トランプ -8-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
cicciさんのアカウント
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 7862 | 神 | 7.9 | 99.1% | 323.3 | 2563 | 21 | 60 | 2026/01/22 |
| 2 | subaru | 7812 | 神 | 8.0 | 96.5% | 319.1 | 2584 | 91 | 60 | 2026/01/27 |
| 3 | HAKU | 7667 | 神 | 7.8 | 98.0% | 334.8 | 2618 | 51 | 60 | 2026/01/22 |
| 4 | だったかもしれな | 7422 | 光 | 7.6 | 97.1% | 346.1 | 2646 | 77 | 60 | 2026/01/30 |
| 5 | Jyo | 5994 | A+ | 6.0 | 98.5% | 420.7 | 2561 | 39 | 60 | 2026/01/26 |
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問題文
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(おもわず「はい」とへんじをしてしまった。)
思わず「はい」と返事をしてしまった。
(「つぎのかーどはなんですか?」)
「次のカードはなんですか?」
(つぎのかーど?とうしげーむがまだつづいているのか。)
次のカード?透視ゲームがまだ続いているのか。
(しかしようすがおかしい。)
しかし様子がおかしい。
(「おい、なんだ。どうした」)
「おい、なんだ。どうした」
(ししょうのこえがする。)
師匠の声がする。
(「いや、おんなのこが」)
「いや、女の子が」
(ぼくがそうつぶやくと、でんわぐちからきんぱくしたこえがひびいてきた。)
僕がそう呟くと、電話口から緊迫した声が響いてきた。
(「うそだろ!もういないぞ」)
「嘘だろ!もういないぞ」
(え?ふたりでいっしょにひとつのでんわきにかおをよせあってしゃべっているのではないのか?)
え?二人で一緒に一つの電話器に顔を寄せ合って喋っているのではないのか?
(「うらいさん?」)
「浦井さん?」
(おんなのこがごびをあげてといかけてくる。)
女の子が語尾を上げて問いかけてくる。
(ちょっと、ちょっとまってくれ。どういうことなんだ。)
ちょっと、ちょっと待ってくれ。どういうことなんだ。
(「いま、あのこのこえがきこえているのか」とししょう。)
「今、あの子の声が聞こえているのか」と師匠。
(「・・・・・はい」)
「・・・・・はい」
(しんちょうにそうこたえると、べつべつのへんじがかえってきた。)
慎重にそう答えると、別々の返事が返ってきた。
(「よかった。つぎのかーどはなんですか」)
「よかった。次のカードはなんですか」
(「こっちにはきこえないぞ。おい。)
「こっちには聞こえないぞ。おい。
(おまえのほうのこえは、わたしだけにきこえてるのか?」)
お前の方の声は、わたしだけに聞こえてるのか?」
(「いえ・・・・・」)
「いえ・・・・・」
など
(「え?なんですか。よくきこえない」)
「え?なんですか。良く聞こえない」
(「まずいぞ。とりあえずおまえはしゃべるな」)
「まずいぞ。とりあえずお前は喋るな」
(なんだかわからないが、ただごとではないことがおきているようだ。)
なんだか分からないが、ただ事ではないことが起きているようだ。
(ぞわぞわとせすじがつめたくなってくる。)
ぞわぞわと背筋が冷たくなってくる。
(ますたーとひかりさんもまゆをひそめてこちらをうかがっている。)
マスターとひかりさんも眉をひそめてこちらを伺っている。
(「ここからはわたしのしじどおりうごけ。せつめいはあとでする。)
「ここからはわたしの指示通り動け。説明は後でする。
(まず、そのおんなのこはにんげんじゃない。いままでわたしのまえにいたが、もういない。)
まず、その女の子は人間じゃない。今までわたしの前にいたが、もういない。
(なのにでんわではつながっている。ちょっとためすぞ。いったんこっちのでんわをきる」)
なのに電話では繋がっている。ちょっと試すぞ。いったんこっちの電話を切る」
(がちゃん、というおとがしてししょうのこえがきえた。)
ガチャン、という音がして師匠の声が消えた。
(しかしまだでんわはつながっている。)
しかしまだ電話は繋がっている。
(「もしもし?うらいさん?」)
「もしもし?浦井さん?」
(おんなのこのこえが、まだきこえていた。)
女の子の声が、まだ聞こえていた。
(すがたのみえない、こえだけのそんざい。にんげんじゃないだって?)
