トランプ -5-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
cicciさんのアカウント
https://typing.twi1.me/profile/userId/130158
cicciさんのアカウント
https://typing.twi1.me/profile/userId/130158
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | だったかもしれな | 8224 | 神 | 8.3 | 98.1% | 337.4 | 2829 | 54 | 58 | 2026/01/26 |
| 2 | subaru | 8171 | 神 | 8.4 | 97.1% | 328.7 | 2766 | 80 | 58 | 2026/01/27 |
| 3 | berry | 8098 | 神 | 8.1 | 99.2% | 336.0 | 2742 | 21 | 58 | 2026/01/21 |
| 4 | HAKU | 7470 | 光 | 7.6 | 97.1% | 362.5 | 2789 | 81 | 58 | 2026/01/21 |
| 5 | Jyo | 6067 | A++ | 6.2 | 96.7% | 436.6 | 2742 | 93 | 58 | 2026/01/26 |
関連タイピング
-
コレ最後まで打てたらすごいと思う。(フル)
プレイ回数4432 歌詞120秒 -
M!LKのイイじゃん (フル)
プレイ回数3379 歌詞120秒 -
楽しいからやってみて
プレイ回数388 61打 -
1問だけど超長いです
プレイ回数5.8万 長文かな316打 -
めっちゃいい曲....
プレイ回数3.1万 歌詞かな200打 -
面白い話を打つタイピングです
プレイ回数270 409打 -
テトリスサビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
プレイ回数14万 歌詞かな167打 -
カリスマックス本家
プレイ回数459 歌詞247打
問題文
ふりがな非表示
ふりがな表示
(そうか。てじなだ。あいてのえらんだかーどをあてるまじっく。じぶんでえらんだように)
そうか。手品だ。相手の選んだカードを当てるマジック。自分で選んだように
(おもわせて、そのじつ、さいしょからきめられたかーどをてにとらせている。)
思わせて、その実、最初から決められたカードを手に取らせている。
(あるいは、どれをえらんでものこったかーどのやまにもどしたじてんで)
あるいは、どれを選んでも残ったカードの山に戻した時点で
(こうみょうにすりかえられている。)
巧妙にすり替えられている。
(そう、あるきめられたかーどに。)
そう、ある決められたカードに。
(えらんだかーどをみもしないであてるのだが、たんじゅんに「あなたがえらんだのは)
選んだカードを見もしないで当てるのだが、単純に「あなたが選んだのは
(はーとのえーすですね」などといったり、あるいはやまからぬきだしてみせたり、)
ハートのエースですね」などと言ったり、あるいは山から抜き出して見せたり、
(といったものはありきたりだ。)
といったものはありきたりだ。
(かわりに、かーどをえらんだひとのぽけっとからでてきたり、)
かわりに、カードを選んだ人のポケットから出てきたり、
(れもんのなかからでてきたり、といったえんしゅつをてれびでみたことがあった。)
レモンの中から出てきたり、といった演出をテレビで見たことがあった。
(あるいは、「あなたがえらんだかーどをあらかじめよちしていました」)
あるいは、「あなたが選んだカードをあらかじめ予知していました」
(などといってみっぷうされたふうとうからだしてみせたりもする。)
などと言って密封された封筒から出して見せたりもする。
(これはそのいっしゅだ。)
これはその一種だ。
(たぶんししょうはこういうのだ。)
たぶん師匠はこう言うのだ。
(「わたしにはよちのうりょくしゃのしりあいがいて、)
「わたしには予知能力者の知り合いがいて、
(そのひとはあなたがえらんだかーどのことをあらかじめしっている」と。)
その人はあなたが選んだカードのことをあらかじめ知っている」と。
(あるいはとうしのうりょくしゃかもしれない。)
あるいは透視能力者かも知れない。
(そしてそのとうしだかよちだかののうりょくしゃのなまえとでんわばんごうをつげて、)
そしてその透視だか予知だかの能力者の名前と電話番号を告げて、
(そのこじしんにかけさせる。)
その子自身に掛けさせる。
(もちろんなまえはこのあんごうひょうのほうそくにしたがっている。)
もちろん名前はこの暗号表の法則に従っている。
など
(さいしょからかーどがきまっていないということは、あるきめられたかーどを)
