保育園 -8-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8182 | 神 | 8.2 | 98.7% | 366.5 | 3038 | 39 | 63 | 2026/03/26 |
| 2 | HAKU | 8160 | 神 | 8.3 | 97.4% | 369.6 | 3096 | 80 | 63 | 2026/03/26 |
| 3 | subaru | 8151 | 神 | 8.3 | 97.2% | 364.6 | 3059 | 87 | 63 | 2026/03/27 |
| 4 | りく | 6697 | S+ | 6.8 | 98.0% | 459.9 | 3141 | 61 | 63 | 2026/03/31 |
| 5 | Joy | 6109 | A++ | 6.2 | 97.0% | 482.4 | 3039 | 92 | 63 | 2026/03/31 |
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問題文
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(「さんだるのあしあと。あめがあがったばかりでぬかるんでいたので、)
「サンダルの足跡。雨が上がったばかりでぬかるんでいたので、
(じめんについていてとうぜんです。)
地面についていて当然です。
(しかし・・・・・もんだいは、それがひとりぶんしかないこと。)
しかし・・・・・問題は、それが一人分しかないこと。
(まほうじんにさいしょにきづいてそとにでたえつこせんせいのものだけ、つまり、)
魔法陣に最初に気づいて外に出た悦子先生のものだけ、つまり、
(いたずらでこのまほうじんをつくったはずのじんぶつのあしあとがのこっていないこと、)
イタズラでこの魔法陣を作ったはずの人物の足跡が残っていないこと、
(それがもんだいなんですね」)
それが問題なんですね」
(ししょうのことばにほいくしたちのかおがこわばる。)
師匠の言葉に保育士たちの顔が強張る。
(「えんちょうせんせいはこんなことがあったあとも、おはらいなんかしないのいってんばりで。)
「園長先生はこんなことがあった後も、お祓いなんかしないの一点張りで。
(だからわたしたち、ゆうしでおかねをだしあっていらいをしたんです」)
だから私たち、有志でお金を出し合って依頼をしたんです」
(さいしょはかんぬしさんにたのもうとしたのだが、まほうじんというところが)
最初は神主さんに頼もうとしたのだが、魔法陣というところが
(ひっかかっていた。せんもんがいではないかとおもったのだ。)
引っかかっていた。専門外ではないかと思ったのだ。
(それはおてらであってもおなじだ。かといってせいようしきの、)
それはお寺であっても同じだ。かといって西洋式の、
(たとえばえくそしすとのようなひとにはつてがないし・・・・・)
たとえばエクソシストのような人にはツテがないし・・・・・
(「このしゃしんには、えつこせんせいがまほうじんにちかよっていったときの)
「この写真には、悦子先生が魔法陣に近寄って行った時の
(あしあとしかうつっていない。たしかににかいからさつえいしたものだから、)
足跡しか写っていない。確かに二階から撮影したものだから、
(みえにくいだけでじっさいはほかのあしあとはあったかもしれない。)
見えにくいだけで実際は他の足跡はあったかも知れない。
(でもそうではないんでしょう?」)
でもそうではないんでしょう?」
(ししょうがきくと、えつこせんせいはうなずく。)
師匠が訊くと、悦子先生は頷く。
(「わたしがそとにでたとき、ほかのあしあとはありませんでした。)
「私が外に出た時、他の足跡はありませんでした。
(あとからおもいだして、そうだったかも、というんじゃありません。)
後から思い出して、そうだったかも、というんじゃありません。
など
(わたし、そのばにいるときから、ほかのあしあとがなかったことをへんだとおもってましたから」)
私、その場にいる時から、他の足跡がなかったことを変だと思ってましたから」
(そうつよくだんげんする。)
そう強く断言する。
(「そして、あめはじゅういちじからふりはじめてじゅうよじでやんでいる。)
「そして、雨は十一時から降り始めて十四時で止んでいる。
(どのじてんでじめんにまほうじんがえがかれたのかは、はっきりわからないけど、)
どの時点で地面に魔法陣が描かれたのかは、はっきり分からないけど、
(すくなくともあめがつよくふっているときではないはずだ。)
少なくとも雨が強く降っている時ではないはずだ。
(だとしたら、こんなにくっきりとかたちがのこっているはずがないから。)
だとしたら、こんなにくっきりと形が残っているはずがないから。
(ではあめがやんだあとにえがいたのか?)
では雨が止んだ後に描いたのか?
