ゆびきり/蜉蝣

(いつものどおりのだいすきなあかいばっくもったきみ)

いつもの通りの大好きな赤いバック持った君

(なぜかきょうはすこしかなしそうなかおをして)

何故か今日は少し悲しそうな顔をして

(わらったきみのかおがとてもすきでした)

笑った君の顔がとても好きでした

(やさしすぎるわかれをぼくはしってるから)

優し過ぎる別れを僕は知ってるから

(うたいつづけきみのすがたさえもみうしない)

歌い続け君の姿さえも見失い

(もどせないかんけいにおびえているよ)

戻せない関係に怯えているよ

(かわっていくきせつがこたえをおしえてくれた)

変わっていく季節が答えを教えてくれた

(こまったきみとぼくに)

困った君と僕に

(さよならさえいえずにおわりをむかえるふたりはかなしすぎて)

さよならさえ言えずに終わりを迎える二人は悲しすぎて

(「こんなのってむかしのえいがかかようきょくのようですこしすてきかしら」)

「こんなのって昔の映画か歌謡曲のようで少し素敵かしら」

(そういいながらきみはとおくへむかうれっしゃにのっててをふった)

そう言いながら君は遠くへ向かう列車に乗って手を振った

(やくそくさえかわせなかった)

約束さえ交わせなかった

(さよならさえいえなかった)

さよならさえ言えなかった

(ゆびきりさえできなかった)

ゆびきりさえ出来なかった

(ゆびきりさえも)

ゆびきりさえも

(かわっていくきせつがこたえをおしえてくれた)

変わっていく季節が答えを教えてくれた

(こまったきみとぼくに)

困った君と僕に

(まだすきなのにゆめのためにおわりをむかえるふたりはかなしすぎて)

まだ好きなのに夢の為に終わりを迎える二人は悲し過ぎて

(「こんなのってむかしのえいがかかようきょくのようですこしすてきかしら」)

「こんなのって昔の映画か歌謡曲の様で少し素敵かしら」

(そういいながらきみはとおくへむかうれっしゃにのっててをふった)

そう言いながら君は遠くへ向かう列車に乗って手を振った

(「しがつのよるに」)

「四月の夜に」

(ぼくはなにもいわずにみおくった)

僕は何も言わずに見送った

(わらいながらわらいながらなきながら)

笑いながら　笑いながら　泣きながら