蝶になってみませんか

(はなよゆめよはかなくちるか)

花よ　夢よ　儚く散るか

(とわへとつづくか)

永遠（とわ）へと続くか

(まっすぐまえをむいてこころにしんを)

真っ直ぐ前を向いて　心に芯を

(めざすばしょがあるからはげんでいく)

目指す場所があるから励んでいく

(ずっとここにあったのは)

ずっとここにあったのは

(かわらないきょうのこもれび)

変わらない今日の木漏れ日

(いくひゃくかいくせんかきびしいふゆをこえてきた)

幾百か幾千か　厳しい冬を越えてきた

(たかくたかくこのきりのはな)

高く高く　この桐の花

(そらにとどくように)

空に届くように

(さいてさいてぶたいのうえで)

咲いて咲いて　舞台の上で

(ちょうになってみませんか)

蝶になってみませんか

(きらりきらりかがやいている)

きらりきらり　輝いている

(せつなにてらされて)

刹那に照らされて

(かげはおちるひかりあびるもののうんめいとしった)

影は落ちる　暉（ひかり）浴びるものの運命と知った

(きりりといたいむねであたためたのは)

きりりと痛い胸で暖めたのは

(いつかほしにこがれるひとつのたね)

いつか星に焦がれる　ひとつの種

(くらいうみのそこから)

暗い海の底から

(うまれたもじのつらなり)

うまれた文字の連なり

(めくるめくみりょくそのままにえんじてみせましょう)

めくるめく魅力そのままに　演じてみせましょう

(きよくきよくこのきりのなか)

清く清く　この霧の中

(しるしとなるように)

標しとなるように

(ゆれるゆれるあめにうたれて)

揺れる揺れる　雨に打たれて

(ちょうになってまいおどる)

蝶になって舞い踊る

(きらりきらりかがやいている)

きらりきらり　輝いている

(いのちをけずっても)

命を削っても

(そしていつかひかりがあなたのもとへととどくなら)

そしていつか　暉（ひかり）が貴方のもとへと届くなら

(ゆびさきどんなきもちで)

指先　どんな気持ちで

(そのことのはつづったのかつむいでいたのか)

その言の葉　綴ったのか（紡いでいたのか）

(かれないものよれきしのはてに)

枯れないものよ（歴史の果てに）

(くちないものよ)

朽ちないものよ…

(いかにはかなげなはなだとてはかなくちったりしない)

（いかに）儚げな花だとて　儚く散ったりしない

(たかくたかくこのきりのはな)

高く高く　この桐の花

(そらにとどくように)

空に届くように

(さいてさいてぶたいのうえで)

咲いて咲いて　舞台の上で

(ちょうになってみませんか)

蝶になってみませんか

(きらりきらりかがやいている)

きらりきらり　輝いている

(せつなにてらされて)

刹那に照らされて

(かげはおちるひかりあびるもののうんめいとしった)

影は落ちる　暉（ひかり）浴びるものの運命と知った

(そらにかがやききざみつけちょうになって)

空に輝き刻み付け　蝶になって