趣味の話 -2-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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1 berry 7620 7.7 97.9% 366.1 2851 61 58 2026/04/07

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問題文

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(いったいなにごとかと、ぼくもいっしょになってまどからなかをのぞきこむと、) いったいなにごとかと、僕も一緒になって窓から中を覗き込むと、 (かーてんごしにちらりとししょうがへやのまんなかで) カーテン越しにちらりと師匠が部屋の真ん中で (よがのようなぽーずですわっているのがみえた。) ヨガのようなポーズで座っているのが見えた。 (そのとき、まどがらすがこきざみにゆれているのにきづいた。) その時、窓ガラスが小刻みに揺れているのに気づいた。 (そしてかすかにひびいてくるひくいうなりごえと、それにかぶさるきんぞくてきなおと。) そして微かに響いてくる低い唸り声と、それに被さる金属的な音。 (ほーみーのれんしゅうをしているらしい。いつのまにやらしゅみがこうじて、) ホーミーの練習をしているらしい。いつの間にやら趣味が高じて、 (きんじょのねこがあつまってくるほどになっていたようだ。) 近所の猫が集まってくるほどになっていたようだ。 (というか、なぜねこが?) というか、なぜ猫が? (そのほーみーにこっていたのもに、さんしゅうかんのあいだだけだった。) そのホーミーに凝っていたのも二、三週間の間だけだった。 (あまりにねこがあつまってくるので、えさをやっているんじゃないかと) あまりに猫が集まってくるので、エサをやっているんじゃないかと (きんじょからくじょうがきたらしい。) 近所から苦情が来たらしい。 (てじなにはまっていたこともあったし、はいくにこうじていたじきもあった。) 手品にハマっていたこともあったし、俳句に講じていた時期もあった。 (あるときなど、じぶんのねごとをきろくしていたことがあった。) ある時など、自分の寝言を記録していたことがあった。 (ししょうはもともとねごとがやたらおおいらしいのだが、ふとおもいついて) 師匠は元々寝言がやたら多いらしいのだが、ふと思いついて (じぶんがどんなことをしゃべっているのか、それをきろくしてみることにしたらしい。) 自分がどんなことを喋っているのか、それを記録してみることにしたらしい。 (さいしょはらじかせでとろうとしていたが、ろくおんじかんがたりず、) 最初はラジカセで採ろうとしていたが、録音時間が足りず、 (じんりきをもってそれにかえることにしたという。) 人力をもってそれに代えることにしたという。 (つまりぼくだ。) つまり僕だ。 (「いいか。おまえはずっとおきてて、) 「いいか。お前はずっと起きてて、 (わたしのねごとをようころいっくききもらさずにかきとめるのだ」) わたしの寝言を一字一句聞き漏らさずに書き留めるのだ」
など
(そんなせんげんのあと、ししょうはふとんをあたまからかぶってねはじめる。) そんな宣言の後、師匠は布団を頭から被って寝始める。 (そのまくらもとにはのーととえんぴつをもってすわっているぼく、) その枕元にはノートと鉛筆を持って座っている僕、 (というしゅーるなえづらだ。とけいはよなかのじゅうにじをさしている。) というシュールな絵面だ。時計は夜中の十二時をさしている。 (たしかにししょうはねごとをはっしていた。) 確かに師匠は寝言を発していた。 (むにゃむにゃむにゃ、というようなもじかしつらいうわごとばかりかと) むにゃむにゃむにゃ、というような文字化し辛いうわ言ばかりかと (おもっていたら、まれにはっきりききとれるないようのものもあった。) 思っていたら、まれにはっきり聞き取れる内容のものもあった。 (かなへびがどうだとか、ちぇっこ・だすこりがどうしたとか) カナヘビがどうだとか、チェッコ・ダスコリがどうしたとか (いっていたかとおもうと、わたしからはなをあたえるとか、) 言っていたかと思うと、わたしからは名を与えるとか、 (ちょっとそこをどいてくれだとか、はらがへった、) ちょっとそこをどいてくれだとか、腹が減った、 (などというようなことをぼそぼそとくちにしていた。) などというようなことをぼそぼそと口にしていた。 (それらをもくもくとかきとめていると、) それらを黙々と書き留めていると、 (やがてだれかとかいわしているらしいばめんになった。) やがて誰かと会話しているらしい場面になった。 (「らるふ、らるふ」とだれかにはなしかけているらしいのだが、) 「らるふ、らるふ」と誰かに話しかけているらしいのだが、 (なにかおこっているようなくちょうだ。) なにか怒っているような口調だ。 (じゅっぷんばかりみみをそばだててしゅうちゅうしていると、ようやくなにを) 十分ばかり耳をそばだてて集中していると、ようやくなにを (いっているのかわかった。ゆめのなかできんてつのらるふ=ぶらいあんとに) 言っているのか分かった。夢の中で近鉄のラルフ=ブライアントに (はしのつかいかたをせつめいしているのだ。ぶらいあんとはあまりにはしのつかいかたがへたで、) 箸の使い方を説明しているのだ。ブライアントはあまりに箸の使い方がヘタで、 (ししょうがどれほどおしえてもうまくあつかえないようだった。) 師匠がどれほど教えても上手く扱えないようだった。 (だんだん「ぼけ」とか「ちがうだろあほ」とかくちょうがきたなくなり、) だんだん「ボケ」とか「違うだろアホ」とか口調が汚くなり、 (「もうしらん。ぱんでもくってろ」とのすてぜりふをはくにいたった。) 「もう知らん。パンでも食ってろ」との捨て台詞を吐くに至った。 (ぼくはそれをていねいにめもしていく。) 僕はそれを丁寧にメモしていく。 (と、のーとにめをおとしていたら、みみをつんざくようなひめいがあがった。) と、ノートに目を落としていたら、耳をつんざくような悲鳴が上がった。 (しんぞうがとまりそうになるほどおどろいたぼくはひっくりかえって) 心臓が止まりそうになるほど驚いた僕はひっくり返って (てーぶるにあたまをぶつけてしまった。) テーブルに頭をぶつけてしまった。 (ししょうがくちもとをおさえてはねおきた。めがおおきくみひらかれている。) 師匠が口元を抑えて跳ね起きた。目が大きく見開かれている。 (「な、なにが。ど、どうしたんですか」) 「な、なにが。ど、どうしたんですか」 (しどろもどろでそうきくと、へんじもできないようすでかたでいきをしている。) しどろもどろでそう訊くと、返事も出来ない様子で肩で息をしている。 (「らるふになにかされたんですか」) 「ラルフになにかされたんですか」 (そうたずねたぼくに、けげんなかおをして「らるふってなんだ」とききかえしてくる。) そう訊ねた僕に、怪訝な顔をして「ラルフってなんだ」と訊き返してくる。 (「ねごとでいってたんですよ。ゆめをみてたんでしょう?」) 「寝言で言ってたんですよ。夢を見てたんでしょう?」 (ぼくがせつめいすると、ししょうはひったくるようにのーとをてにとり、) 僕が説明すると、師匠はひったくるようにノートを手に取り、 (じぶんのはっしたねごとをかくにんする。ねているししょうがなにかしゃべったら、) 自分の発した寝言を確認する。寝ている師匠がなにかしゃべったら、 (そのないようとじかんとをめもしてあるのだが、さいしょのいちじかんはんほどは) その内容と時間とをメモしてあるのだが、最初の一時間半ほどは (すやすやとねていて、よなかのにじまえくらいからぽつぽつとなにごとか) すやすやと寝ていて、夜中の二時前くらいからぽつぽつと何ごとか (ねごとをいいはじめ、そしてさんじはんげんざいでいきなりひめいをあげてとびおきた、) 寝言を言い始め、そして三時半現在でいきなり悲鳴を上げて飛び起きた、 (というながれだ。) という流れだ。 (ししょうのへやのそとはまだくらい。でんちゅうにとりつけられたがいとうの) 師匠の部屋の外はまだ暗い。電柱に取り付けられた街灯の (かすかなあかりがかーてんごしにみえる。) 微かな明かりがカーテン越しに見える。
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