オリジナル血鬼術 夢幻8
リクエストいただきありがとうございました!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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(けっきじゅつ:ゆうむ・せんけい)
血鬼術:幽夢・千景
(がいよう:ゆうむ・せんけいは、たいしょうしゃのしかいにむすうのことなるふうけいをうつしだし、)
概要:幽夢・千景は、対象者の視界に無数の異なる風景を映し出し、
(しゅういのせかいがつぎつぎとへんかしているようににんしきさせるいのう。)
周囲の世界が次々と変化しているように認識させる異能。
(むらがげっけいせん・むはくをふるうと、せんじょうのけしきがいっしゅんにしてきりかわる。)
夢羅が月影扇・夢白を振るうと、戦場の景色が一瞬にして切り替わる。
(しずかなちくりんがひろがったかとおもえば、つぎのしゅんかんにはふかいうみのそこへかわり、)
静かな竹林が広がったかと思えば、次の瞬間には深い海の底へ変わり、
(さらにまたたきをしただけで、つきあかりにてらされたふるいまちなみや、)
さらに瞬きをしただけで、月明かりに照らされた古い街並みや、
(ゆきがふりつもるこうやへとうつりかわる。)
雪が降り積もる荒野へと移り変わる。
(しかし、それらはたんなるふうけいのげんえいではない。)
しかし、それらは単なる風景の幻影ではない。
(それぞれのけしきがたいしょうしゃにことなるくうかんにいるとおもわせるためのまぼろしとなっている。)
それぞれの景色が対象者に異なる空間にいると思わせるための幻となっている。
(もりのなかにいるとおもってきぎのかげへみをかくせば、)
森の中にいると思って木々の陰へ身を隠せば、
(そのばしょはすでにうみべへかわっている。)
その場所はすでに海辺へ変わっている。
(あんぜんなばしょをみつけたとおもっても、つぎのしゅんかんにはべつのけしきにおおいかくされる。)
安全な場所を見つけたと思っても、次の瞬間には別の景色に覆い隠される。
(てきがげんざいのじょうきょうをりかいしようとするたびに、けしきそのものがかわるため、)
敵が現在の状況を理解しようとするたびに、景色そのものが変わるため、
(れいせいにしゅういをぶんせきすることすらむずかしくなる。)
冷静に周囲を分析することすら難しくなる。
(さらにむらは、たいしょうしゃにとっていんしょうぶかいけしきや、)
さらに夢羅は、対象者にとって印象深い景色や、
(みおぼえのあるばしょをさいげんすることもできる。)
見覚えのある場所を再現することもできる。
(なつかしいばしょへもどってきたとおもったしゅんかん、そのけしきがべつのばしょにかわる。)
懐かしい場所へ戻ってきたと思った瞬間、その景色が別の場所に変わる。
(そのくりかえしによって、てきはめのまえのこうけいをしんじられなくなっていく。)
その繰り返しによって、敵は目の前の光景を信じられなくなっていく。
(とくちょう:1、しんりん、かいがん、せつげん、こじょう、はいきょ、まちなみなど、)
特徴:1、森林、海岸、雪原、古城、廃墟、街並みなど、
(むすうのことなるふうけいをたいしょうしゃのしかいにとうえいする。)
無数の異なる風景を対象者の視界に投影する。
など
(2、しゅういのふうけいをしゅんじにきりかえる。)
2、周囲の風景を瞬時に切り替える。
(ひとつのけしきをにんしきしたちょくごにべつのけしきへへんかしじょうきょうをはあくするじかんをあたえない。)
一つの景色を認識した直後に別の景色へ変化し状況を把握する時間を与えない。
(3、ひとつのふうけいからつぎのふうけいへ、とぎれることなくまぼろしをつなげる。)
3、一つの風景から次の風景へ、途切れることなく幻をつなげる。
(けしきのきりかわりにめいかくなきょうかいがないため、まぼろしがはじまったしゅんかんをみやぶりにくい。)
