オリジナル呼吸 文字の呼吸5
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(しのかた:ふういん・てんしょろうごく)
肆の型:封印・天書牢獄
(がいよう:もじのこきゅうにおけるふういん・こうそくとっかがた。)
概要:文字の呼吸における封印・拘束特化型。
(しようしゃがくうちゅうへとくしゅなふういんもじをれんぞくしてかきしるすことで、)
使用者が空中へ特殊な封印文字を連続して書き記すことで、
(たいしょうのしゅういにきょだいなもじのけっかいをけいせいし、そのないぶへてきをとじこめる。)
対象の周囲に巨大な文字の結界を形成し、その内部へ敵を閉じ込める。
(たんじゅんにうごきをとめるだけではなく、)
単純に動きを止めるだけではなく、
(けっかいのないぶではそとへでるというこうどうそのものがふうじられるため、)
結界の内部では外へ出るという行動そのものが封じられるため、
(ちからずくでとっぱすることがひじょうにむずかしい。)
力ずくで突破することが非常に難しい。
(ただし、きょうだいなおにやあっとうてきなちからをもつあいてほど、)
ただし、強大な鬼や圧倒的な力を持つ相手ほど、
(ふういんをいじするためのしゅうちゅうりょくがひつようとなる。)
封印を維持するための集中力が必要となる。
(とくちょう:こうそく、ふういんにとっかしたかた。)
特徴:拘束、封印に特化した型。
(こうげきよりもてきのうごきをかんぜんにふうじることをじゅうしする。)
攻撃よりも敵の動きを完全に封じることを重視する。
(けっかいのうちがわとそとがわをかんぜんにかくりできる。)
結界の内側と外側を完全に隔離できる。
(けっかいをこうせいするもじがはかいされるとふういんがよわまる。)
結界を構成する文字が破壊されると封印が弱まる。
(ふくすうのてきをひとつのろうごくへとじこめることもかのう。)
複数の敵を一つの牢獄へ閉じ込めることも可能。
(おにのさいせいのうりょくをいちじてきににぶらせるこうかももつ。)
鬼の再生能力を一時的に鈍らせる効果も持つ。
(みかたをまもるためのきょだいなぼうぎょけっかいとしてもしようできる。)
味方を守るための巨大な防御結界としても使用できる。
(じゅういちのかたいこうのこういじゅつしきへつなげるためのじゅうようなかた。)
拾壱の型以降の高位術式へ繋げるための重要な型。
(とくに、てきをたおすのではなく、)
特に、敵を倒すのではなく、
(うごきをとめてなかまにつなぐというばめんでしんかをはっきする。)
動きを止めて仲間に繋ぐという場面で真価を発揮する。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をいきおいよくひらき、はねぺんをくうちゅうへむける。)
発動演出:使用者は「万象創典」を勢いよく開き、羽ペンを空中へ向ける。
など
(するとほんのぺーじからむすうのくろいもじがとびだししようしゃのしゅういをせんかいしはじめる。)
すると本のページから無数の黒い文字が飛び出し使用者の周囲を旋回し始める。
(しようしゃははねぺんをおおきくふり、)
使用者は羽ペンを大きく振り、
(「ふう」)
「封」
(とひともじをかく。)
と一文字を書く。
(そのしゅんかん、きょだいなもじがてきのあしもとへらっかする。)
その瞬間、巨大な文字が敵の足元へ落下する。
(つづいてしようしゃはてきをとりかこむように、)
続いて使用者は敵を取り囲むように、
(「ばく」、「へい」、「きん」、「かい」)
「縛」、「閉」、「禁」、「界」
(というよっつのもじをくうちゅうへかきあげる。)
という四つの文字を空中へ書き上げる。
(よっつのもじがてきのしゅういへはいちされると、)
四つの文字が敵の周囲へ配置されると、
(それぞれからあおじろいひかりのせんがのび、きょだいなしかっけいのけっかいをけいせいする。)
それぞれから青白い光の線が伸び、巨大な四角形の結界を形成する。
(つぎのしゅんかん、じめんからむすうのもじれつがたちあがり、)
次の瞬間、地面から無数の文字列が立ち上がり、
(かべ、てんじょう、ゆかのすべてをおおっていく。)
