心霊写真 -64-

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師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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全部手打ちのため、読みなどによく間違いがあります。いつも修正ありがとうございます。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 HAKU 7940 8.1 97.6% 368.6 2998 71 62 2026/09/01
2 berry 7739 7.9 97.0% 368.9 2944 89 62 2026/09/01
3 kaa 7291 7.5 96.1% 394.7 2997 119 62 2026/09/01

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問題文

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(「まつうらが、わたしに「ろうじん」のかおがつぶれているとはいえ、) 「松浦が、わたしに「老人」の顔が潰れているとは言え、 (すなみけのべっていだとわかるしゃしんのこぴーをあずけたじてんで、) 角南家の別邸だと分かる写真のコピーを預けた時点で、 (しゃしんじたいがぎぞうでむかちなものだとだんていできているってはなしはしたろ。) 写真自体が偽造で無価値なものだと断定できているって話はしたろ。 (もちろんじっさいは、それがしんれいしゃしんだろうがなんだろうが、だ。) もちろん実際は、それが心霊写真だろうがなんだろうが、だ。 (でもそれだと、まだりろんにかしがある」) でもそれだと、まだ理論に瑕疵がある」 (「かし、ですか」) 「瑕疵、ですか」 (こんなむちゃくちゃなはなしにそんなものひとつやふたつあったところで、) こんな無茶苦茶な話にそんなもの一つや二つあったところで、 (というきがしたが、「それはなんです」とたずねた。) という気がしたが、「それはなんです」と訊ねた。 (「しゃしんがいちまいとはかぎらないってことだ」) 「写真が一枚とは限らないってことだ」 (「え?」) 「え?」 (おどろいた。まったくかんがえてなかった。) 驚いた。全く考えてなかった。 (「あのいちまいだけなら、しんでいるはずのまさおかたいいがうつっているというじじつで、) 「あの一枚だけなら、死んでいるはずの正岡大尉が写っているという事実で、 (ぎぞうをしゅちょうできるけど、もしほかに、まさおかたいいがうつっていないしゃしんが) 偽造を主張できるけど、もし他に、正岡大尉が写っていない写真が (げんそんしていれば、はなしがかわってくる。) 現存していれば、話が変わってくる。 (そしてそれをたむらがもっていたとしたら、しゃしんのもつどくせいはふっかつするんだ。) そしてそれを田村が持っていたとしたら、写真の持つ毒性は復活するんだ。 (つぎのしゅうぎいんぎいんせんきょにでるっていう、) 次の衆議院議員選挙に出るっていう、 (すなみけのひぞうっこのいのちとりになりかねない、すきゃんだるのもとがな。) 角南家の秘蔵っ子の命取りになりかねない、スキャンダルの元がな。 (すなみけをゆするにしてもゆすらないにしても、しゃしんじたいはにぎりつぶすはらの) 角南家を強請るにしても強請らないにしても、写真自体は握りつぶす腹の (いしだぐみが、そんなきけんなしゃしんを、わたしなんかにあずけてであるかせるとおもうか。) 石田組が、そんな危険な写真を、わたしなんかに預けて出歩かせると思うか。 (どこからどういううわさがたつかわからない。) どこからどういう噂が立つか分からない。
など
(わたしがもっているこぴーのおりじなるがぎぞうだとしても、ぎぞうではない、) わたしが持っているコピーのオリジナルが偽造だとしても、偽造ではない、 (すくなくともそうだんていできないべつのしょうこしゃしんがどこかにあるんなら、) 少なくともそう断定できない別の証拠写真がどこかにあるんなら、 (そんなうわさごときでもきけんせいがはねあがるんだよ」) そんな噂ごときでも危険性が跳ね上がるんだよ」 (それに、わたしならこうする。) それに、わたしならこうする。 (といって、ししょうはなにかをやぶるじぇすちゃーをする。) と言って、師匠は何かを破るジェスチャーをする。 (ぼくははっときづいた。というか、なぜいままできづかなかったんだ。) 僕はハッと気づいた。