結局、じゃあねしか言えない

(ゆうぐれはおもったよりも)

夕暮れは思ったよりも

(そらをきゅうにくらくしてしまった)

空を急に暗くしてしまった

(ぼくたちはもうすこしこのままはなしたかったのに)

僕たちはもう少し このまま話したかったのに

(きみのかおがぼんやりとかすむ)

君の顔がぼんやりと霞む

(いえのあかりつきはじめて)

家の灯り 点き始めて

(よけいにせかされてるきになった)

余計に急かされてる気になった

(じゅうじろのわかれぎわどうでもいいはなして)

十字路の別れ際 どうでもいい話して

(きみをひきとめた)

君を引き止めた

(すきといえばなにかかわるのかな)

好きと言えば何か変わるのかな

(ずっとあれからまよっている)

ずっとあれから 迷っている

(これをこいとぼくがきめつけたら)

これを恋と僕が決めつけたら

(こんなふうにきみとかえれない)

こんな風に君と帰れない

(じゃあねなんていつもおなじことばでしめて)

じゃあねなんていつも同じ言葉で締めて

(せなかをむけあるきだそうか？)

背中を向け歩き出そうか？

(でもすぐにいつもたちどまってふりむく)

でもすぐにいつも立ち止まって (振り向く)

(きみのじてんしゃみおくりふとかんがえる)

君の自転車見送りふと考える

(あしたふつうにあいたいんだ)

明日普通に会いたいんだ

(かえりみちここではなせるなら)

帰り道ここで話せるなら

(このままがいちばんいい)

このままが一番いい

(ほしがでた)

星が出た

(めだたないくらすめいとが)

目立たないクラスメイトが

(あるひなぜかとくべつにおもえて)

ある日なぜか特別に思えて

(ほうかごのきょうしつでだらだらじかんちょうせいして)

放課後の教室で だらだら時間調整して

(ばったりあうたいみんぐはかった)

ばったり会うタイミング図った

(さかのとちゅうならびながら)

坂の途中並びながら

(ぐうぜんいっしょになったふりをした)

偶然一緒になったふりをした

(じゅうじろでみぎひだりふたてにわかれるのは)

十字路で右左 二手に分かれるのは

(こいのせんたくし)

恋の選択肢

(すきといってちょっときまずくなる)

好きと言ってちょっと気まずくなる

(そんなりすくはさけたいから)

そんなリスクは 避けたいから

(へんなきもちなにももってないと)

変な気持ち何も持ってないと

(ぼくのりょうてきみにみせようか？)

僕の両手君に見せようか？

(じゃあねなんてふいにいってあるきだしたら)

じゃあねなんてふいに言って歩き出したら

(きょうみなさそうにふるまおう)

興味なさそうに振舞おう

(こんなことなんどくりかえせばつたわる？)

こんなこと何度繰り返せば (伝わる？)

(ぼくはぺだるをゆっくりいまこぎだして)

僕はペダルをゆっくり今漕ぎ出して

(きょうのしあわせかみしめてた)

今日のしあわせ噛み締めてた

(いっしょにきみとかえれるなら)

一緒に君と帰れるなら

(これいじょうちかづかない)

これ以上近づかない

(きんもくせいのきぎでみえなくなるんだ)

金木犀の木々で見えなくなるんだ

(きみのそのじてんしゃはかたおもいのみちへ)

君のその自転車は片想いの道へ

(いつのまにかほしぞらがひろがっていた)

いつの間にか星空が広がっていた

(ぜんりょくでたちこぎすれば)

全力で立ち漕ぎすれば

(せつなさはきえてくれるかな)

切なさは消えてくれるかな

(じゃあねなんていつもおなじことばでしめて)

じゃあねなんていつも同じ言葉で締めて

(せなかをむけあるきだそうか)

背中を向け歩き出そうか

(でもすぐにいつもたちどまってふりむく)

でもすぐにいつも立ち止まって (振り向く)

(きみのじてんしゃみおくりふとかんがえる)

君の自転車見送りふと考える

(あしたふつうにあいたいんだ)

明日普通に会いたいんだ

(かえりみちここではなせるなら)

帰り道ここで話せるなら

(このままがいちばんいい)

このままが一番いい

(ほしがでた)

星が出た