姿の見えない、声だけの存在。人間じゃないだって?
(ぼくはおもわずかんさんとしたきっさてんのなかをみまわす。)
僕は思わず閑散とした喫茶店の中を見回す。
(しかしぼくたちさんにんいがい、だれのかげもみえなかった。)
しかし僕たち三人以外、誰の影も見えなかった。
(ふいにでんわのべるのおとがたからかになりひびき、びっくりしたしゅんかん、せすじがのびた。)
ふいに電話のベルの音が高らかに鳴り響き、びっくりした瞬間、背筋が伸びた。
(てんないにせっちされていたぴんくでんわだ。それがどこかからのちゃくしんをつげている。)
店内に設置されていたピンク電話だ。それがどこかからの着信を告げている。
(いったんこっちのでんわをきる、というししょうのことばをおもいだし、)
いったんこっちの電話を切る、という師匠の言葉を思い出し、
(いまてにもったままのくろでんわのじゅわきをみつめるとしぜんにこたえがでる。)
今手に持ったままの黒電話の受話器を見つめると自然に答えが出る。
(「ひかりさん、あれ、とって」)
「ひかりさん、あれ、取って」
(くろでんわをいどうさせながら、じぇすちゃーでぴんくでんわのじゅわきを)
黒電話を移動させながら、ジェスチャーでピンク電話の受話器を
(ぼくのほうへもってきてほしいとうったえる。)
僕の方へ持ってきてほしいと訴える。
(それぞれのでんわきのこーどのげんかいまでひっぱり、)
それぞれの電話器のコードの限界まで引っ張り、
(なんとかぼくはりょうほうをてにもつことができた。)
なんとか僕は両方を手に持つことができた。
(「もしもし?」ぴんくでんわのほうのじゅわきにくちをよせてはなしかける。)
「もしもし?」ピンク電話の方の受話器に口を寄せて話しかける。
(「わたしだ。どうだ、まだあっちはつながってるか」)
「わたしだ。どうだ、まだあっちは繋がってるか」
(ししょうだった。いったんきったものの、ぼくのほうがくろでんわのじゅわきを)
師匠だった。いったん切ったものの、僕の方が黒電話の受話器を
(あげているいじょう、かけなおしてもつうわちゅうになってしまい、つながらないのだ。)
上げている以上、掛け直しても通話中になってしまい、繋がらないのだ。
(だからししょうはみせにもうひとつあるぴんくでんわのほうへかけてきたのだった。)
だから師匠は店にもう一つあるピンク電話の方へ掛けてきたのだった。
(「よくこんなでんわのばんごうしってましたね」)
「よくこんな電話の番号知ってましたね」
(「そなえあればなんとやらだ。それよりどうなんだ」)
「備えあればなんとやらだ。それよりどうなんだ」
(「つながってます。つぎのかーどはなんですか、ときかれています」)
「つながってます。次のカードはなんですか、と訊かれています」
(「つながってるか。まずいな。ぶつりてきにどうとかいうじょうたいじゃないな。)
「繋がってるか。まずいな。物理的にどうとかいう状態じゃないな。
(あのこがどこにいるかわからない。わたしもすぐそっちにむかうから、)
あの子がどこにいるか分からない。わたしもすぐそっちに向かうから、
(それまでまをもたせろ。いいな。そのこのでんわをいっぽうてきにきるんじゃないぞ」)
それまで間を持たせろ。いいな。その子の電話を一方的に切るんじゃないぞ」
(「ええ?いまどこなんですか」)
「ええ?今どこなんですか」
(「くるまだから、じゅっぷんもかからない。こっちはもうきるぞ」)
「車だから、十分もかからない。こっちはもう切るぞ」
(そのとき、みみをはなしていたくろでんわのほうのじゅわきからぼそぼそというこえが)
その時、耳を離していた黒電話の方の受話器からボソボソという声が
(もれはじめ、それがだんだんとおおきくなってきた。)
漏れ始め、それがだんだんと大きくなってきた。
(「ねえ、どうしてこたえてくれないの」)
「ねえ、どうして答えてくれないの」