オリジナル呼吸 文字の呼吸4
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(さんのかた:りゅうぼく・そうもじせん)
参の型:龍墨・蒼文字閃
(がいよう:もじのこきゅうにおいてはじめて、)
概要:文字の呼吸において初めて、
(もじそのものをせいぶつのようにうごかすことにせいこうしたこうげきがた。)
文字そのものを生物のように動かすことに成功した攻撃型。
(しようしゃは「ばんしょうそうてん」をひらき、はねぺんできょだいなりゅうのもじをえがく。)
使用者は「万象創典」を開き、羽ペンで巨大な龍の文字を描く。
(かんせいしたもじはあおいすみのほんりゅうとなってくうちゅうへとびだし、)
完成した文字は蒼い墨の奔流となって空中へ飛び出し、
(きょだいなりゅうへとすがたをかえる。)
巨大な龍へと姿を変える。
(あおいもじりゅうはしようしゃのいしにしたがってじざいにひしょうし、てきへむかってこうそくとっしんする。)
蒼い文字龍は使用者の意思に従って自在に飛翔し、敵へ向かって高速突進する。
(りゅうがつうかしたばしょにはきょだいなもじのきせきがのこり、)
龍が通過した場所には巨大な文字の軌跡が残り、
(そのきせきそのものがするどいざんげきとなっててきをおそう。)
その軌跡そのものが鋭い斬撃となって敵を襲う。
(いちのかたがひともじをたんどくのじゅつしきへかえるわざ、)
壱の型が一文字を単独の術式へ変える技、
(にのかたがもじをつらねてふくすうのじゅつしきをうみだすわざであるのにたいし、)
弐の型が文字を連ねて複数の術式を生み出す技であるのに対し、
(さんのかたはひとつのもじにせいめいをあたえるわざとなっている。)
参の型は一つの文字に生命を与える技となっている。
(とくちょう:りゅうのひともじをきょだいなりゅうへへんかさせる。)
特徴:龍の一文字を巨大な龍へ変化させる。
(もじりゅうはしようしゃのいしでじゆうじざいにうごかせる。)
文字龍は使用者の意思で自由自在に動かせる。
(こうげきたいしょうをついびするのうりょくをもつ。)
攻撃対象を追尾する能力を持つ。
(とっしん、せんかい、きゅうこうかなど、たさいなこうげきがかのう。)
突進、旋回、急降下など、多彩な攻撃が可能。
(りゅうのからだそのものがきょだいなやいばとなっており、ふれたものをきりさく。)
龍の身体そのものが巨大な刃となっており、触れたものを切り裂く。
(りゅうがひしょうしたきせきから、あおいもじざんげきがついかではっせいする。)
龍が飛翔した軌跡から、蒼い文字斬撃が追加で発生する。
(いちどのはつどうでふくすうかいのこうげきがかのう。)
一度の発動で複数回の攻撃が可能。
(もじのこきゅうではめずらしいこうかりょくのたんたいせいあつがた。)
文字の呼吸では珍しい高火力の単体制圧型。
など
(しようしゃのひつりょくとそうぞうりょくがたかいほど、もじりゅうのおおきさとそくどがます。)
使用者の筆力と想像力が高いほど、文字龍の大きさと速度が増す。
(とくに、きょだいなてきやこうそくでいどうするてきとのせんとうでひじょうにたかいこうかをはっきする。)
特に、巨大な敵や高速で移動する敵との戦闘で非常に高い効果を発揮する。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をかたてでひらき、)
発動演出:使用者は「万象創典」を片手で開き、
(ぺーじをかぜでおおきくまいあがらせる。)
ページを風で大きく舞い上がらせる。
(そのしゅんかん、はねぺんのせんたんからたいりょうのあおいこうぼくがあふれだす。)
その瞬間、羽ペンの先端から大量の蒼い光墨が溢れ出す。
(しようしゃはくうちゅうへおおきくいっかくめをえがく。)
使用者は空中へ大きく一画目を描く。
(「りゅう」)
「龍」
(そのいっかくがかんせいしたしゅんかん、しゅういのくうきがふるえ、きょだいなりゅうのほうこうがひびきわたる。)
その一画が完成した瞬間、周囲の空気が震え、巨大な龍の咆哮が響き渡る。
(つづいてにかく、さんかくとふでがはしるたび、)
続いて二画、三画と筆が走るたび、
(かかれたもじのいちぶがくうちゅうからはがれおちる。)
書かれた文字の一部が空中から剥がれ落ちる。
(はがれたもじはむすうのあおいすみとなってうずをまき、しようしゃのしゅういをこうそくせんかいする。)
剥がれた文字は無数の蒼い墨となって渦を巻き、使用者の周囲を高速旋回する。
(さいごのいっかくをかきおえたしゅんかん、)
最後の一画を書き終えた瞬間、
(きょだいなりゅうのもじがかんぜんにかんせいする。)
巨大な龍の文字が完全に完成する。
(するともじのちゅうおうからあおいひかりがふきだし、もじそのものがほうかい。)
すると文字の中央から蒼い光が噴き出し、文字そのものが崩壊。
(たいりょうのそうぼくがひとつにあつまり、きょだいなあおいもじりゅうへとへんぼうする。)
大量の蒼墨が一つに集まり、巨大な蒼い文字龍へと変貌する。
(りゅうはてんへむかっていっきにかけあがり、てんくうをおおきくせんかい。)
龍は天へ向かって一気に駆け上がり、天空を大きく旋回。
