ドラマみたいだ

(だれかにあいされてだれかをあいしている)

誰かに愛されて　誰かを愛している

(なにかにきづけなくてなにかをきずつけてる)

何かに気付けなくて　何かを傷つけてる

(それだけなんだ)

それだけなんだ

(けっこんするきもさらさらないといってたおまえもとうとう)

結婚する気もさらさらないと　言ってたお前もとうとう

(しきまであげちゃうちゃんとしたちゃんとしたぱぱになって)

式まで挙げちゃうちゃんとしたちゃんとしたパパになって

(だんだんじかんがあわなくなってぜんぜんあわなくなって)

だんだん時間が合わなくなって　全然会わなくなって

(ばばぬきでいうとおれだけがばばになってのこって)

ババ抜きで言うと俺だけがババになって残って

(きみのふあんもふまんもぜんぶよんだふりするきどくするー)

君の不安も不満も全部　読んだフリする　既読スルー

(ちゃんとするきみはずっとずっとしんじてくれたのに)

「ちゃんとする」君はずっとずっと信じてくれたのに

(うらぎってあってやってもうきるとこないからおもてもきって)

裏切って、会って、ヤって、もう切ることないから表も切って

(でもそれでもなんだかだいじょうぶだっておもってた)

でもそれでもなんだか大丈夫だって思ってた

(ねえきいて)

ねぇ、聞いて

(きのうのこともあしたのよていもきいてほしいの)

昨日の事も明日の予定も聞いてほしいの

(ねえきっと)

ねぇ、きっと

(もとにもどれるといまだにおもっているぼくは)

元に戻れると未だに思っている僕は

(ばかだ)

馬鹿だ

(ひかりにあこがれてあかりをふきけしてる)

光に憧れて　灯りを吹き消してる

(みらいをこわがってきのうをだきしめてる)

未来を怖がって　昨日を抱きしめてる

(きみといったよるのこうしゃこわくなっててをにぎって)

君と行った夜の校舎　怖くなって手を握って

(そしたらちょっとおかしくなって)

そしたらちょっと可笑しくなって

(どらまみたいだってなんかおもった)

ドラマみたいだってなんか思った

(はなれてしまうとないたさんがつ)

離れてしまうと泣いた三月

(でんわのないようもらったぼーだー)

電話の内容貰ったボーダー

(きみにずっとあまえてたんだ)

君にずっと甘えてたんだ

(わがままであのままで)

わがままで　あのままで

(ぼくはいうそばにいて)

僕は言う　「そばにいて」

(きみはいうあなたでいて)

君は言う　「あなたでいて」

(ことばでいわなくちゃってことはね)

言葉で言わなくちゃって　ことはね

(いえなかったきょうも)

言えなかった今日も

(だれかにあいされてだれかをあいしている)

誰かに愛されて　誰かを愛している

(なにかにきづけなくてなにかをきずつけてる)

何かに気付けなくて　何かを傷つけてる

(それだけなんだ)

それだけなんだ