口裂け（feat.知声）

(ああ)

ああ

(どうしてみなあのこをすくの)

どうしてみなあの子を好くの

(いたいたしいことこのうえない)

痛々しいことこの上ない

(どうして)

どうして？

(みなあのこをすくから)

みなあの子を好くから

(いやのひとつもいえないじゃない)

嫌の一つも言えないじゃない

(こうてい)

肯定

(そうねそうねそれいっしょかんけい)

「そうね、そうね」「それ一緒」関係

(こんりんざいなにもおもしろくない)

金輪際何も面白くない

(そんなことのたまうあたしがあくっていうんでしょう)

そんなこと宣うあたしが悪って言うんでしょう

(やまいのりてぃ)

ヤマイノリティ

(むかしはこんなんじゃなかったの)

昔はこんなんじゃなかったの

(むかしはこんなんじゃなかったのに)

昔はこんなんじゃなかったのに

(あのこがあたしをふんづけた)

あの子があたしを踏んづけた

(なにからなにまでつぶしていった)

何から何まで潰していった！

(あたしみにくいでしょう)

あたし醜いでしょう

(あのこよりもずっとみにくいでしょう)

あの子よりもずっと醜いでしょう

(だからあたしにはあのこをさすけんりがあるとおもうの)

だからあたしにはあの子を刺す権利があると思うの

(しりでめつれつなきょう)

支離で滅裂な鋏

(きゃっかんてきじばく)

客観的自爆

(にぶきいんけん)

鈍き陰険

(はなからわかっていたことばかりでないてしまう)

端から分かっていたことばかりで鳴いてしまう

(ねえ)

ねえ

(どうしてみなあのこをすくの)

どうしてみなあの子を好くの

(いまいましいことこのうえない)

忌々しいことこの上ない

(いつでもみなあのこについては)

いつでもみなあの子に憑いては

(しゅかくきどりをじょちょうさせる)

主格気取りを助長させる

(けっきょくはねたみだとみとめたくない)

結局は妬みだと認めたくない

(ぜろからこばみたい)

0から拒みたい

(けとばしたところでむだだ)

蹴飛ばしたところで無駄だ

(またこまがすすむだけ)

また駒が進むだけ

(あのこがにくいでしょう)

あの子が憎いでしょう

(とりいろうとしてるだけなんでしょ)

取り入ろうとしてるだけなんでしょ

(だからあんなこははやくいなくなればいいとおもうの)

だからあんな子は早くいなくなればいいと思うの

(しりでめつれつでもあたしがうたうならばどうりなの)

支離で滅裂でもあたしが謳うならば道理なの

(はなからみえすいてたおぞましさもしめだして)

端から見え透いてた悍ましさも閉め出して

(あたしみにくいでしょう)

あたし醜いでしょう

(あのこよりもずっとみにくいでしょう)

あの子よりもずっと醜いでしょう

(だからあたしにはあのこをさすけんりがあるとおもうの)

だからあたしにはあの子を刺す権利があると思うの。

(しりでめつれつなきょう)

支離で滅裂な鋏

(きゃっかんてきじばく)

客観的自爆

(にぶきいんけん)

鈍き陰険

(はなからわかっていたことばかりのさよならね)

端から分かっていたことばかりのさよならね

(さよならきょうそさま)

さよなら教祖様！

(あたしだけのしょあくのこんでんさ)

あたしだけの諸悪のコンデンサ

(きみのわるいほどにかようそこのそこをすくってしった)

気味の悪いほど似通う底の底を掬って知った

(しりでめつれつなきょう)

支離で滅裂な鋏

(かんじょうてきじばく)

感情的自爆

(にぎるぎんか)

握る銀貨

(はなからわかっていたことばかりかざってしまう)

端から分かっていたことばかり飾ってしまう