景色の切り替わりに明確な境界がないため、幻が始まった瞬間を見破りにくい。
(4、げんざいのふうけいのうえにべつのふうけいをかさねてとうえいする。)
4、現在の風景の上に別の風景を重ねて投影する。
(めのまえのたてものがふるいしんでんへへんかし、げんじつがゆめにしんしょくするようなこうけいをうみだす。)
目の前の建物が古い神殿へ変化し、現実が夢に侵食するような光景を生み出す。
(5、じめん、そら、たてもの、しぜんぶつなどのいちかんけいをことなるふうけいのなかへくみこみ、)
5、地面、空、建物、自然物などの位置関係を異なる風景の中へ組み込み、
(てきがただしいじょうきょうをはんだんするためのしかくじょうほうをこんらんさせる。)
敵が正しい状況を判断するための視覚情報を混乱させる。
(6、ひとつのふうけいがきえるとどうじに、べつのふうけいがれんさてきにあらわれる。)
6、一つの風景が消えると同時に、別の風景が連鎖的に現れる。
(けしきがかわるたびひかりやしきさい、そらのようすもへんかしおなじばしょにいるかんかくをうしなわせる。)
景色が変わるたび光や色彩、空の様子も変化し同じ場所にいる感覚を失わせる。
(7、ちへいせんやとおくのやまなみ、まちのあかりなどをべつのふうけいへおきかえる。)
7、地平線や遠くの山並み、街の明かりなどを別の風景へ置き換える。
(とおくのめじるしをたよりにほうこうをたしかめようとしてもせいかくないちをはんだんできなくなる。)
遠くの目印を頼りに方向を確かめようとしても正確な位置を判断できなくなる。
(8、せいししたふうけいだけでなく、かぜにゆれるきぎ、ながれるくも、なみうつかいめん、)
8、静止した風景だけでなく、風に揺れる木々、流れる雲、波打つ海面、
(まいちるゆきなど、うごきをともなうけしきもさいげんする。)
舞い散る雪など、動きを伴う景色も再現する。
(ふうけいのへんかがしぜんにみえるため、いのうのはつどうをさっちしにくい。)
風景の変化が自然に見えるため、異能の発動を察知しにくい。
(9、しかいのいちぶぶんだけをべつのふうけいにかえる。あしもとはせつげん、しょうめんはしんりん、)
9、視界の一部分だけを別の風景に変える。足元は雪原、正面は森林、
(ずじょうはほしぞらというように、ふくすうのけしきをふきそくにくみあわせる。)
頭上は星空というように、複数の景色を不規則に組み合わせる。
(10、むえい・きょうかとくみあわせればげんえいをさまざまなふうけいのなかへまぎれこませ、)
10、夢映・鏡花と組み合わせれば幻影をさまざまな風景の中へ紛れ込ませ、
(げんげつ・おぼろびとくみあわせればけしきのへんかにえんきんかんのさっかくをくわえられる。)
幻月・朧灯と組み合わせれば景色の変化に遠近感の錯覚を加えられる。
(11、げっけいせん・むはくをよこにふるとふうけいがさゆうへながれるようにきりかわり、)
11、月影扇・夢白を横に振ると風景が左右へ流れるように切り替わり、
(おおきくいっしゅうさせるとしゅういのけしきがいっせいにべつのせかいへへんかする。)
大きく一周させると周囲の景色が一斉に別の世界へ変化する。
(12、けしきをかえても、じっさいのちけいやぶったいそのものがへんかするわけではない。)
12、景色を変えても、実際の地形や物体そのものが変化するわけではない。
(まぼろしをちょくせつふれてたしかめたり、しかくいがいのじょうほうをれいせいにしょうごうしたりすれば、)
幻を直接触れて確かめたり、視覚以外の情報を冷静に照合したりすれば、
(いわかんにきづくかのうせいがある。)
違和感に気づく可能性がある。
(はつどうえんしゅつ:むらはしずかにげっけいせん・むはくをひらき、ずじょうへむける。)
発動演出:夢羅は静かに月影扇・夢白を開き、頭上へ向ける。
(せんめんにえがかれたつきのもようがあわいむらさきいろにひかり、そのひかりがくうちゅうへひろがっていく。)
扇面に描かれた月の模様が淡い紫色に光り、その光が空中へ広がっていく。
