徒歩十一年
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歌詞(問題文)
(ひとりでさまようまちのかどいのりはかたちだけひかってて)
独りで彷徨う街の角 祈りは形だけ光ってて
(うかんだこのほしのいのちものばすほどおもみをかんじない)
浮かんだこの星の命も 伸ばすほど重みを感じない
(はねればはねるほどむなしくろけっともとべぬほどにぎやか)
跳ねれば跳ねるほど虚しく ロケットも飛べぬほど賑やか
(そこらじゅうあなだらけになっただいちで)
そこら中孔だらけになった大地で
(あおいあおいあおいつきをみていたんだ)
青い蒼い碧い 月を見ていたんだ
(だれもがおわりをうたうなかあのよはいまただいまはじまるの)
誰もが終わりをうたう中、あの世は今、只今始まるの。
(よこへたてへいずれもむじんうしろまえどこもかしこもむじん)
横へ、縦へ、いずれも無尽。後ろ、前、何処もかしこも無人!
(とびたつらいふおどりだすらいぶかきならすたいどうゆれるらぐたいむ)
飛び立つLife 踊り出すLive 掻き鳴らす胎動 揺れるlagtime
(めいめつするねおんのひかりのように)
明滅するネオンの光のように
(わたしはここにいるよだれがそれをしってるの)
私はここにいるよ 誰がそれを知ってるの?
(ふさがれたせかいにといかけてもなにもかえってこない)
塞がれた世界に問いかけても 何も返ってこない
(いのちはあざだらけでそれなりにうつくしい)
命は痣だらけで それなりに美しい
(とほじゅういちねんのそのむこうへあるきだすわたしをみつけてね)
徒歩十一年のその向こうへ 歩き出す私を 見つけてね
(ひとりはこのまちをあいせずひとりはあのほしのかげをおう)
1人は この街を愛せず 1人は あの星の影を追う
(うつくしいそんなことばすらもろくあのあおいあおいゆめをみつづけるのだ)
美しい そんな言葉すら脆く あの蒼い蒼い夢を見続けるのだ
(ゆうひがじまんのこのおかもきらめくそらにもしきさいはない)
夕日が 自慢のこの丘も 煌めく 空にも 色彩はない
(わたしはここにいるよだれがそれをしってても)
私はここにいるよ 誰がそれを知ってても
(いびつなせいかつにすがるようにいまをたゆたう)
歪な生活に縋るように 今を揺蕩う
(いのちのいばしょはもうわたしのそばにはない)
生命の 居場所はもう 私の 傍にはない
(ひはうみにしずみそれがのぼるひとりぼっちのわたしをわらうように)
日は海に沈み ソレが登る 一人ぼっちの私を 笑うように
(かるいかるいてあしはうさぎのようにあのひのごごをまたくりかえす)
軽い軽い手足は兎のように あの日の午後をまた繰り返す
(うかんだだーじりんをすすったらあのままこのままそのまま)
浮かんだダージリンを啜ったら あのまま 此のまま 其のまま
(ひからびたうみのそこさんびゃくどのひるさがり)
干からびた海の底 300℃の昼下がり
(おとというおとはやみにきえてせかいはこおっていく)
音という音は闇に消えて 世界は凍っていく
(おいてきぼりのこえにいのりだけがひかっている)
置いてきぼりの声に 祈りだけが光っている
(さいごをかざるはなたばなんて)
最後を飾る 花束なんて
(もういらないのに)
もう 要らないのに。
(わたしはここにいるよはやくむかえにこいよ)
私は ここにいるよ 早く 迎えに来いよ
(こんなうすいさんそのどまんなかじゃこえもひびかない)
こんな 薄い酸素のど真ン中じゃ 声も響かない
(いのちはあなだらけでどうしてもうつくしい)
命は孔だらけで どうしても美しい
(とほじゅういちねんのそのむこうはあんなあおいそらがつづくのかな)
徒歩十一年のその向こうは あんな青い空が 続くのかな