趣味の話 -6-(完)
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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https://typing.twi1.me/profile/userId/130158
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 7746 | 神 | 7.8 | 98.6% | 270.2 | 2123 | 30 | 51 | 2026/04/07 |
| 2 | Jyo | 6407 | S | 6.5 | 97.7% | 323.7 | 2124 | 50 | 51 | 2026/04/07 |
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問題文
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(そうだ。)
そうだ。
(ししょうはうなずいた。)
師匠は頷いた。
(「れいどうをつくってんだよ」)
「霊堂を作ってんだよ」
(そんなものつくるな!)
そんなもの作るな!
(そうつっこもうとしたが、ぞくぞくとしたさむけがせなかをはしりぬけた。)
そう突っ込もうとしたが、ゾクゾクとした寒気が背中を走り抜けた。
(そのなかにかんきににたものがいりまじっているようなきがした。)
その中に歓喜に似たものが入り混じっているような気がした。
(まちじゅうのししゃのれいをぼうとくし、ちょうはつしておってこさせているのだ。)
街中の死者の霊を冒涜し、挑発して追って来させているのだ。
(そのいみをしり、はんのうしたれんちゅうがおなじみちをたどり、やってくる。)
その意味を知り、反応した連中が同じ道をたどり、やって来る。
(でぃおげねすごっこにでくわさなかったやつも、ほかのれいがすすむほうこうにひかれて)
ディオゲネスごっこに出くわさなかったやつも、他の例が進む方向に惹かれて
(なにもしらずにやってくる。このへやにだ。)
何も知らずにやって来る。この部屋にだ。
(「なんでそんなこと」)
「なんでそんなこと」
(「なんでって。みたいだろ」)
「なんでって。見たいだろ」
(「なにを」)
「なにを」
(「なんか、すごいやつ」)
「なんか、すごいやつ」
(あっさりそうこたえた。さがしてみにいくてまがはぶけるじゃないか、というかおだ。)
あっさりそう答えた。探して見にいく手間が省けるじゃないか、という顔だ。
(あきれてしまって、おもわずかわいたわらいがもれた。)
呆れてしまって、思わず乾いた笑いが漏れた。
(「だいじょうぶなんですか」)
「大丈夫なんですか」
(そんなすごいやつをまいかいほうきでげきたいするつもりなのか。)
そんなすごいやつを毎回箒で撃退するつもりなのか。
(そうとうと、ししょうはにやりとしてこうこたえた。)
そう問うと、師匠はニヤリとしてこう答えた。
(「あいたいやつは、たぶんそんなげきたいするとかいう)
「会いたいやつは、たぶんそんな撃退するとかいう
など
(れべるじゃないやつなんだがな。でもぜんぜんこないぞ」)
レベルじゃないやつなんだがな。でも全然来ないぞ」
(そのくちぶりは、なにかとくていのそんざいをさしているようだった。)
その口ぶりは、なにか特定の存在を指しているようだった。
(「どんなやつですか」)
「どんなやつですか」
(おもわずなまつばをのみこみながらたずねる。)
思わず生唾を飲み込みながら訊ねる。
(ししょうはどあをしめ、へやのなかにもどった。)
師匠はドアを閉め、部屋の中に戻った。
(そうしてこちらにむきなおりながらたたみのうえにあぐらをかいてりょうひざのうえにてをのせる。)
そうしてこちらに向き直りながら畳の上に胡坐をかいて両膝の上に手を乗せる。
(「さいきんな、まちにへんなゆうれいがいるだろ」)
「最近な、街に変な幽霊がいるだろ」
(「へんって、どんなのですか」)
「変って、どんなのですか」
(「てがないやつとか、こしのあたりがちぎれてるやつとかだよ」)
「手がないやつとか、腰のあたりが千切れてるやつとかだよ」
(おもいうかべるが、そんなのをみただろうか。)
思い浮かべるが、そんなのを見ただろうか。
(「さっきのやつみたいに、あたまがないのもいる」ししょうはそういって)
「さっきのやつみたいに、頭がないのもいる」師匠はそう言って
(うれしそうにわらう。)
嬉しそうに笑う。
(ひとしきりわらったあとで、みをのりだしていった。)
ひとしきり笑った後で、身を乗り出して言った。
(「くわれてんだよ」)
「食われてんだよ」
(く・・・・・くわれてるって。)
く・・・・・食われてるって。
(ぜっくする。)
絶句する。
(「こないだ、えきのちかくのゆうびんぽすとのまえですごいのをみたぞ。)
「こないだ、駅の近くの郵便ポストの前ですごいのを見たぞ。
(あしくびだけのゆうれいを。りょうあしのすねのあたりからしたしかないんだ。)
足首だけの幽霊を。両足の脛のあたりから下しかないんだ。
(そんなのがずっとそこにいるんだよ。ほとんどいしもかんじない。)
そんなのがずっとそこにいるんだよ。ほとんど意思も感じない。
(あれじゃあこをたもてないだろうから、じきにきえるだろうな」)
あれじゃあ個を保てないだろうから、じきに消えるだろうな」
(てのひらをゆかにかざして、このくらい、とあしだけのゆうれいをようすをしめす。)
手のひらを床にかざして、このくらい、と足だけの幽霊を様子を示す。
(ししょうは、このまちのゆうれいがなにかにくわれているというのだ。)
師匠は、この街の幽霊がなにかに食われているというのだ。
(むねがいやなたかなりかたをしている。)
胸が嫌な高鳴り方をしている。
(ぼくはそうぞうしてしまっている。いまこのしゅんかんにもなにかえたいのしれないそんざいが、)
僕は想像してしまっている。今この瞬間にもなにか得体の知れない存在が、
(このへやのやねをかぱりとあけて、なかにいるぼくらをつまみあげ、)
この部屋の屋根をかぱりと開けて、中にいる僕らをつまみあげ、
(おおきなくちにほうりこんでしまうのを。)
大きな口に放り込んでしまうのを。
(あるいは、ちいさなありのようなものがどこからともなくあらわれ、)
あるいは、小さな蟻のようなものがどこからともなく現れ、
(ぼくのかおにむらがったかとおもうと、いっしゅんでそこだけはっこつかしてしまうのを。)
僕の顔に群がったかと思うと、一瞬でそこだけ白骨化してしまうのを。
(そんなこうとうむけいないめーじがつぎつぎとのうりをよぎる。)
そんな荒唐無稽なイメージが次々と脳裏をよぎる。
(「なにかがいるんだ」)
「なにかがいるんだ」
(そうひとりごちて、かのじょはしせんをゆかにおとし、かんがえこむようなかおでちんもくした。)
そうひとりごちて、彼女は視線を床に落とし、考え込むような顔で沈黙した。