王子とこじき 31
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問題文
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(こうして、いぎりすこくおうえどわーどへいかは)
こうして、イギリス国王エドワード陛下は
(またまたこじきたちといっしょに、たびをつづけることになってしまった。)
またまた乞食たちと一緒に、旅を続けることになってしまった。
(こじきのおやぶんは、えどわーどがどことなくひんがいいし)
乞食の親分は、エドワードがどことなく品がいいし
(りっぱなかおだちをしているので「このこにはむりなしごとはさせるなよ」)
立派な顔立ちをしているので「この子には無理な仕事はさせるなよ」
(といって、ほかのやつらからかばってくれた。)
と言って、他のやつらからかばってくれた。
(だが、ゆーごーというやつは、いままでえどわーどにさんざんはじをかかされたので)
だが、ユーゴーというやつは、今までエドワードにさんざん恥をかかされたので
((こいつ、けっしてゆるさねえぞ。いつかしかえしをしてやるからな))
(こいつ、決して許さねえぞ。いつか仕返しをしてやるからな)
(と、めをひからせてつけねらっていたのである。)
と、目を光らせてつけ狙っていたのである。
(あるばん、いつものようにたきびをたいて、)
ある晩、いつものようにたき火を焚いて、
(のめやうたえのおおさわぎになったときのこと。)
飲めや歌えの大騒ぎになったときのこと。
(ゆーごーは、えどわーどのあしをわざと、)
ユーゴーは、エドワードの足をわざと、
(それも、さんべんもよんへんもふみつけたのだ。)
それも、三べんも四へんも踏みつけたのだ。
(「えっへっへ。ごめんよ、ぼうや。よっぱらってるんだ」)
「えっへっへ。ごめんよ、坊や。酔っぱらってるんだ」
(といいながらも、こんどはりょうあしでふみつけた。)
と言いながらも、今度は両足で踏みつけた。
(えどわーどは、がまんにがまんをかさねていたが、)
エドワードは、我慢に我慢を重ねていたが、
((いぎりすこくおうをないがしろにするやつめ))
(イギリス国王をないがしろにするやつめ)
(すっくとたちあがると、そこらにあったぼうでゆーごーのあたまを)
すっくと立ち上ると、そこらにあった棒でユーゴーの頭を
(いやというほどたたきのめしてやった。こじきたちのあいだからわらいがおこった。)
嫌というほど叩きのめしてやった。乞食たちの間から笑いがおこった。
(「このこぞうめ。よくもはじをかかしやがったな」)
「この小僧め。よくも恥をかかしやがったな」
(「なにをもうす。はじをかかせようとしたのは、そのほうではないか」)
「何を申す。恥をかかせようとしたのは、そのほうではないか」
など
(「うるせえ。こんどは、てめえがぶちのめされるばんだ」)
「うるせえ。今度は、てめえがぶちのめされる番だ」
(ゆーごーはまっかになって、やはりぼうをもってたちあがった。)
ユーゴーは真っ赤になって、やはり棒を持って立ち上った。
(こうなると、こじきたちはみせものでもみるようにうれしかった。)
こうなると、乞食たちは見せ物でも見るように嬉しかった。
(「しっかりやれ、ゆーごー。こどものいっぴきやにひき、たたきつぶせ」)
「しっかりやれ、ユーゴー。子どもの一匹や二匹、叩き潰せ」
(というのがいるかとおもえば)
というのがいるかと思えば
(「おーい。おうさまのわかだんな。やっちまえ、やっちまえ」)
「おーい。王様の若旦那。やっちまえ、やっちまえ」
(と、えどわーどをけしかけるのもいる。)
と、エドワードをけしかけるのもいる。
(ふたりはおたがいにぼうをもってむかいあった。)
二人はお互いに棒を持って向かい合った。
(どうみても、こんどはえどわーどがやられるだろうとみんなおもった。)
どう見ても、今度はエドワードがやられるだろうとみんな思った。
(ところがえどわーどはきゅうでんにいたあいだ、いぎりすじゅうでいちばんというけんじゅつのせんせいから)
ところがエドワードは宮殿にいた間、イギリス中で一番という剣術の先生から
(けんのつかいかたをまいしゅうならっていた。)
剣の使い方を毎週習っていた。
(いまは、ぼうをけんだとおもえばすこしもひるむところがなかった。)
今は、棒を剣だと思えば少しもひるむところがなかった。
(めちゃくちゃにぼうをふりまわしてかかってくるゆーごー。)
めちゃくちゃに棒を振り回してかかってくるユーゴー。
(えどわーどはようすをじいっとみつめていたが、ひらりっとからだをかわすがはやいか)
エドワードは様子をじいっと見つめていたが、ひらりっと体をかわすがはやいか
(「まいるぞ!」)
「まいるぞ!」
(めにもとまらぬはやさで、ひとつ、ふたつ、みっつも)
目にもとまらぬ早さで、一つ、二つ、三つも
(ちからいっぱいゆーごーをたたきのめしてしまったのだ。)
力いっぱいユーゴーを叩きのめしてしまったのだ。