さよなら観覧車／麻倉もも

(きみはもういないこと)

君はもういないこと

(まるでうそみたいだね)

まるで嘘みたいだね

(そばにいるきがしてる)

側にいる気がしてる

(それがうそなのに)

それが嘘なのに

(にたようなひとをみると)

似たような人を見ると

(すろーもーしょんにかわる)

スローモーションに変わる

(ふいにすれちがうたび)

ふいにすれ違う度

(むねがちぎれそうだよ)

胸がちぎれそうだよ

(ひだまりでたちどまったきもち)

陽だまりで立ちどまった気持ち

(すきになってよかったとか)

好きになってよかったとか

(まだいえない)

まだ　言えない

(あおくてひろいそらをよこぎり)

青くて広い空を横切り

(おもいでのなかつれていくかんらんしゃ)

思い出の中　連れて行く観覧車

(ゆっくりとまわり)

ゆっくりと回り

(きみがわらうせかいへはこぶ)

君が笑う世界へはこぶ

(すべてのことにいみがあるなら)

すべてのことに意味があるなら

(いますぐだれかおしえてくれませんか)

今すぐ誰か　教えてくれませんか

(このなみだは)

この涙は

(どこへつながっているの)

どこへつながっているの

(きみにもらったものは)

君にもらったものは

(ほしかったものとちがう)

欲しかったものと違う

(やわらかなかこよりも)

柔らかな過去よりも

(みらいをください)

未来をください

(すのーどーむのなかで)

スノードームの中で

(まいちるゆきににてる)

舞い散る雪に似てる

(えいえんにきれいでも)

永遠にキレイでも

(ずっとさびしいままだよ)

ずっと寂しいままだよ

(きみのめにうつるあしたから)

君の目に映る明日から

(わたしだけがこぼれおちて)

わたしだけがこぼれ落ちて

(なぜきえたの)

何故　消えたの

(いつかかならずかなうはずだよ)

いつか必ず叶うはずだよ

(えーるおくったはれたひのかんらんしゃ)

エールおくった　晴れた日の観覧車

(いまもわすれないうれしそうにほころぶかお)

今も忘れない　嬉しそうにほころぶ顔

(いつもいちばんおうえんしてた)

いつも一番応援してた

(あえないときもずっとわらってたから)

会えない時もずっと笑ってたから

(なきむしだって)

泣き虫だって

(きっとしらないままでしょう)

きっと知らないままでしょう

(あとなんどおなじけしきなぞれば)

あと何度　同じ景色なぞれば

(さよならのいみがわかるの)

さよならの意味が分かるの

(あおくてひろいそらをよこぎり)

青くて広い空を横切り

(あわいときからとおざかるかんらんしゃ)

淡い時から　遠ざかる観覧車

(ゆっくりとまわり)

ゆっくりと回り

(きみがいないせかいへもどる)

君がいない世界へもどる

(すべてのことにいみがあるなら)

すべてのことに意味があるなら

(いますぐだれかおしえてくれませんか)

今すぐ誰か　教えてくれませんか

(このなみだは)

この涙は

(どこへつながっているの)

どこへつながっているの