すると(あ、あったかいものだ!))
すると(あ、あったかいものだ!)
(それこそ、しんぞうがつぶれるほどびっくりした。)
それこそ、心臓がつぶれるほどびっくりした。
(とどうじに、やけくそのきもちもあって、そのやわらかくてあたたかいものへ)
と同時に、やけくその気持ちもあって、その柔らかくてあたたかいものへ
(もういちど、りょうてをのばしていった。そして、それがなんだかわかった。)
もう一度、両手を伸ばしていった。そして、それが何だかわかった。
(こうしだった。えどわーどはそのばん、こうしにあたためてもらって)
子牛だった。エドワードはその晩、子牛に温めてもらって
(ゆっくりねられたのである。)
ゆっくり寝られたのである。