オリオンの夜

(おちばがさわいだふきぬけるよるかぜ はしゃいでたまちのひが)

落ち葉が騒いだ　吹き抜ける夜風 はしゃいでた街の灯が

(きえてゆくまたひとつ こどくにおびえてうつむいたよるだって)

消えてゆく　またひとつ 孤独におびえて俯いた夜だって

(ほしたちはかがやいててらしてた まだみぬあす)

星たちは輝いて照らしてた まだ見ぬ明日

(ほしくずのうみをおよいでく きみとみたよぞらのそのさき)

星屑の海を泳いでく 君と見た夜空のその先

(おりおんざをたどっておいかけたゆめ いくせんのよるをこえさがしつづけた)

オリオン座をたどって　追いかけた夢 幾千の夜を越え探し続けた

(つかめそうなきがした あのながれぼし)

掴めそうな気がした あの流れ星

(めぐりあえたうんめいが とぎれないように)

巡り会えた運命が とぎれないように

(ゆきのかえりみち かじかんだちいさなて)

雪の帰り道 かじかんだ小さな手

(うるんでたきみのめをとじさせた ふゆのにおい)

潤んでた君の目を閉じさせた 冬のにおい

(はなれれてくきみをみおくった はなさないきみをだきしめた)

離れてく　君を見送った 離さない　君を抱きしめた

(おりおんざをたどってかけだしたよる いくせんのほしのなかきみをみつけた)

オリオン座をたどって　駆け出した夜 幾千の星の中　君を見つけた

(こえのかぎりさけんだ ただ「きみがほしい」)

声の限り叫んだ ただ「君がほしい」

(えがいたふたつのきせき きえないように)

描いたふたつの軌跡 消えないように

(あのひみたほしたちが きょうもよるのやみてらしてる)

あの日見た星たちが 今日も夜の闇照らしてる

(せいざのようなかがやきで いつもそばにいるからいつもでも)

星座のような輝きで いつもそばにいるから　いつもでも

(もしもほしにねがいがとどくのならば のばしたこのてのさき)

もしも星に願いが届くのならば 伸ばしたこの手の先

(ふれられるなら ただひとつのねがいは「そばにいてほしい」)

触れられるなら ただひとつの願いは「そばにいてほしい」

(えがいたふたつのきせき きえないように)

描いたふたつの軌跡 消えないように

(おりおんざをたどってかけだしたよる いくせんのほしのなかきみをみつけた)

オリオン座をたどって駆け出した夜 幾千の星の中　君を見つけた

(かわってくひびのなか かわらぬあいを)

変わってく日々の中 変わらぬ愛を

(めぐりあえたうんめいが とぎれないように)

巡り会えた運命が とぎれないように