(やがて、しゅういにむすうのうすいひかりのまくがあらわれる。)
やがて、周囲に無数の薄い光の膜が現れる。
(それぞれのまくには、まったくことなるふうけいがうつっている。)
それぞれの膜には、まったく異なる風景が映っている。
(ふかいしんりん、しずかなうみ、ゆきのふるこうや、)
深い森林、静かな海、雪の降る荒野、
(つきよのこじょう、だれもいないまちなみ。)
月夜の古城、誰もいない街並み。
(そのひとつひとつが、まるでとうめいなかいがのようにくうちゅうへうかんでいる。)
その一つ一つが、まるで透明な絵画のように空中へ浮かんでいる。
(むらがおうぎをゆっくりとよこへふる。「さぁぁぁ...。」)
夢羅が扇をゆっくりと横へ振る。「サァァァ...。」
(かぜがふきぬけるおととともに、さいしょのふうけいがよこにながれ、べつのけしきへかわっていく。)
風が吹き抜ける音とともに、最初の風景が横に流れ、別の景色へ変わっていく。
(しんりんのきぎがうすいきりにとけ、きりがあおいうみへかわる。)
森林の木々が薄い霧に溶け、霧が青い海へ変わる。
(かいめんにうかんでいたつきがくだけ、そのひかりがせつげんへふりそそぐ。)
海面に浮かんでいた月が砕け、その光が雪原へ降り注ぐ。
(せつげんのしろいだいちは、つぎのしゅんかんにはふるいいしだたみへとすがたをかえる。)
雪原の白い大地は、次の瞬間には古い石畳へと姿を変える。
(そして、そのいしだたみのむこうからむすうのはなびらがまいあがる。)
そして、その石畳の向こうから無数の花びらが舞い上がる。
(けしきがかわるたびに、そらのいろも、ひかりのむきも、とおくにみえるちへいせんもへんかする。)
景色が変わるたびに、空の色も、光の向きも、遠くに見える地平線も変化する。
(むらはおうぎをくちもとへそえ、しずかにつげる。)
夢羅は扇を口元へ添え、静かに告げる。
(「ゆうむ・せんけい」)
「幽夢・千景」
(そのしゅんかん、くうちゅうにうかんでいたすべてのふうけいがいっせいにくだけちる。)
その瞬間、空中に浮かんでいたすべての風景が一斉に砕け散る。
(こまかなひかりのはへんとなったけしきが、てきのしゅういをつつみこむ。)
細かな光の破片となった景色が、敵の周囲を包み込む。
(つぎにしかいがもどったとき、めのまえにはさきほどまでとことなるせかいがひろがっている。)
次に視界が戻ったとき、目の前には先ほどまでと異なる世界が広がっている。
(みため:はつどうちゅうのくうかんは、むすうのふうけいがかさなり、)
見た目:発動中の空間は、無数の風景が重なり、
(せかいそのものがまぼろしのえまきへかわったようなすがたになる。)
世界そのものが幻の絵巻へ変わったような姿になる。
(それぞれのふうけいには、むげんらしいしきさいがきょうつうしてもちいられる。)
それぞれの風景には、夢幻らしい色彩が共通して用いられる。
(ふかいあおむらさきいろのよぞら、あわいぎんいろのつきあかり、うすくただようしろいきり、)
深い青紫色の夜空、淡い銀色の月明かり、薄く漂う白い霧、
(ひかりをうけてかがやくすいめん、しずかにまいおちるはなびら。)
光を受けて輝く水面、静かに舞い落ちる花びら。
(これらがしんりんやうみ、せつげんなどのふうけいにとけこみ、げんそうてきなせかいをつくりだす。)
これらが森林や海、雪原などの風景に溶け込み、幻想的な世界を作り出す。
(どのけしきもうつくしいが、よくみるとふしぜんなぶぶんがある。)
どの景色も美しいが、よく見ると不自然な部分がある。
(そらにうかぶつきがふくすうそんざいしていたり、しんりんのおくにうみがひろがっていたり、)
空に浮かぶ月が複数存在していたり、森林の奥に海が広がっていたり、
(とおくのたてものがじょうげさかさまにうかんでいたりする。)
遠くの建物が上下逆さまに浮かんでいたりする。
(ふうけいそのものはしぜんにみえるのに、ぜんたいとしてはありえないこうけいになっている。)
