恋人失格

(たしかにでていった)

たしかに出ていった

(きみはなきそうなかおしてた)

君は泣きそうな顔してた

(だけれどやっぱなかないんだね)

だけれどやっぱ泣かないんだね

(そういうとこがきらいだった)

そういうとこが嫌いだった

(たしかにこいびとで)

たしかに恋人で

(きみのへやはやさしかった)

君の部屋は優しかった

(やせたいといいながらいつも)

痩せたいと言いながらいつも

(おかしをたべてわらってた)

お菓子を食べて笑ってた

(そういうとこがすきだった)

そういうとこが好きだった

(だけどもうきみのわがままを)

だけどもう君のワガママを

(えがおできけそうになくてさ)

笑顔で聞けそうになくてさ

(こいびとしっかくだって)

恋人失格だって

(ぼくはよわかったんだ)

僕は弱かったんだ

(だけどあのころのぼくにとっての)

だけどあの頃の僕にとっての

(いちばんすきなものは)

一番好きなものは

(だいじなのは)

大事なのは

(ちゃんときみだったよ)

ちゃんと君だったよ

(しんじてくれないよな)

信じてくれないよな

(ねぇひとくちすってみたいと)

「ねぇ、ひとくち吸ってみたい」と

(ぼくのたばこほしがったけど)

僕のたばこ欲しがったけど

(あげないよ)

あげないよ

(きみはまたすねて)

君はまた拗ねて

(だけどすぐにあまえてきた)

だけどすぐに甘えてきた

(そういうとこがすきだった)

そういうとこが好きだった

(だけどもうきみのやきもちを)

だけどもう君のヤキモチを

(えがおできけそうになくてさ)

笑顔で聞けそうになくてさ

(こいびとしっかくだって)

恋人失格だって

(ぼくはわかかったんだ)

僕は若かったんだ

(だけどあのころのぼくにとっての)

だけどあの頃の僕にとっての

(いちばんすきなものは)

一番好きなものは

(だいじなのは)

大事なのは

(ちゃんときみだったよ)

ちゃんと君だったよ

(しんじてくれなくても)

信じてくれなくても

(きみのきすはいつもみじかくて)

君のキスはいつも短くて

(たりない)

足りない

(たりない)

足りない

(もういない)

もういない

(だけどもうきみのだいすきに)

だけどもう君の大好きに

(えがおでかえせなくってさ)

笑顔で返せなくってさ

(こいびとしっかくだって)

恋人失格だって

(ぼくはよわかったんだ)

僕は弱かったんだ

(だけどあのころのぼくにとっての)

だけどあの頃の僕にとっての

(いちばんすきなものは)

一番好きなものは

(だいじなのは)

大事なのは

(ちゃんときみだったよ)

ちゃんと君だったよ

(しんじてくれないよな)

信じてくれないよな

(たしかにでていった)

たしかに出て行った

(きみはなきそうなかおしてた)

君は泣きそうな顔してた

(だけれどやっぱなかないんだね)

だけれどやっぱ泣かないんだね

(そういうとこがきらいだった)

そういうとこが嫌いだった

(そうさせてたぼくがきらいだった)

そうさせてた僕が嫌いだった