趣味の話 -1-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 7759 7.8 98.6% 292.8 2304 32 58 2026/04/07
2 HAKU 7142 7.5 95.2% 309.7 2329 117 58 2026/04/08
3 Jyo 6434 S 6.5 98.1% 351.4 2305 44 58 2026/04/07

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問題文

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(ししょうからきいたはなしだ。) 師匠から聞いた話だ。 (ぼくのししょうはじつにたしゅみなひとだった。) 僕の師匠は実に多趣味な人だった。 (もちろんおかるとどうのししょうであるからして、そのだいいちはおかるとであるのだが、) もちろんオカルト道の師匠であるからして、その第一はオカルトであるのだが、 (ほかにもいろいろなものにこっていた。なかでもすぽーつはだいすきで、やきゅう、ぷろれす、) 他にも色々なものに凝っていた。中でもスポーツは大好きで、野球、プロレス、 (すいえい、とざん、びーちばれー、たんきょりばしりと、せっそうなくてをだしていた。) 水泳、登山、ビーチバレー、短距離走と、節操なく手を出していた。 (いずれもみるだけではなくじぶんでやっているのであって、) いずれも見るだけではなく自分でやっているのであって、 (そのばいたりてぃとうんどうしんけいにはおどろかされる。) そのバイタリティと運動神経には驚かされる。 (とくにあしのはやさはいっきゅうひんであり、おもににげあしなどにかつようされていた。) 特に足の速さは一級品であり、主に逃げ足などに活用されていた。 (このふしぎなみりょくをもつじんぶつのことをもっとしりたくて、) この不思議な魅力を持つ人物のことをもっと知りたくて、 (かのじょをしるひとにかたっぱしからいんたびゅーをこころみたことがあった。) 彼女を知る人に片っ端からインタビューを試みたことがあった。 (いわく、) 曰く、 (あしがはやい。) 足が速い。 (ゆうれいがみえる。) 幽霊が見える。 (かねをかしている。) 金を貸している。 (ねぐせがばくはつしていることがある。) 寝癖が爆発していることがある。 (あんがいいいやつ。) 案外いいヤツ。 (にげあしはやすぎ。) 逃げ足早すぎ。 (なにをかんがえているのかわからない。) 何を考えているのか分からない。 (にげるのらねこにおいついているのをみた。) 逃げる野良猫に追いついているのを見た。 (ときどききもちのわるいことをいう。) ときどき気持ちの悪いことを言う。
など
(きれるとこわい。) キレると怖い。 (おんなじゃいあん。) 女ジャイアン。 (あきらめがわるい。) 諦めが悪い。 (ずうずうしい。) ずうずうしい。 (ころしてもしなない。) 殺しても死なない。 (きんをかしていたきがする。) 金を貸していた気がする。 (すごくあしがはやい。) 凄く足が速い。 (たべものをたかるのはやめてほしい。) 食べ物をたかるのはやめて欲しい。 (あたまがよい。) 頭が良い。 (ちかんしたおっさんにいっしゅんでのーざんらいとすーぷれっくすをきめていた。) 痴・・したオッサンに一瞬でノーザンライトスープレックスをきめていた。 (かいだんばなしがすき。) 怪談話が好き。 (おまわりさんにおいかけられているのをみた。) お巡りさんに追いかけられているのを見た。 (うえからめせんがひどい。) 上から目線がひどい。 (しったかぶりをする。) 知ったかぶりをする。 (あしがはやい。) 足が速い。 (きょうじゅにいろめをつかっている。) 教授に色目を使っている。 (・・・・・) ・・・・・ (とうとう、そのとくちょうとしてあしがはやいことをあげるひともおおかった。) 等々、その特徴として足が速いことを挙げる人も多かった。 (りくじょうぶでもないのに、だいがくせいにもなってあしのはやさをひろうするきかいが) 陸上部でもないのに、大学生にもなって足の速さを披露する機会が (おおいということじたい、かのじょのふつうではないさまをにょじつにあらわしているきがする。) 多いということ自体、彼女の普通ではない様を如実に表している気がする。 (また、すぽーついがいでもこうしんじょのばいとでたんていまがいのことをしていたり、) また、スポーツ以外でも興信所のバイトで探偵まがいのことをしていたり、 (ちくのしょうぼうだんにはいっていたり、とじつにかつどうのはばがひろい。) 地区の消防団に入っていたり、と実に活動の幅が広い。 (ただ、そのほんしつはあきっぽいのであり、ながくつづいているしゅみのうしろには、) ただ、その本質は飽きっぽいのであり、長く続いている趣味の後ろには、 (てをだしたもののみっかとつづかなかったようなものがやまをつくっている。) 手を出したものの三日と続かなかったようなものが山を作っている。 (たとえばほーみー。) 例えばホーミー。 (もんごるのでんとうてきなかしょうほうというか、はっせいほうで、) モンゴルの伝統的な歌唱法というか、発声法で、 (うなるようなひくいこえでどうじにかんだかいふえのようなおとがきこえてくるというしろものだ。) 唸るような低い声で同時に甲高い笛のような音が聞こえてくるという代物だ。 (なにかのてれびでみたらしく、さっそくためしてみたようだ。) なにかのテレビで見たらしく、さっそく試してみたようだ。 (じっさいにそのおとがでるとうれしくなったのか、さらなるれんしゅうをかさね、) 実際にその音が出ると嬉しくなったのか、さらなる練習を重ね、 (くちほーみーからのどほーみー、はらほーみーと、) 口ホーミーから喉ホーミー、腹ホーミーと、 (さまざまにつかいわけることもできるようになっていた。) 様々に使い分けることもできるようになっていた。 (ちょうおんぱてきというか、びりびりとひびく、どこかきんぞくせいのものをおもわせる) 超音波的というか、ビリビリと響く、どこか金属製のものを思わせる (そのおとをきいていると、ぼくなどあたまがいたくなってしまったものだ。) その音を聞いていると、僕など頭が痛くなってしまったものだ。 (あるとき、そのししょうのいえにあそびにいくと、ぼろあぱーとのへやのまえに) ある時、その師匠の家に遊びに行くと、ボロアパートの部屋の前に (ねこがたむろしている。よん、ごひきはいただろうか。) 猫がたむろしている。四、五匹はいただろうか。 (のらねことおぼしきかれらはみないちようにへやのなかがきになるようで、) 野良猫と思しき彼らはみな一様に部屋の中が気になるようで、 (どあのしたのすきまをのぞきこもうとしたり、かべぎわにつんでいただんぼーるを) ドアの下の隙間を覗き込もうとしたり、壁際に積んでいた段ボールを (ふみだいにしてへやのまどをうかがったりしていた。) 踏み台にして部屋の窓を覗ったりしていた。
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