輪廻転生

(もしもぼくがかみさまだったら)

もしもボクが神様だったら

(じんせいとかいうなのぶがわるいばくち)

人生とかいう名の分が悪い博打

(とうにとっくにはいしして)

疾うに　とっくに廃止して

(もえるごみのひにまとめてぽいっだ)

燃えるゴミの日にまとめてぽいっだ

(おなじあほうでもおどらにゃそんそん)

同じ阿呆でも踊らにゃ損損

(かおうかがっているばっかでつれづれこおうして)

顔窺っているばっかで徒然　呼応して

(えんされんさでみちもせに)

怨嗟　連鎖　で道も狭に

(だれにもなれないだれでもないまま)

誰にもなれない　誰でもないまま

(きっといっしょうしっとしっとしてまたとなりのしば)

きっと一生シット　嫉妬して　また隣の芝

(ありきたりもよくいえばたいしゅうせい)

在り来りも良く言えば大衆性

(みぎならってこねこがないた)

右倣って小猫が鳴いた

(つばさがなけりゃそらをふらしてくれりゃいい)

「翼が無けりゃ、空を降らしてくれりゃいい。」

(せかいじゅうだれもかみだのみで)

世界中　誰も神頼みで

(みらいもなにもみいだせない)

未来も何も見いだせない

(あらなわでつれるような)

荒縄で吊れるような

(いのちにこたえはない)

命に答えはない

(このよにてばやくおわかれして)

この世に手早くお別れして

(でんぱにのってゆめのゆめ)

電波に乗って夢の夢

(ぼくはうまれかわる)

ボクは生まれ変わる

(りんねてんせい)

輪廻転生

(あのよってやつはいごこちいいようだ)

あの世ってやつは居心地いいようだ

(だれもここにはかえらないもんな)

誰もここには帰らないもんな

(かれのことばをかりるならこうだ)

彼の言葉を借りるならこうだ

(どんなえがおでぼくをてまねいているんだい)

どんな笑顔でボクを手招いているんだい

(かしょくしょうふとうこうじしょうへき)

過食症　不登校　自傷癖

(こどものころのゆめ)

子供の頃の夢

(ばいたひすぱらのいあはつーふぁいぶ)

売女　ヒス　パラノイアはⅡ-Ⅴ

(しょけいだいさつじんのせいとうせい)

処刑台　殺人の正当性

(もうなにもかもみみをふさいでしまいたいな)

もう何もかも耳を塞いでしまいたいな

(おしえておくれ)

教えておくれ

(きょうびのよのかみさまのつくりかたを)

今日日の世の神様の作りかたを

(おしえておくれ)

教えておくれ

(ひとはひとをさばいていいのだろう)

人は人を裁いていいのだろう？

(どれだけどろがどろをこねたって)

どれだけ泥が泥を捏ねたって

(どろいがいつくれやしない)

泥以外作れやしない

(きみもうまれかわれ)

君も生まれ変われ

(りんねてんせい)

輪廻転生

(はいたはいたあさってのさいじょう)

排他　掃いた明後日の斎場

(すったもんだであいのけつぼうしょう)

擦った揉んだで愛の欠乏症

(このみらいにこたえもせいかいも)

この未来に答えも正解も

(そんなもんはのぞんじゃいないってんだ)

そんなもんは望んじゃいないってんだ

(ああもうやめた)

ああ　もうやめた

(すべてなくしてしまえばいい)

全て失くしてしまえばいい

(せかいじゅうだれもかみだのみで)

世界中　誰も神頼みで

(みらいもなにもみいだせない)

未来も何も見いだせない

(ひとしいしあわせなど)

等しい幸せなど

(ゆめゆめねがいやしない)

ゆめゆめ願いやしない

(このよにおわりをつけておいて)

この世に終わりをつけておいて

(おえるななんてなにさまだ)

終えるななんて何様だ

(すべてうまれかわれ)

全て生まれ変われ

(りんねてんせい)

輪廻転生