最初からカードが決まっていないということは、ある決められたカードを
(てくにっくでえらばせるのではなく、そのこがらんだむにえらんだかーどを)
テクニックで選ばせるのではなく、その子がランダムに選んだカードを
(なんらかのほうほうでぬすみみて、そのかーどをなまえのあんごうをつかってぼくにしらせるのだ。)
何らかの方法で盗み見て、そのカードを名前の暗号を使って僕に知らせるのだ。
(ししょうはすましたかおでだまったまま、おんなのこがじぶんじしんでそれとしらずに)
師匠はすました顔で黙ったまま、女の子が自分自身でそれと知らずに
(こたえのきーをはこぶのをみている、というすんぽうだ。)
答えのキーを運ぶのを見ている、という寸法だ。
(さっきじゆうにぬきだしてえらんだばかりのかーどを、)
さっき自由に抜き出して選んだばかりのカードを、
(でんわにでたみずしらずのひとがあててしまう。)
電話に出た見ず知らずの人が当ててしまう。
(これはたしかにおどろくだろう。)
これは確かに驚くだろう。
(ししょうのしかけにきづき、ぼくはまんぞくしてかおをあげた。)
師匠の仕掛けに気づき、僕は満足して顔を上げた。
(かうんたーのむこうでは、ぼくがつかわなかったとらんぷをはこからだして)
カウンターの向こうでは、僕が使わなかったトランプを箱から出して
(ますたーとひかりさんがばばぬきをはじめていた。)
マスターとひかりさんがババ抜きを始めていた。
(まだほかのきゃくはひとりもこない。)
まだほかの客は一人も来ない。
(へいじつとはいえ、ひるどきにこれではけいえいがしんぱいになってくる。)
平日とはいえ、昼時にこれでは経営が心配になってくる。
(もっとも、このぼすとんはひるはきっさてんだが、よるになるとさけと)
もっとも、このボストンは昼は喫茶店だが、夜になると酒と
(かんたんなつまみをだすばーにかわるのだ。そちらはたしょうきゃくははいっているらしい。)
簡単なツマミを出すバーに変わるのだ。そちらは多少客は入っているらしい。
(なぞをといてしまったぼくは、そのおんなのこからのでんわがかかってくるまで)
謎を解いてしまった僕は、その女の子からの電話が掛かって来るまで
(てもちぶさたになってしまった。)
手持ち無沙汰になってしまった。
(しかたなくかうんたーにほおづえをつきながら、めのまえではくねつする)
仕方なくカウンターに頬杖をつきながら、目の前で白熱する
(ばばぬきしょうぶをみるともなしにみていた。)
ババ抜き勝負を見るともなしに見ていた。
(たいまんなので、じぶんがもっていないかーどはかならずあいてがもっている。)
タイマンなので、自分が持っていないカードは必ず相手が持っている。
(ようするにばばいがいをひけばぺあがせいりつするのだ。おかげでみるみるりょうしゃの)
ようするにババ以外を引けばペアが成立するのだ。おかげで見る見る両者の
(てふだはへっていったが、だんだんとばばをひくかくりつがあがってきた。)
手札は減っていったが、だんだんとババを引く確率が上がってきた。
(ひかりさんが「あ~」といってくやしそうにひいてしまったばばを)
ひかりさんが「あ〜」と言ってくやしそうに引いてしまったババを
(じぶんのてふだにいれ、にゅうねんにしゃっふるをくりかえす。)
自分の手札に入れ、入念にシャッフルを繰り返す。
(おたがいてふだがのこりし、ごまい、というところでみせのでんわがなった。)
お互い手札が残り四、五枚、と言うところで店の電話が鳴った。
(ますたーがかーどをふせてでんわにでる。)
マスターがカードを伏せて電話に出る。
(「はい。きっさぼすとん」)
「はい。喫茶ボストン」
(「・・・・・」)
「・・・・・」
(でんわのあいてはしばらくなにもしゃべらなかった。)
電話の相手はしばらく何も喋らなかった。
(おもわずそちらにみみをよせる。)
思わずそちらに耳を寄せる。
(ぼくはそのむごんのなかに、なにかけいかいをしているようなくうきをかんじとっていた。)
僕はその無言の中に、なにか警戒をしているような空気を感じ取っていた。
(やがてぼそぼそというこえがもれ、ますたーがきみょうなひょうじょうをうかべた。)
やがてボソボソという声が漏れ、マスターが奇妙な表情を浮かべた。
(そしてくびをかしげながら、ぼくのほうをみてこういった。)
そして首をかしげながら、僕の方を見てこう言った。
(「うらいさんはいますかって。おんなのこから」)
「浦井さんはいますかって。女の子から」
(うらいさん?)
浦井さん?
(ぼくはおもわずききかえした。ますたーはうなずきながらじゅわきをこちらにさしだす。)
僕は思わず聞き返した。マスターは頷きながら受話器をこちらに差し出す。
(うらいというと、かなこさんのみょうじではないか。)
浦井というと、加奈子さんの名字ではないか。
(これはどういうことだ。)
これはどういうことだ。