(それもおかしい。ぬかるんだじめんに、それをえがいたひとのあしあとが)
それもおかしい。ぬかるんだ地面に、それを描いた人の足跡が
(のこっていないんだから」)
残っていないんだから」
(ししょうのことばのあげあしをとるようなかたちでぼくはくちをはさむ。)
師匠の言葉の揚げ足をとるような形で僕は口を挟む。
(「じゃああめがふっているあいだにそこまであるいていって、やんでからかいたとか」)
「じゃあ雨が降っている間にそこまで歩いて行って、止んでから描いたとか」
(「いきのあしあとはきえたとしても、かえりのあしあとは?」)
「行きの足跡は消えたとしても、帰りの足跡は?」
(そうか。)
そうか。
(たちさったときのあしあともないのなら、そのあとであめによってけされた)
立ち去った時の足跡もないのなら、その後で雨によって消された
(ということになる。しかしまほうじんはきえていない。)
ということになる。しかし魔法陣は消えていない。
(「やっぱりおかしいですね」)
「やっぱりおかしいですね」
(あめがやんだあとでまほうじんをえがいたのなら、そのいたずらをしただれかは)
雨が止んだ後で魔法陣を描いたのなら、そのイタズラをした誰かは
(どうやってあしあとをのこさずにそのばをさったというのか。)
どうやって足跡を残さずにその場を去ったというのか。
(しゃしんをみるかぎり、まほうじんはえんていのなかほどにある、)
写真を見る限り、魔法陣は園庭の中程にある、
(えんしゃからもふぇんすからもかだんからも、そしてもんからもかなりはなれている。)
園舎からもフェンスからも花壇からも、そして門からもかなり離れている。
(いちばんちかいふぇんすがわでもおそらくじゅうめーとるはある。)
一番近いフェンス側でもおそらく十メートルはある。
(とてもひとっとびにとべるようなきょりではない。)
とても一飛びに飛べるような距離ではない。
(「たけうまでいったとか」)
「竹馬で行ったとか」
(ぼくのいけんにあきれたかおをしたししょうが、いちおうかくにんする。)
僕の意見に呆れた顔をした師匠が、一応確認する。
(「たけうまはありますか」)
「竹馬はありますか」
(「うちにはありません」)
「うちにはありません」
(「まあ、かりにあったとしても、そんなことまでしてあしあとをのこしたくないりゆうは)
「まあ、仮にあったとしても、そんなことまでして足跡を残したくない理由は
(ないでしょう。かりにまだあめがふっていて、えんじのひるねのじかんちゅうだったとしても、)
ないでしょう。仮にまだ雨が降っていて、園児の昼寝の時間中だったとしても、
(せんせいのだれかがかーてんのそとをのぞけばまちがいなくみつかってしまう、)
先生の誰かがカーテンの外を覗けば間違いなく見つかってしまう、
(こんなしゃへいぶつもないばしょで、そんないたずらをかんこうしようというんですから。)
こんな遮蔽物もない場所で、そんなイタズラを敢行しようというんですから。
(えがいているところをみられてもかまわない、とおもっているひとなら、)
描いているところを見られてもかまわない、と思っている人なら、
(そこまでしてあしあとだけをのこしたくないりゆうはないでしょう。)
そこまでして足跡だけを残したくない理由はないでしょう。
(ぎゃくに、できればみられたくないとおもっているひとなら、これはすぴーどしょうぶです。)
逆に、出来れば見られたくないと思っている人なら、これはスピード勝負です。
(そんなめだつたけうまちゅうにのって、えっちらおっちらいくなんてかんがえられません」)
そんな目立つ竹馬中に乗って、えっちらおっちら行くなんて考えられません」
(「じゃあ、とんぼみたいなもので、じぶんのあしあとをけしながらたちさった、とか」)
「じゃあ、トンボみたいなもので、自分の足跡を消しながら立ち去った、とか」
(「む、なるほど」)
「む、なるほど」
(ぼくのことばにししょうはしあんげなかおをしてうなずく。)
僕の言葉に師匠は思案げな顔をして頷く。
(するとえつこせんせいからはんろんがでた。)
すると悦子先生から反論が出た。
(「だとしたら、じめんになめくじがはいずったみたいなあとが)
「だとしたら、地面にナメクジが這いずったみたいな跡が
(のこるんじゃないですか。そんなものありませんでした」)
残るんじゃないですか。そんなものありませんでした」
(「ふうん。ではとりあえずあしあとのもんだいはおいておくとして、)
「ふうん。ではとりあえず足跡の問題は置いておくとして、
(もうすこしかくにんしたいことがあります」)
もう少し確認したいことがあります」
(ししょうはそういったあと、ゆっくりとくちをあいた。)
師匠はそう言った後、ゆっくりと口を開いた。