壁、天井、床のすべてを覆っていく。
(さいごにしようしゃがはねぺんをたてへふりおろす。)
最後に使用者が羽ペンを縦へ振り下ろす。
(するとけっかいぜんたいがいっしゅんだけきょうれつにかがやき、)
すると結界全体が一瞬だけ強烈に輝き、
(「てんしょろうごく」がかんせいする。)
「天書牢獄」が完成する。
(とじこめられたてきのしゅういには、むすうのもじがくさりのようにからみつき、)
閉じ込められた敵の周囲には、無数の文字が鎖のように絡みつき、
(うごくたびにべつのもじがはっこうしてうごきをふうじていく。)
動くたびに別の文字が発行して動きを封じていく。
(みため:はつどうすると、てきをちゅうしんにきょだいなりっぽうたいがたのもじけっかいがしゅつげんする。)
見た目:発動すると、敵を中心に巨大な立方体型の文字結界が出現する。
(けっかいのかべはとうめいなあおじろいひかりでこうせいされているが、)
結界の壁は透明な蒼白い光で構成されているが、
(ちかくでみるとむすうのかんじやこだいもじがびっしりときざまれている。)
近くで見ると無数の漢字や古代文字がびっしりと刻まれている。
(かべのよすみにはきょだいなふうのもじがうかび、それぞれがきょうりょくなふういんのかくとなる。)
壁の四隅には巨大な封の文字が浮かび、それぞれが強力な封印の核となる。
(けっかいのないぶにはむすうのひかるもじれつがふゆうし、)
結界の内部には無数の光る文字列が浮遊し、
(まるできょだいなほんのぺーじのなかへとじこめられたようなくうかんになる。)
まるで巨大な本のページの中へ閉じ込められたような空間になる。
(てきがかべへふれると、ふれたばしょからもじがくものすのようにひろがり、)
敵が壁へ触れると、触れた場所から文字が蜘蛛の巣のように広がり、
(あおじろいもじのくさりとなっててきのからだをこうそくする。)
青白い文字の鎖となって敵の身体を拘束する。
(さらにじょうくうにはきょだいなほんのぺーじがなんまいもうかびあがり、)
さらに上空には巨大な本のページが何枚も浮かび上がり、
(いちまいずつてきのしゅういへかさなっていく。)
一枚ずつ敵の周囲へ重なっていく。
(そのこうけいは、てきそのものをいっさつのきょだいなしょもつへふうじこめているようにみえる。)
その光景は、敵そのものを一冊の巨大な書物へ封じ込めているように見える。
(ゆらい:ふういんは、そのなのとおりてきのちからやうごきをふうじることをいみする。)
由来:封印は、その名の通り敵の力や動きを封じることを意味する。
(てんしょとは、てんからさずかったしんせいなしょもつをいみすることばであり、)
天書とは、天から授かった神聖な書物を意味する言葉であり、
(このかたでは「ばんしょうそうてん」そのものをしょうちょうしている。)
この型では「万象創典」そのものを象徴している。
(そしてろうごくは、てきをとじこめるぜったいてきなおりをいみする。)
そして牢獄は、敵を閉じ込める絶対的な檻を意味する。
(このかたがうまれたきっかけは、かつてもじのこきゅうのつかいてが、)
この型が生まれたきっかけは、かつて文字の呼吸の使い手が、
(たおすことのできないきょうだいなおにから、)
倒すことのできない強大な鬼から、
(なかまをまもるためにじかんをかせいだたたかいにあるとされている。)
仲間を守るために時間を稼いだ戦いにあるとされている。
(「たおせないなら、せめてうごきをとめる。」)
「倒せないなら、せめて動きを止める。」
(そのはっそうから、てきをちょくせつこうげきするのではなく、)
その発想から、敵を直接攻撃するのではなく、
(もじそのものをろうごくへかえるじゅつしきがうみだされた。)
文字そのものを牢獄へ変える術式が生み出された。
(そのためしのかたでは、もじのこきゅうにおける、)
そのため肆の型では、文字の呼吸における、
(こうげきのためのもじからてきをふうじるためのもじへのてんかんてんとなるかたであり、)
攻撃のための文字から敵を封じるための文字への転換点となる型であり、
(のちにとうじょうするこうどなけっかい、ふういんけいのかたのげんけいとなった。)
後に登場する高度な結界、封印系の型の原型となった。