風景そのものは自然に見えるのに、全体としてはあり得ない光景になっている。
(ゆらい:ゆうは、おくふかく、かすかで、よういにはとらえられないものをあらわす。)
由来:幽は、奥深く、かすかで、容易には捉えられないものを表す。
(むは、ねむりのなかでみるこうけいや、げんじつとはことなるげんそうてきなせかいをいみする。)
夢は、眠りの中で見る光景や、現実とは異なる幻想的な世界を意味する。
(このふたつをあわせたゆうむには、げんじつとゆめのきょうかいにそんざいする、)
この二つを合わせた幽夢には、現実と夢の境界に存在する、
(りんかくのあいまいなせかいといういみがこめられている。)
輪郭の曖昧な世界という意味が込められている。
(むらがうみだすふうけいは、たんなるまぼろしのえではない。)
夢羅が生み出す風景は、単なる幻の絵ではない。
(みているものにとっては、そこにたしかにそんざいするせかいのようにかんじられる。)
見ている者にとっては、そこに確かに存在する世界のように感じられる。
(しかしめをはなしたしゅんかんすがたをかえ、おなじけしきをもういちどみつけるのもむずかしくなる。)
しかし目を離した瞬間姿を変え、同じ景色をもう一度見つけるのも難しくなる。
(せんはかぞえきれないほどおおいこと、けいはけしきやこうけいをあらわす。)
千は数え切れないほど多いこと、景は景色や光景を表す。
(せんけいは、もじどおりむすうのふうけいをいみするむらどくじのよびな。)
千景は、文字どおり無数の風景を意味する夢羅独自の呼び名。
(しんりんやうみ、せつげんやこじょうといったげんじつにそんざいするけしきだけでなく、)
森林や海、雪原や古城といった現実に存在する景色だけでなく、
(げんじつにはありえないふうけいまでふくまれている。)
現実にはあり得ない風景まで含まれている。
(ひとつのけしきがおわると、つぎのけしきがあらわれる。)
一つの景色が終わると、次の景色が現れる。
(つぎのけしきがきえると、さらにべつのけしきがあらわれる。)
次の景色が消えると、さらに別の景色が現れる。
(そのくりかえしにはめいかくなおわりがなく、たいしょうしゃはいまみているけしきがさいごなのか、)
その繰り返しには明確な終わりがなく、対象者は今見ている景色が最後なのか、
(それともつぎのけしきへかわるとちゅうなのかをはんだんできない。)
それとも次の景色へ変わる途中なのかを判断できない。
(むらにとってふうけいとは、こていされたものではなく、)
夢羅にとって風景とは、固定されたものではなく、
(じゆうにめくり、かさね、うつりかわらせることのできるもの。)
自由にめくり、重ね、移り変わらせることのできるもの。
(てきがどれほどしゅういをかんさつしても、ふうけいはつぎつぎとへんかする。)
敵がどれほど周囲を観察しても、風景は次々と変化する。
(もりのけしきをおぼえたとおもえばうみへかわり、)
森の景色を覚えたと思えば海へ変わり、
(うみのちけいをはあくしようとすればせつげんへかわる。)
海の地形を把握しようとすれば雪原へ変わる。
(そのため、しゅういのけしきからげんざいちをわりだすことも、)
そのため、周囲の景色から現在地を割り出すことも、
(めじるしをたよりにじょうきょうをせいりすることもむずかしくなる。)
目印を頼りに状況を整理することも難しくなる。
(さらに、ほかのいのうをくみあわせれば、そのこんらんはいっそうふかまる。)
さらに、ほかの異能を組み合わせれば、その混乱は一層深まる。
(げんえいがけしきのなかにとけこみ、きょりがくるい、じかんのかんかくまであいまいになれば、)
幻影が景色の中に溶け込み、距離が狂い、時間の感覚まで曖昧になれば、
(てきにとってせんじょうはもはやひとつのばしょではない。)
敵にとって戦場はもはや一つの場所ではない。
(むすうのせかいがたえずいれかわる、)
無数の世界が絶えず入れ替わる、
(おわりのみえないゆめそのものになる。)
終わりの見えない夢そのものになる。