芥川龍之介「瑣事」タイピング

背景
投稿者投稿者陸鹿いいね15お気に入り登録
プレイ回数806難易度(3.8) 742打 長文 かな 長文モードのみ
「瑣事」を口ずさみながら、タイピングを楽しみましょう。
芥川龍之介「侏儒の言葉」より

関連タイピング

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示

(じんせいをこうふくにするためには)

人生を幸福にする為には

(にちじょうのさじをあいさなければならぬ)

日常の瑣事を愛さなければならぬ

(くものひかり、たけのそよぎ、むらすずめのこえ、ぎょうにんのかお)

雲の光り、竹の戦ぎ、群雀の声、行人の顔

(あらゆるにちじょうのさじのなかに)

あらゆる日常の瑣事の中に

(むじょうのかんろみをかんじなければならぬ)

無上の甘露味を感じなければならぬ

(じんせいをこうふくにするためには?)

人生を幸福にする為には?

(しかし、さじをあいするものはさじのためにくるしまなければならぬ)

しかし、瑣事を愛するものは瑣事の為に苦しまなければならぬ

(にわまえのふるいけにとびこんだかわずはひゃくねんのうれいをやぶったであろう)

庭前の古池に飛びこんだ蛙は百年の愁を破ったであろう

(が、ふるいけをとびだしたかわずはひゃくねんのうれいをあたえたかもしれない)

が、古池を飛び出した蛙は百年の愁を与えたかも知れない

(いや、ばしょうのいっしょうはきょうらくのいっしょうであるとともに)

いや、芭蕉の一生は享楽の一生であると共に

(だれのめにもじゅくのいっしょうである)

誰の目にも受苦の一生である

(われわれもびみょうにたのしむためには)

我我も微妙に楽しむ為には

(やはりまたびみょうにくるしまなければならぬ)

やはり又微妙に苦しまなければならぬ

(じんせいをこうふくにするためには)

人生を幸福にする為には

(にちじょうのさじにくるしまなければならぬ)

日常の瑣事に苦しまなければならぬ

(くものひかり、たけのそよぎ、むらすずめのこえ、ぎょうにんのかお)

雲の光り、竹の戦ぎ、群雀の声、行人の顔

(あらゆるにちじょうのさじのなかにだじごくのくつうをかんじなければならぬ)

あらゆる日常の瑣事の中に堕地獄の苦痛を感じなければならぬ

◆コメントを投稿

※誹謗中傷、公序良俗に反するコメント、個人情報の投稿、歌詞の投稿、出会い目的の投稿、無関係な宣伝行為は禁止です。削除対象となります。

※このゲームにコメントするにはログインが必要です。

※コメントは日本語で投稿してください。

陸鹿のタイピング

オススメの新着タイピング

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード