快晴のバスに乗る

(このかいせいなんかにいっぱいのあしおとが)

この快晴なんかにいっぱいの足音が

(まぎれこむあさをあいずに)

紛れ込む朝を合図に

(あかちゃけたばすていまえが)

赤茶けたバス停前が

(そらゆきのちかみちときいたんだ)

空行きの近道と聞いたんだ

(あせばむきみとなつのにおいやこうかいで)

汗ばむ君と夏の匂いや後悔で

(こんなこいをして)

こんな恋をして

(そうずっとあれから)

そうずっとあれから

(ゆられてはないている)

揺られては泣いている

(きみとなんかいだってそうなんかいだって)

君と何回だって　そう何回だって

(ぼくをひきあわせてほしいな)

ボクを引きあわせてほしいな

(つぎのさいしゅうびんへのりこんで)

次の最終便へ乗り込んで

(きみのいるせかいへ)

君のいる世界へ

(かいせいのばすにのる)

快晴のバスに乗る

(まちがったとこからたんじゅんに２ほさがる)

間違ったとこから単純に２歩下がる

(そんなことすらできなくて)

そんなことすらできなくて

(かたみちきっぷのかんじょうやいらだちの)

片道切符の感情や苛立ちの

(なまえにもきづかずに)

名前にも気づかずに

(そしてなつがおわったとおいきせつとゆめのなか)

そして夏が終わった　遠い季節と夢の中

(こんなじんせいなんて)

こんな人生なんて

(きみのいないきょうなんて)

君のいない今日なんて

(ぼくはのりのがしてみたいよ)

ボクは乗り逃してみたいよ

(そしてさいしゅうかいはとびおりて)

そして最終回は飛び降りて

(あのそらをおちていく)

あの空を落ちていく

(ひるねのしろねことびこえた)

昼寝の白猫飛び越えた

(はれまにげつようび)

晴れ間に月曜日

(あたりまえのにちじょうなんて)

当たり前の日常なんて

(たんさんとぶそーだ)

炭酸飛ぶソーダ

(いそぎあしのみるくとーすと)

急ぎ足のミルクトースト

(さかさまかんこーひー)

逆さま缶コーヒー

(もうなんねんこころのかんしょくなんて)

もう何年心の感触なんて

(わすれていられそうだ)

忘れていられそうだ

(たびだったくうせきにはもどらない)

旅だった空席には戻らない

(あのひからずっとぽっかりあいている)

あの日からずっとぽっかり空いている

(きみになんかいだってそうなんかいだって)

君に何回だって　そう何回だって

(ぼくをおもいだしてほしいよ)

ボクを思い出してほしいよ

(つぎのさいしゅうびんへのりこんで)

次の最終便へ乗り込んで

(あおぞらのせかいへ)

青空の世界へ

(こんなじんせいだってもうさんざんだって)

こんな人生だって　もう散々だって

(ぼろぼろでしょってきたんだ)

ボロボロで背負ってきたんだ

(きみとなんかいだってそうなんかいだって)

君と何回だって　そう何回だって

(かいせいのばすにのる)

快晴のバスに乗る