(そのからだからむすうのひかるもじがはがれおち、りゅうせいのようにちじょうへふりそそぐ。)
その身体から無数の光る文字が剥がれ落ち、流星のように地上へ降り注ぐ。
(しようしゃがはねぺんをてきへむけると、もじりゅうはいっしゅんでほうこうてんかん。)
使用者が羽ペンを敵へ向けると、文字龍は一瞬で方向転換。
(てんちをゆるがすほうこうをあげながら、てきへむかっていっちょくせんにとっしんする。)
天地を揺るがす咆哮を上げながら、敵へ向かって一直線に突進する。
(りゅうがてきのもくぜんまでせまったしゅんかん、しようしゃがはねぺんをよこへふる。)
龍が敵の目前まで迫った瞬間、使用者が羽ペンを横へ振る。
(するともじりゅうはいっしゅんできょだいなざんげきへへんかし、)
すると文字龍は一瞬で巨大な斬撃へ変化し、
(あおいもじのせんこうとともにてきをきりさく。)
蒼い文字の閃光とともに敵を切り裂く。
(みため:はつどうちゅう、しようしゃのしゅういにはたいりょうのあおいこうぼくがまいあがる。)
見た目:発動中、使用者の周囲には大量の蒼い光墨が舞い上がる。
(そのすみはりゅうのうろこのようなけいじょうへへんかし、いちまいいちまいがあわいもじのひかりをはなつ。)
その墨は龍の鱗のような形状へ変化し、一枚一枚が淡い文字の光を放つ。
(かんせいしたもじりゅうは、ぜんしんがあおいかんじとこうぼくによってこうせいされている。)
完成した文字龍は、全身が蒼い漢字と光墨によって構成されている。
(りゅうのからだをよくみると、)
龍の身体をよく見ると、
(むすうのちいさなもじがうろこのようにならんでおり、それぞれがあわいきんいろにかがやいている。)
無数の小さな文字が鱗のように並んでおり、それぞれが淡い金色に輝いている。
(とうぶにはきょだいなりゅうのもじがうかび、めだけがあざやかなそうはくしょくにかがやく。)
頭部には巨大な龍の文字が浮かび、眼だけが鮮やかな蒼白色に輝く。
(りゅうがひしょうすると、ながいおのさきからむすうのもじがりゅうせいのようにこぼれおちる。)
龍が飛翔すると、長い尾の先から無数の文字が流星のようにこぼれ落ちる。
(そのきせきはくうちゅうにきょだいなしょどうさくひんのようなうつくしいもじれつをえがき、)
その軌跡は空中に巨大な書道作品のような美しい文字列を描き、
(せんじょうぜんたいをあおいひかりでつつみこむ。)
戦場全体を蒼い光で包み込む。
(こうげきじにはもじりゅうのからだがいっしゅんだけきょだいなひともじへもどり、)
攻撃時には文字龍の身体が一瞬だけ巨大な一文字へ戻り、
(そのちょくご、あおじろいざんげきのせんこうとなっててきをよこひともじにきりさく。)
その直後、蒼白い斬撃の閃光となって敵を横一文字に切り裂く。
(わざがおわると、りゅうはむすうのあおいぼくへんへとぶんかいされ、さいごにいちまいのしへんへへんか。)
技が終わると、龍は無数の蒼い墨片へと分解され、最後に一枚の紙片へ変化。
(そこへちいさく、りゅうのもじだけがのこり、しずかにもえるようにきえていく。)
そこへ小さく、龍の文字だけが残り、静かに燃えるように消えていく。
(ゆらい:りゅうぼくとは、りゅうのすがたをえがくためのとくべつなすみをいみすることば。)
由来:龍墨とは、龍の姿を描くための特別な墨を意味する言葉。
(もじのこきゅうでは、こらいよりりゅうは「もじにやどるせいめいりょくのしょうちょう」とされており、)
文字の呼吸では、古来より龍は「文字に宿る生命力の象徴」とされており、
(りゅうのひともじにはきょうだいなせいめいりょくとひしょうするちからがひめられているとかんがえられていた。)
龍の一文字には強大な生命力と飛翔する力が秘められていると考えられていた。
(そうもじは、もじのこきゅうとくゆうのあおいこうぼくによってえがかれたもじをさす。)
蒼文字は、文字の呼吸特有の蒼い光墨によって描かれた文字を指す。
(そしてせんは、りゅうがいっしゅんでてきをきりさくさいごのいちげきをいみする。)
そして閃は、龍が一瞬で敵を斬り裂く最後の一撃を意味する。
(このかたは、しょだいもじのこきゅうのつかいてがふるいしょもつにえがかれた、)
この型は、初代文字の呼吸の使い手が古い書物に描かれた、
(りゅうのえをみたことからうまれたとされる。)
龍の絵を見たことから生まれたとされる。
(「もしもじにいのちをふきこむことができるなら、)
「もし文字に命を吹き込むことができるなら、
(りゅうというひともじにもいのちをあたえられるのではないか」)
龍という一文字にも命を与えられるのではないか」
(そのはっそうからけんきゅうをかさね、)
その発想から研究を重ね、
(ついにりゅうのひともじそのものをきょだいなりゅうへかえることにせいこうした。)
ついに龍の一文字そのものを巨大な龍へ変えることに成功した。
(そのためさんのかたは、もじのこきゅうにおける、)
そのため参の型は、文字の呼吸における、
(「もじがたんなるじゅつしきから、いきたそんざいへとしんかしたさいしょのかた」とされている。)
「文字が単なる術式から、生きた存在へと進化した最初の型」とされている。