というか、なぜ今まで気づかなかったんだ。 (まさおかたいいがいるさたんをやぶれば、ぎぞうもんだいのこんきょがなくなるじゃないか。) 正岡大尉がいる左端を破れば、偽造問題の根拠がなくなるじゃないか。 (いちぶがはそんしていたとしても、あとのふぃくさー、) 一部が破損していたとしても、後のフィクサー、 (すなみだいごがきえたたいぎゃくじけんにかかわっていたという、) 角南大悟が消えた大逆事件に関わっていたという、 (ゆるがしがたいしょうこしゃしんになってしまう。) 揺るがし難い証拠写真になってしまう。 (「まつうらが、そんなことにきづかないおとことはおもえない。) 「松浦が、そんなことに気づかない男とは思えない。 (そんなやつがわたしにこぴーをあずけたんだ。) そんな奴がわたしにコピーを預けたんだ。 (たむらはすでにてのなかにおちているとかんがえていい。) 田村はすでに手の中に落ちていると考えていい。 (あのじてんでもう、すきゃんだるしゃしんのもんだいはかいけつしていたんだよ。) あの時点でもう、スキャンダル写真の問題は解決していたんだよ。 (あとはすべてまつうらのてのひらのうえだ。わたしもふくめてな」) 後はすべて松浦の手のひらのうえだ。わたしも含めてな」 (いまいましそうにししょうははきすてる。) 忌々しそうに師匠は吐き捨てる。 (そうか。) そうか。 (たむらをとらえて、しゃしんのにゅうしゅさきのことをはかせたうえで、) 田村を捕らえて、写真の入手先のことを吐かせた上で、 (ほかのしゃしんのそんざいなどのもんだいをくりあできるとはんだんしたのなら、) 他の写真の存在などの問題をクリアできると判断したのなら、 (のこるふかくていようそはししょうのもつこぴーと、そしておりじなるしゃしんだけだ。) 残る不確定要素は師匠の持つコピーと、そしてオリジナル写真だけだ。 (「きょうのごぜんちゅうに、まつうらがうちのじむしょにやってくるまえに、) 「今日の午前中に、松浦がうちの事務所にやってくる前に、 (すでにたむらははかされてるんだから、) すでに田村は吐かされてるんだから、 (とうぜん、わたしがおりじなるしゃしんをもっていることはしっていた。) 当然、わたしがオリジナル写真を持っていることは知っていた。 (しっていておよがせていたことになる。もちろんかんしつきだ。) 知っていて泳がせていたことになる。もちろん監視付きだ。 (びこうしていたのがあのちゃぱつのちんぴらだけとはかぎらない」) 尾行していたのがあの茶髪のチンピラだけとは限らない」 (「なんのために」) 「なんのために」 (こたえはさいしょからでていた。そこにもどるのか。ばかな。) 答えは最初から出ていた。そこに戻るのか。馬鹿な。 (「あのははおやとこどものしゃしんをかんていさせるためだ。) 「あの母親と子どもの写真を鑑定させるためだ。 (まつうらとわたしにとって、しぜんなかたちでだ」) 松浦とわたしにとって、自然な形でだ」 (なんなんだ、あのやくざは。) なんなんだ、あのヤクザは。 (いや、やくざのはんちゅうをいつだつしているとしかおもえない。) いや、ヤクザの範疇を逸脱しているとしか思えない。 (かけているてんびんがまったくつりあっていないことにきづいていないのだろうか。) かけている天秤が全く釣り合っていないことに気づいていないのだろうか。 (いや、つりあっているのか。やつにとっては。) いや、釣り合っているのか。やつにとっては。 (いじょうだ。どこかこしょうしているとしかおもえないいじょうさだった。) 異常だ。どこか故障しているとしか思えない異常さだった。 (こっちのあたまがおかしくなりそうだ。) こっちの頭がおかしくなりそうだ。 (さいごにのこっていたぎもんをようやくくちにする。) 最後に残っていた疑問をようやく口にする。 (「どうしてたむらのかくれががわかったんです」) 「どうして田村の隠れ家が分かったんです」 (にっちゅう、ぼくとずっとこうどうしていたのだから、おそらくてらからもどってきて) 日中、僕とずっと行動していたのだから、おそらく寺から戻って来て (ふたてにわかれたあとに、どこかでじょうほうをにゅうしゅしたのだろうが、) 二手に分かれた後に、どこかで情報を入手したのだろうが、 (いしだぐみにもしられていないあのばしょをどうしてしることができたのか、) 石田組にも知られていないあの場所をどうして知ることができたのか、 (ふしぎでならなかった) 不思議でならなかった (ところがししょうは、おどろくようなことをいった。) ところが師匠は、驚くようなことを言った。
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